アンタビュース:その使用と効果

6月 1, 2020
慢性のアルコール依存症に使われるこの薬は、”アンタビュース効果”として知られるエタノール消費に対する急性反応を引き起こします。詳しく見ていきましょう。

アンタビュースの活性物質はジスルフィラムです。慢性のアルコール依存症の治療に使われています。この薬でアルコール依存症を治すことはできませんが、他のセラビーと組み合わせることで役に立つでしょう。

アンタビュース:その使用と効果

お酒を断る人

ジスルフィラムは、前述したように抗酒癖剤で、慢性のアルコール依存の治療に使われます。お酒を飲んだら12時間以上空けてから服用しましょう。たとえ少量であってもお酒を飲んで服用すると、不快な副作用が起こってしまうでしょう。

  • ホットフラッシュ、頭痛
  • 吐き気や嘔吐
  • 胸の痛み
  • 虚弱感
  • 視界のかすみ
  • 混乱
  • 呼吸困難
  • 不安感

アンタビュースを服用すると、その効果は10分以内に現れ、1時間以上は持続するでしょう。

服用方法

アンタビュースは、経口薬タブレットです。1日1錠、医師の指示に従って服用してください。処方された量よりも多い、または少ない量を勝手に判断して服用してはいけません。また、現在処方されていない場合、過去の処方を勝手に使ってはいけません。

タブレットを服用するのが困難な場合は、潰して服用したり、ジュースや水、コーヒ、お茶などと服用することもできます。

 

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服用を忘れてしまったら?

服用を忘れてしまったら、思い出した時に服用してください。ですが、次の服用時間を覚えている場合は、スケジュールに従ってください。忘れたからといって、量を倍にして服用することのないようにしてください。

安全上の注意事項

アルコール

アンタビュースを服用する前に、まずこの活性物質にアレルギーがないかどうかを調べましょう。

また、他の薬剤を服用している場合は、それにアルコールが含まれていないかを確認しなくてはいけませんので、主治医に相談することが大切です。さらに、糖尿病の方、甲状腺、肝臓、腎臓の病気を抱えている方も主治医に知らせましょう。

女性の場合、妊娠中や授乳中でないか、また、妊活中でないかも大切です。この薬剤を服用中に妊娠した場合は、できるだけ早く医師に相談しましょう。

さらに、歯科手術を含め手術の予定がある方はジスルフィラムで治療をしていることを医師に知らせてください。

 

特別な食事法に従うべき?

アンタビュースを服用する場合、その服用前12時間はお酒やアルコール飲料、アルコールを含む薬剤を摂取してはいけません。また、アンタビュースの服用を中止した後数週間も同じく控えましょう。

また、ソースや酢、みりんなどお酒が含まれている調味料も食べないように気をつけましょう。

アンタビュースの副作用

この薬剤の副作用として考えらえるのは、ニキビ、頭痛、倦怠感、眠気、インポテンスです。また、口の中が金属のような味がする、にんにくのような味がするという患者もいます。

何か症状があれば、すぐに医師に相談しましょう。

  • 激しい疲れや虚弱感
  • 食欲不振
  • 皮膚や目が黄色味を帯びる
  • 尿の色が暗くなる

アンタビュースを服用する際の推奨事項

この薬剤を使用しているという証明やお薬手帳などを常に持ち歩きましょう。主治医や病院の名前がわかるようにしておくのも、非常事態には役に立つでしょう。

また、アルコールを含む商品を摂取したり、吸い込むのは避けましょう。これには、アルコールを含む染料、ラッカー、ニスなども含まれます。また、アフターシェーブローションや香水、マウスウォッシュなどにもアルコールが含まれているものがありますので、気をつけましょう。これらは、ジスルフィラムと組み合わされると頭痛や吐き気、かゆみ、赤みなどを引き起こすことがあります。

アルコールを含む商品を皮膚に使う前には、テストパッチをしましょう。肌の目立たない部分に少量付けて、1〜2時間おき、反応を見る方法です。赤みやかゆみなどの副作用が現れなければ、その商品を使っても良いでしょう。

 

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まとめ

アンタビュースは、アルコール依存性の完全な治療薬ではありませんが、お酒の量を減らすことには繋がるでしょう。禁酒をしたいと願う患者のカウンセリング、心理療法、行動改善などと組み合わせて使われている薬なのです。

  • Moore, J. N. P. (1955). The treatment of alcoholism. Occupational Medicine. https://doi.org/10.1093/occmed/5.3.86

  • NEWMAN, H. W. (1950). Antabus and the metabolism of alcohol. California Medicine.

  • MORIARTY, J. D. (1950). The use of antabus in the therapy of alcoholic patients. California Medicine.