赤ちゃんをぐっすり眠らせる方法

5月 11, 2019
初めて赤ちゃんを家に連れて帰ってきた時、特に一人目の赤ちゃんの場合は、親にとってさまざまなチャレンジが待っています。赤ちゃんをぐっすり眠らせるのは難しく思えますが、実際には簡単な解決策があります。

赤ちゃんに夜通し眠るように教える1番良い方法は一緒に寝ることです。一緒に寝ることに異を唱える人も多いですが、赤ちゃんと一緒に寝る家庭は増えてきています。

イギリス、スウェーデン、中国、日本などの国々では一般的です。スペイン語圏の国々では親と赤ちゃんが一緒に寝る家族もあれば、それをタブーとみなす人も多いです。

多くの親は、赤ちゃんを1人で寝かせる方法と同時に、どうすればぐっすり眠れるか、その方法も探しています。

眠り方を教えるのは可能?

赤ちゃんと一緒に寝る

赤ちゃんを眠らせるために試すことができるテクニックがあります。それはFerberメソッドとEstivill メソッドと呼ばれていますいいます。この方法を使うと、赤ちゃんは母親がそばになくても一人で寝ることができるようになります。このメソッドの目的は赤ちゃんを母親とは別の部屋でひとりで寝かせることです。しかしながら、その静かな部屋は母親の子宮の中のような居心地の良い環境ではありません。

この方法を両親に勧める小児科医は少なくありません。しかし、このメソッドを使うと、赤ちゃんにストレスが溜まる可能性があります。一方、赤ちゃんと一緒に寝ると、赤ちゃんは睡眠サイクルに従ってぐっすり眠ることができ、赤ちゃんのニーズをよりよく満たすと言われています。

睡眠トレーニング法は、赤ちゃんにとってストレスが非常にかかります。赤ちゃんは母親の近くにいたいと思うので泣き続けますが、母親は赤ん坊を抱かないように敢えてします。赤ん坊はさらに泣き続け、最終的に疲労して眠りにつくだけです。

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一緒に眠ることがより自然な理由

赤ちゃんは子宮の中で40週間もの間寝ています。赤ちゃんは眠り方を知っているので、特別に教える必要はありません。常に動く騒々しい環境の中で既に眠り方を学んでいたのです。

母親は歩いて、運動して、階段を上り下りして、運転をして…赤ちゃんが寝ている間ずっと動き続けています。赤ちゃんは母親が話しているのを聞き、母親の血液の循環、消化、呼吸に耳を傾けながら眠り続けているのです。

生まれてすぐに、赤ちゃんは母親の心拍を聞く必要があります。母親の肌の匂いをかぎ、母親と一緒になければ赤ん坊は泣き出すでしょう。

しかし、一緒に寝ることが、赤ちゃんを幸せにする最良の方法と知られてもなお、多くの母親はベビーベッドを別の部屋に置くことが多いようです。

哺乳類の赤ちゃんは常に母親と一緒に眠ります。しかし、おそらく最も合理的な生き物である人間は、自立する準備が整う前から赤ちゃんを離して寝かせようとします。逆説的だと思いませんか。

赤ちゃんと一緒に寝ることの危険性

赤ちゃんと一緒に寝る事と赤ちゃんが泣くことに関して、様々な説が存在します。赤ちゃんが泣くたびに親が走っていて慰めると甘やかされた子供に育つという人がいます。一緒に寝ると、親の下敷きになる危険性があると言う考えもあります。

日本や中国のような国では赤ちゃんは両親と5、6歳になるまで一緒に眠ることも多いようです。赤ちゃんに眠り方について教えることもありませんし、別の部屋で眠らせることもしません。イギリスやスウェーデンのような国でも一緒に寝ます。

これらの国々で乳児突然死症候群(SIDS )は非常に稀です。実際には、乳児突然死症候群は両親と別々に寝る赤ちゃんによく見られます。

専門家の意見

児童心理学者のMargo Sunderlandは、彼女の著書「The Science of Parenting」の中で、子供と親が一緒に寝る事は子供にとって良いことであり、健康でバランスのとれた大人に成長するのを助けると述べています。彼女は、ロンドンのチャイルドメンタルヘルスセンターのディレクターであり20冊以上の本を出版しています。

Sunderlandによると、睡眠トレーニング、または生まれてから数週間以内に赤ちゃんを1人で眠らせると赤ちゃんのストレスホルモンが高まるそうです。彼女は5歳位までは親と一緒に眠るのが良いと言っています。その理由は5歳くらいまで(時にそれよりも長い時間)子供たちは分離不安を経験するからです。

小児科医、新生児生理学者で、未熟児のためのカンガルー治療法を生み出したNils Bergmanもこれに同意しています。彼は赤ちゃんは母親との肌と肌の接触を必要としていると主張しています。

赤ちゃんが母親から離されると、赤ちゃんの脳に有害で否定的な感情やホルモンが発生します。Bergmanは、子供の人生の少なくとも最初の3年間は一緒に寝るべきであると述べています。

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一緒に寝るメリット

泣く赤ちゃん

  • 赤ちゃんはより安全で守られた気分になるでしょう。一緒に寝ていると、真夜中に泣いた時も、すぐに母親が必要とする慰めを与えることができるので、赤ちゃんは安心することができます。
  • 母親も子供もよく寝れるでしょう。赤ちゃんは夜中に何度も目覚めますが、同じ部屋で寝ているのであれば、母親の存在を近くに感じより簡単にまた眠りにつくことができます。
  • 両親が自分の赤ちゃんを下敷きにする危険はほとんどありません。実際、子供のニーズをもっと意識するようになりもっと注意深くなるでしょう。
  • 母親はわざわざ起き上がって赤ちゃんの部屋に行く必要はありません。すぐにミルクを与えることができます。
  • 夜泣きが減るでしょう。赤ちゃんのストレスレベルは低くなり、より多くの幸せを感じるようになります。その結果、家族全員がよく眠れるようになります。
  • 一緒に眠ることでワーキングマザーは、充実した時間を共有し、赤ちゃんとの絆を深めることができます。ワーキングマザーが家に帰ってきたとき、赤ちゃんは必死に甘えようとするでしょう。そして常に母親と一緒にいたいと望んでいるはずです。一緒に眠ることにより、2人が共有する時間は増え、絆はより強くなります。

結論

家族として一緒に寝る事は美しいことです。子供が一人ぼっちで寝ることでストレスがかかる前に、一緒に寝ることを考慮してみてください。

一緒に寝ていると、親の保護本能が働き、子供を守ることができます。しかしアルコールや薬物を使用している親の場合は、判断能力が低下し、子供に害を及ぼす可能性があるためこれには該当しません。

一緒に寝ることで肌と肌で触れ合い、赤ちゃんに安心感を与え、必要な愛情を与えることができるでしょう。一緒に寝る事は赤ちゃんの脳が健康で幸せに成長する可能性を最大限に引き出す最善の方法でもあるのです。

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