もっと卵を食べるべき8つの理由

卵は善玉コレステロール値を上げ、白内障や加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)の予防にもなります。
もっと卵を食べるべき8つの理由
Elisa Morales Lupayante

によって書かれ、確認されています。 体育教育学者、栄養士 Elisa Morales Lupayante.

最後の更新: 30 10月, 2018

卵を食べていますか?

卵には、タンパク質をはじめとする栄養素が豊富に含まれていることは知られていますが、卵のコレステロールが体に悪い影響を与えると考える人がいます。

しかし、卵を適量食べることには多くの利点があります。

本記事では、卵の健康効果と「卵をもっと食べるべき理由」をご紹介します。

1.卵は体に悪い食品ではない

卵にはコレステロールが含まれているのは事実ですが、健康に危険をもたらすではありません。

コレステロールは、いくつかの異なる機能を提供し、体は、特に肝臓は必要な成分としてコレステロールを生成するということを覚えておいてください。

重要なことは、正常とされる制限値内でコレステロールのバランスを維持できるかということです。

卵に含まれるコレステロールの分量では、悪玉コレステロールやLDLと呼ばれるコレステロール値を上げることはなく、健康な人にリスクはありません。

さらに、卵には健康に危険である飽和脂肪酸が含まれていません。

2.善玉コレステロールが含まれている

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定期的に卵を食べていると、“善玉コレステロール”として知られているHDL リポタンパクを摂取しています
HDLコレステロールは、心臓血管障害から守り、脳の健康を促進してくれます。

3.必須栄養素であるコリンを含む

あなたは、コリンについて聞いたことがありますか? コリンはあまり知られていませんが、健康のための必須栄養素なのです。

コリンはビタミンB群の1つで、細胞膜の形成を助け、脳の機能に不可欠な成分です

米国での臨床研究によると、90%の人はこの栄養素が不足しています。これはより多くの卵を食べることで簡単に解決でき、健康な生活を維持することができます。

4.栄養価が高い

1日のスタートに最も良い方法は、卵をオムレツなどにして朝食に食べることです。
卵を食べると、次のような栄養を得られます:

  • ビタミンA:推奨摂取量の6%
  • 葉酸:推奨摂取量の7%
  • ビタミンB5:推奨摂取量の5%
  • ビタミンB12:推奨摂取量の12%
  • ビタミンB2:推奨摂取量の9%
  • リン:推奨摂取量の9%
  • セレン:推奨摂取量の22%
  • タンパク質 6グラム、健康な脂質 6グラム

こちらの記事もご参考に:卵は週に何個食べてもいいか?

5.目の健康と機能回復を促進

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年齢を重ねるにつれ、眼の機能は衰えていきます。

この低下は、ルテインとゼアキサンチンを含むビタミンを食生活に取り入れることで、遅くすることができます。これらの栄養素は、卵に含まれていることが発見されました。

ルテインとゼアキサンチンは、リコピンやカプサンチンと同じカロテノイドの一種で、強い抗酸化作用があり、白内障や加齢黄斑変性を防いでくれます。これらの疾患を予防するために、より多くの卵を食べることを5、6週間続けてみてください。

6.有機卵は中性脂肪値を下げる効果がある

みなさんに知っておいていただきたいのは、有機卵をを買うということは、ホルモン剤を使用しない鶏のライフサイクルを尊重するということです

健康に良いものは、自然で、放し飼いにされている鶏の卵ということをご存知でしたか?

  • オメガ3脂肪酸の値が高い。
  • 中性脂肪値を下げてくれます。
  • 心臓の健康にいい。

7.脳の機能を促進する

一般社団法人認知症予防協会によると「肉類や卵に多く含まれるアラキドン酸。脳の神経細胞の主要成分、学習力や記憶力を向上する効果があるため、卵を適量食べることで、脳ケアに役立つと考えられています。

  • 卵は、コレステロール値を上げたり心臓の健康にダエージを与えることなく、認知症の予防に役立つと言われます。
  • 約30万人を対象とした10年以上に渡る大規模な研究において、週に5〜6個の卵を食べた人は、脳疾患を発症することがありませんでした
  • 糖尿病患者の場合は、週に2〜3個の卵に制限するのがいいと分かりました。

8.満腹感を得られるため減量が期待できる

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「多くの卵を食べると体重が減る」ではありません。

卵を食べることで満腹感が得られ、おやつなどに手が伸びるのを防ぐ効果があります。

  • 卵には、タンパク質と主要栄養素が豊富に含まれています。理想的な朝食は、ほうれん草の入ったオムレツ、りんご、そして一杯のホワトティー(白茶)などです。昼食の時間までお腹が空くのを予防します。
  • 1日を通してカロリーの摂取量を抑えてくれます。

引用サイト:一般社団法人認知症予防協会


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