共に過ごす時間は/お金で買えない最高の贈り物

· 1月 31, 2017
私たちは、いっしょに時を過ごす人たちを大切にする必要があります。誰かと過ごす時間はお金で買えるものではありません。ですから、時間は誰かにあげることができる最高の贈り物なのです。

私たちは、愛し愛されている人たちと時を過ごすことが大切です。時間は、私たちが与えることのできる最もすばらしく魅力のある贈り物なのです。

ちょっと考えてみれば、他の人たちが私たちに与えてくれる時間は、彼らが決して取り戻すことのできないものであるということが分かります。時間を与えるということは、特別でユニークな行為であり、私たちを大切に思い、いっしょに過ごすことを楽しんでいる、というメッセージにほかなりません。

私たちは、他の人たちと時を過ごすことがどれほど大切かということを、すぐ忘れてしまいがち。これを忘れることは、対立の始まりとなるかもしれません。人が離れていこうとするのは、自分が大切にされていないと感じるからです。

ちょうどいいバランスを見いだすのは容易いことではありません。現代社会はスピードと生産性を重んじます。このため、私たちは仕事をする代わりに友達と時間を過ごしているとき、ストレスを感じるかもしれません。

でも、ちょっと立ち止まって、時間の価値について考えてみましょう。人々は自分たちの自由時間を私たちのために費やしてくれることがあります。また、時には私たちに会うために、わざわざ時間を「作って」くれることもあります。そうしてくれた場合、彼らは最高の贈り物をあなたに与えてくれているのだ、ということを理解しましょう。

それは価値ある時間です。そのおかげで、私たちは大切にできる思い出を作ることができるのです。それはまた、私たちに他の人たちとの心のつながりを感じさせてくれます。それは私たちの人生に豊かな色彩を与えてくれる絵の具のようなものなのです。

a-woman-enjoying-her-bath-time

あなたの1時間の価値はいくらぐらい?

ある男が今日も夜おそく、クタクタになりイライラしながら仕事から帰ってきました。見ると玄関に5歳の息子が待ち受けています。

「パパ、1つ聞いてもいい?」

「ああ、いいとも。何だい?」と男は答えました。

「パパ、パパは1時間にいくら稼いでいるの?」男の子は目を大きく見開いてたずねました。

「そんなこと、お前には関係ない! 何でそんなこと聞くんだ?」男は怒って言いました。

「ただ知りたいだけ。ねえ、教えて。パパは1時間にいくら稼いでいるの?」小さな男の子は訴えました。

「どうしても知りたいんなら教えてやるよ。パパは1時間に100ドル稼いでるんだ」

「ふうん」男の子は頭をたれて答えました。そして、つと顔を上げると言いました。「パパ、50ドル貸してくれない?」

for-a-long-time-iu2019ve-felt-empty-inside

父親はカンカンに怒りました。

「もしお前がバカげたオモチャかなんかを買いたくてお金を借りたいためだけにパパがどれだけお金を稼いでいるのか知りたかったんだったら、今すぐ自分の部屋に戻って寝てしまえ。なんでお前はそんなに自分勝手なのかよく考えろ。

「パパはな、毎日長い時間一生懸命働いてるんだ。そんな子供じみたお遊びにつきあっている時間はないんだよ」

小さな男の子は黙って部屋に戻り、ドアを閉めました。

男はどしんと椅子に腰をおろすと、小さな息子の質問にますます腹が立ってくるのでした。

金が欲しいからって、なんてことを聞くやつだ。

1時間かそこらたってから、男はようやく気をしずめ、ちょっと息子に厳しすぎたかなと考え始めました。もしかしたら、何か本当に50ドルで買う必要があったのかもしれない。あの子が小遣いをねだるなんて本当に珍しいことだから。男は小さな息子の部屋の前まで行き、ドアを開けました。

「もう寝てるのかい?」男はたずねました。

「ううん、パパ。起きてるよ」男の子は答えました。

「パパはね、考えていたんだ。さっきはちょっと厳しすぎたかもしれないってね」男は言いました。「長い1日で疲れてたから、お前に当たり散らしてしまったんだ。ほら、お前が欲しがっていた50ドルだ」

time

小さな男の子は飛び起きると、ニッコリ笑いました。「わあ、ありがとう、パパ!」男の子は大声で言いました。そして枕の下に手を入れると、クシャクシャになった紙幣を何枚か取り出しました。

息子がすでにお金を持っていたのを見て、男はまた腹を立て始めました。

小さな男の子は、手の中の紙幣をゆっくりと数えてから男を見上げました。

「自分の金を持っているんだったら、どうしてもっと欲しがったりしたんだ?」父親はうなるように言いました。

「だって足りなかったんだもん。でも、これで足りるよ」小さな男の子は答えました。

「パパ、ここに100ドルあるよ。これでパパの時間を1時間買える? 明日は早く帰ってきてよ。いっしょに晩ごはんを食べたいから」

父親はがくりと肩を落とすと、小さな息子の背中に腕をまわし、許しを請いました。

時間を共有することは人生を共有すること

このお話からわかるように、時間を与えることは人生を与えることと同じです。時と共に起こってきた数多くの変化を考えるとき、私たちは圧倒されてしまうかもしれません。

でもそれ以上に、このことについて考えるなら、あることに気づくことでしょう。時間と変化とは概念的には同義であり得るということです。どちらも私たちの人生に、成長に、人間関係に欠かせないものなのです。

人々はいっしょに時を過ごすことで、私たちに「愛している」「あなたは私にとって大切なのだ」と告げていることがよくあります。これに応える最善の方法は、私たちの時間を差し出すことです。

私たちは、いつの時も最高の投資とは、私たちが友達や家族にささげる時間であるということを忘れてはなりません。

あなたの想いを他の人たちと共有するのに遅すぎることがないようにしましょう。時間は刻々と過ぎていっていることをお忘れなく!