多発性硬化症の発症しやすい年齢とは?

多発性硬化症は神経系の病気です。年齢を問わず発症する可能性がありますが、若者の間でより一般的だと言われています。
多発性硬化症の発症しやすい年齢とは?

最後の更新: 17 4月, 2021

多発性硬化症は脱髄疾患の1つで、若年成人に影響を与える傾向がある神経系疾患です。今回の記事では、多発性硬化症について知っておく必要のあるあらゆる点について、そして発症する可能性が高いのはいつかについて説明します。

多発性硬化症とは何?

多発性硬化症は神経疾患で、つまり神経系に影響を与える病気です。主に、ニューロンの軸索を覆って保護し神経伝達をより迅速に行う物質である、ミエリンにダメージを与えます

ミエリンが影響を受けると、神経インパルスのすべての伝達も影響を受けます。

専門家は、この病気は遺伝的要因と環境要因の混合によって発症すると考えているため、遺伝を通して多発性硬化症に苦しむ素因を持っている可能性があります。

多発性硬化症は自己免疫疾患であり、発症した患者自身の細胞がミエリンを攻撃します。

慢性疾患であるため、現段階では治療法はありません。多発性硬化症の人は現在、健康な人と同様の平均寿命であり、常にこの病気と一緒に暮らしていく必要があるのです。

多発性硬化症 発症


何歳で発症するもの?

ほとんどの自己免疫疾患と同様に、多発性硬化症は男性よりも女性に多く発症します。通常は、特に20〜40歳の若年成人に見られます。

これらの年齢で現れるのがより一般的ですが、子供時代から青年期まで、そしてそれ以降を含め、誰にでも起こる可能性があります。多発性硬化症の人の最大10%が18歳以前に初めて発生しています。

多発性硬化症の予後は、いくつかの要因、特に各患者の持病などの種類によって異なりますが、発症年齢も進化に影響を与える要因の一つです。言い換えれば、人生の後半に発症する人は予後が悪く、通常はより進行性の症状が現れます。

多発性硬化症の種類

多発性硬化症がどのように現れるかは、病気の進行の仕方によって異なります。多発性硬化症にはさまざまなタイプがあります。

  • 再発寛解型MS(RRMS):最も一般的なタイプの多発性硬化症で、急に症状が現れ、しばらくすると改善に向かいます。2回目以後を再発といい、再発と再発の間は比較的安定した寛解期と呼ばれます。
  • 一次性進行型 MS(PPMS):最初から長期にわたって徐々に症状が現れ、時間の経過とともに進行します。
  • 進行再発型MS(PRMS):前述の2つの組み合わせで発症します。患者は最初から症状が進行することがあり、時折症状が悪化する急性憎悪が起こることがあります。
多発性硬化症 発症 年齢

症状と診断

多発性硬化症にはさまざまな症状があり、患者によって個人差があります。最も一般的な症状は次のとおりです。

  • 感覚症状:感覚症状には、体の一部の感覚の喪失や奇妙な感覚を覚えることが含まれます
  • 突然または徐々に起こるかすみ目
  • いくつかの動作を実行するときの手足の脱力感、歩行困難、または協調性の欠如

多発性硬化症の診断は、患者ごとに異なります。脳脊髄液分析、MRI、神経伝導速度検査など、いくつかの追加検査も必要になる場合があります。

多発性硬化症について覚えておくべきこと

多発性硬化症は神経系の自己免疫疾患で、前述したように、通常は20〜40歳の若年成人が最初に発症します。女性によく見られますが、男女両方に影響を与える可能性があります。

現段階では治療法がない慢性疾患ですが、発症の予防や病気の進行を遅らせるための治療法があります。このような治療により、症状の悪化を抑えることが可能です。

このため、症状に気づいたり何か心配なことがある場合は、必ず医師の診察を受けてください。医師が診断内容を確認し、できるだけ早く治療計画を立てることになるでしょう。

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