舌に黒い点が! これは何?
舌に黒い点ができるなんて聞いたことがない、という人がいるかもしれませんが、実はあなたが思う以上によくあることなのです。鏡を見て自分の舌に黒い点ができていることに気がついたら、びっくりしますよね。その原因はいろいろです。
原因だけでなく、黒い点々ができる場所も人によって異なります。舌の裏にできることもありますし、毛が生えているように見えることもあるのです。他の部分に芽が出たり、ポツポツしていたり、集団で現れたりすることもあります。消えて無くなるまでの期間も人によって様々ですが、その多くは一時的なものでしょう。
今日の記事では、黒い点が舌にできる原因と、考えられる結果を考えていきましょう。
舌にできた黒い点!その原因は?
通常の状態では、舌は赤い色をしており、舌乳頭とよばれる小さなポツポツに覆われています。この舌乳頭が本来の色を失ってむくんでしまった場合、黒い点々のように見えるのです。
舌に黒い点ができるのは、口内の衛生状態が良くないことが原因である場合が多いでしょう。しかし、口腔ガンや喫煙、服用している薬の影響であることもあります。
黒毛舌
この場合、舌は暗く、毛に覆われたように見えます。死んだ皮膚細胞が本来のように取り除かれない時、このような状態になります。死んだ古い皮膚細胞がそのまま蓄積されると、舌乳頭のむくみに繋がります。これは、舌乳頭は、バクテリアや食物片、タバコの痕跡などを受け止める役割をしているからです。これらの物質は舌を汚くします。
舌が黒くなる要素をいくつか挙げましょう。
- 抗生物質の利用や刺激のあるマウスウォッシュの使用
- 口の衛生状態が悪い
- コーヒーや紅茶の飲み過ぎ
- 飲酒や喫煙
舌に黒い点があるのは、普通は警告のサインですが、痛みはありません。また、これが必ずしも他の健康問題へと繋がるというわけではありません。口の衛生管理を正しく行い、上述した要因を避けることで黒い点々は自然に無くなるでしょう。
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舌の色素沈着過剰
舌の色素沈着は、黒い点ができるきっかけとなり得る良性障害です。アフリカ系やアジア系の人種によく見られます。20〜30歳の人に多いようですが、子どもに見られる場合もあります。一般的に、舌の外側面と舌先に影響があるようです。
舌の色素沈着の原因は未だにわかっていませんが、遺伝的要素の可能性が研究されています。遺伝による疾患や異常を示そうととした研究が続けられています。
真菌感染
口の衛生状態が良くないと起こりやすいのは、真菌感染でしょう。舌の黒い点々は、特定の抗生物質を服用した後でも現れることがあります。これは、抗生物質が舌のバクテリアを変えてしまうからです。そのバクテリアには良いバクテリアも含まれているのです。
怪我
知らなかったという人がいるかもしれませんが、舌にも青あざはできます。組織を壊すことのないやけどや、うっかり噛んでしまったというようなことでも、舌には小さな青あざができるのです。この小さな青あざは黒い点の様に見えるでしょう。
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薬剤
上述したように、抗生物質は舌の細菌叢を弱めてしまいます。だから、真菌に感染しやすくなるのです。
また、舌の黒い点の原因となり得る薬剤はいくつかあります。この副作用のメカニズムはとても複雑ですが、一時的な状況です。影響を与える薬の服用を止めれば、舌は元どおりになるでしょう。
舌の黒い点について知っておきたいこと
舌に黒い点ができる原因は様々だということをお判りいただけましたか。その原因の多くは、喫煙や不適切な口の衛生管理などの悪習慣です。口の衛生状態を保つことは、とても大切なことです。また、多くの歯科医師は1日2回以上、歯を磨くことを推奨しています。フロスやうがいも毎日欠かさず行いましょう。
喫煙などの悪習慣は、すぐに止めましょう。タバコは舌の黒い点々の原因になりますし、口腔ガンに繋がる恐れもあります。
口の中や舌が何かおかしいと思ったら、すぐに医師に相談しましょう。必要な検査をし、発がんプロセスではないかを確認することをお勧めします。
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