健康についてお肌が発する/5つの危険信号

· 4月 3, 2016

お肌は、人体の最大の臓器であるってご存知ですか。外部の環境からわたしたちの身体を守ってくれる肌は、全身の健康の最大の窓でもあります。皮膚科の専門医によると、色の変化から腫瘍まで、わたしたちの肌の外観は、もっと深刻な健康上の問題が隠れているというサインである可能性があるそうです。今回は、健康についてお肌が発しているかもしれない5つの危険信号をご紹介します。

1. 吹き出物とシミ

一般的に言って、発熱や関節・筋肉の痛みなど、その他の症状を伴う吹き出物は、内臓の問題か感染症のサインである可能性があります。米国皮膚科学会(AAD)によると、吹き出物は、アレルギーや、医薬品への反応の結果として起こることもあるそうです。

首の下の方や腕のまわりにできるビロード状の吹き出物で、その人の正常な肌の色よりもやや濃いめの色をしているものは、2型糖尿病を発症する危険が大きいことを示すサインかもしれません。また、メイヨークリニックによると、ビロード状の吹き出物は、胃や肝臓などの内臓にがんがある危険信号の可能性が高いのだそうです。

2. 黄土色やその他の肌の色の変化

 

糖尿病の患者さんで、お肌が茶色っぽくなる場合は、鉄の代謝に問題があるサインかもしれません。一方、お肌が黄色っぽくなるときは、肝臓疾患のサインかも知れず、目の白い部分も黄色になることがあります。

米国皮膚科学会によると、お肌の黒ずみ、特に傷跡・皮膚のひだ・ひじやひざの関節に目立つものは、副腎を損なうホルモンの病気(アジソン病など)のサインである可能性があるそうです。

3. 腫瘍

米国皮膚科学会は、お肌に腫瘍らしきものがあらわれたら、皮膚がんや内臓の病気、または遺伝性疾患のサインである可能性があるので、必ず医師の診察を受けるべきであると警告しています。たとえば、腕・脚・お尻にできる黄色い結節(こぶ)は、中性脂肪値が上がった結果かもしれず、これは治療していない糖尿病を意味するのだそうです。

4. 爪の変化

爪

爪の色や形の変化は、特定の器官系になんらかの問題が起きているサインであることがよくあります。たとえば、真菌性感染症のように見える爪の変化は、通常は皮膚に現れる乾癬によるものかもしれません。関節の痛みも伴う人は、乾癬性関節炎という関節炎の一種にかかっている可能性があります。また、肝臓と腎臓の問題も、爪の色に変化を起こすことがあります。

5. お肌の硬化・乾燥

高血圧や腎臓の病気のせいで、お肌が厚くなることがあります。一方、乾燥がひどく、かゆみがあれば、甲状腺機能低下症などのホルモンの病気のサインかもしれません。全身性硬化症と呼ばれる自己免疫疾患の患者さんも、お肌の炎症と硬化を経験することがあります。

米国皮膚科学会によると、もっと深刻なケースでは、この病気は肺や心臓などの内臓を冒す可能性があるそうです。一方、ひどくたるんだすべすべした肌は、まれな膠原病の一症状ですが、リンパ腫または多発性骨髄腫のような血液がんの可能性があり、進行して内臓を冒すこともあります。

ここにあげたお肌の問題に気づいたら、すみやかに専門医の診察を受けることがきわめて重要です。安易に結論に飛びついたり、本当は何なのかつきとめることなく、漠然と心配したりすることがないようにしましょう。