ブロークンハート症候群を防ぐ5つのカギ

· 2月 23, 2017
ブロークンハート症候群は、心筋症の兆候として分類されます。つまり、心臓に直接影響を与える物質が一時的に増加します。

ブロークンハート症候群と言う名前を耳にしたことはありませんか?

ブロークンハートと聞くとなんだかロマンチックなイメージを受けますが、実際は全く違います。

ブロークンハート症候群は、「心尖部の無収縮を特徴とする症候群」または「たこつぼ心筋症」として知られている心臓の病気で、女性が多く発症するとされています。

この心筋症は、感情的に非常に大きな衝撃を受けた、または、ストレスを非常に感じる状況などが原因で発症します。

実際にブロークンハート症候群を発症すると心臓発作が起きているように感じる人がほとんどなので、医療従事者は心臓発作と同じ手順を行います。

しかし、検査の結果により心臓発作ではなく左心室からの軽い収縮で心臓がコーンの形になる変形であると診断されます。

実は、この心臓のトラブルが最初に発見されたのは1990年代、日本でした。

医師達にとっては、この心臓の形が漁で使うある仕掛けを思い起こさせました。それがタコを獲るために使われる「たこつぼ」でした。

このような理由から、ブロークンハート症候群の別名をタコツボ症候群と呼びます。

ブロークンハート症候群は、多くの人が経験している疾患なので、その症状を理解して、心臓の痛みを予防する方法を知ることが大切です。

それでは、詳しく見ていきましょう。

ブロークンハート症候群とその症状

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ブロークンハート症候群は、わずか20数年前に確認された心臓の病気です。

この病気についてはまだ知られていない部分がたくさんありますが、確認されてからの年月が浅いからといって、それ以前には存在していなかったわけではなく、昔からあった病気です。

心臓発作のような症状があったブロークンハート症候群の患者は「今回は単に警告だけ」と診断されていたようです。

しかし検査を重ねるうちに、医師たちは心臓発作とは何かが違うと気づきました。

医学雑誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』は2015年に「ブロークンハート症候群」の基本を説明した研究を発表しました。

ここからはブロークンハート症候群の基本と言える情報をご紹介します。

こちらの記事もご参考に:“ブロークンハート心筋症” /女性の心筋症

ブロークンハート症候群は心臓麻痺ではない

ブロークンハート症候群の人は、数日間、何が起こっているか気づかずに過ごす場合があります。

  • 心臓発作と同じような症状が現れますが、血流を止めてしまう動脈閉塞はありません。
  • ブロークンハート症候群は、感情的な衝撃を受けた時、アドレナリンなどのホルモンを過剰に分泌するなど、体に一時的な反応が現れます。
  • 過度のアドレナリンの分泌は心臓に影響を与えますが、冠状動脈には影響を与えません。
  • ブロークンハート症候群によって、左心室は一時的に変形してコーンの形になります。
  • 強い圧迫を感じて呼吸が困難になります。
  • 冷や汗やめまいなどの症状とともに胸の痛みを感じます。

こちらの記事もご覧ください:冠状動脈不全と関連する健康リスク

ブロークンハート症候群を防ぐ方法

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最初に述べたように、この病気は特に女性に見られる病気です。

ジョン・ホプキンス大学のイラン・ショア・ウィッツステイン医師は、この病気の権威の一人です。

1. 閉経後はストレスに対処する方法を見つけましょう

女性は、出産適齢期と言われる時期には、ホルモンの作用で、よりハツラツとしています。

そのため、この期間はストレスや不安感に対応しやすくなっています。

しかし、閉経が始まるとホルモンのバランスが崩れて、「今までのようにはいかない」と感じることが増えるため、徐々に新しい状況や心身の状態に慣れて行くことが大切です。

ここで大切なのは、体を鍛えるのと同じように、精神状態も鍛えることです。

心身をともに鍛えることで、何か辛いことや困難に押しつぶされそうになった時も、くじけず少なくとも耐えることができます。

  • ヨガやマインドフルネスを実践する
  • 1日2時間を自分のために使いましょう。この2時間は、ウォーキングや瞑想、または自分の抱えている小さな問題の処理をすること集中しましょう。自分が抱えている小さな問題が深刻な問題へと発展するのを防ぎます。

2. 毎日30分間エクササイズをしましょう

ウォーキング、ダンス、水泳など適度な有酸素運動を行って、心臓の健康を維持・促進することが大切です。

3. サポートを受けると同時に周りへのサポートを行う

この病気にとって心を許せる友人や家族の存在は欠かせません。

ありのままの自分で居られる相手と過ごす時間を大切にして、心の負担をできる限り軽くするように心がけてください。

自分が理解されている、支えられている、話を聞いてもらっているという事実が私たちの心身の健康維持には欠かせません。

4. 良い食べ物、良い習慣

ブロークンハート症候群とストレスには密接な関わりがあると言われているため、この病気を緩和するためには正しくストレスを対処する方法が重要になります。

  • 新鮮なフルーツや野菜を毎日食べましょう。心臓の健康維持に高い効果を発揮すると言われる抗酸化作用が豊富に含まれたカラフルな野菜を食べることをお勧めします。
  • ストレスを緩和する方法を見つけ、できる限りリラックスした日々を送り、心臓への負担を減らすことが大切です。

5. 定期検診を忘れずに

定期的に検診を受け、コレステロール、血圧、体重、血糖値に気をつけましょう。

生活習慣の改善を優先し、心臓の健康につながる心身の健康維持を心がけてください。