タイムの健康成分と体に良い効果
タイムには良い成分がたくさん含まれています。チモールや、カルバクロールなどのフェノール、フラボノイド、テルペノイドなどを含むエッセンシャルオイル特に体に良いオイルです。これらの成分のおかげで、タイムには殺菌効果、降圧効果、抗炎症効果などの効果があります。
体に良い効果の中でも、下記の効果が特に特徴的です。
- 呼吸を楽にする、喉の痛み、気管支炎、咳などの緩和、声帯の問題の治療に効果的です。
- 鉄を多く含み、血中のヘモグロビンを高めてくれます。
- たくさんの人の悩みである、多汗症(手足に多量の汗をかく)治療に最適です。
- 眠りに落ちるのを助けてくれます。
- 抗生物質を含み、肌の傷を癒してくれます。
- 筋肉痛、疲れた足、背中の痛み、リューマチを症状を緩和してくれます。
- 消化器官系の掃除をしてくれるので、お腹の不快感を取り除いてくれます。
薬用成分とその効果
タイムは、その特徴的な成分から、外用としても内服薬としても使用されます。内服薬としては以下のように使用されることが多いです。
- 消化促進剤:食欲を刺激し、食べる意識を上げるので、タイムは拒食症の治療にも大変向いています。
- 抗生物質:チモールを大変多く含むので、自然の殺菌作用に優れています。そのため抗生物質として扱われることもあります。
- タイムにはリラックス効果があり、寝付けないなど、睡眠に問題がある場合や、疲労が溜まっている時などにも使われます。
タイムティー
材料
- タイム 小さじ1(15g)
- 水 2カップ(500ml)
作り方&飲み方
- 水を沸騰させて、タイムを加えます。
- 5分ほど置いて、漉してから飲みましょう。
こちらもお読みください:正しいお茶の淹れ方
タイム、レモン、はちみつティー
タイム、レモン、はちみつディーはお家で作れる、伝統的な薬用ドリンクです。気管支の病気や、喉の痛みなどにとてもよく効きます。インフルエンザ、風邪、咳などの症状も緩和してくれます。また、体の他の部分にも良い成分が含まれています。
材料
- 水 1カップ(250ml)
- タイム 小さじ1(5g)
- レモン汁 1個分
- はちみつ 小さじ1(7.5g)
作り方&飲み方
- 水を温め、タイムを加え沸騰させます。
- 沸騰したら火を止めて、3分置きます。はちみつを加えて飲みましょう。
発熱に、タイム、カモミールティー
カモミールには抗炎症成分が含まれ、タイムの消毒作用とともに、発熱の症状を緩和する効果があります。
材料
- カモミールの花 小さじ1(5g)
- タイム 小さじ1(5g)
- 水 2カップ(500ml)
作り方
- 水を鍋に入れて、沸騰させましょう。
- 次に、タイムとカモミールを加え10分間煎じます。
- 煎じたら、5分間置いてから飲みましょう。
こちらもお読みください:手軽で効果的 カモミールを使った自然療法
上気道管に良いテイム、オレガノ、レモンティー
オレガノはビタミンA、B、C、E、Kを含み、食物繊維とミネラル(鉄、マグネシウム、カルシウム、ポラシウム)も豊富です。抗真菌、抗菌、抗炎症効果に優れています。
オレガノには発汗作用があり、自然に毒を出してくれます。よって、摂取することで、肺に溜まった不要な粘液を体外に排出するのを助けてくれます。
- オレガノオイルは風邪やインフルエンザにも効果的です。カバクロールの多く含まれるほど、効果は高くなります。
- オレガノには抗ウィルス成分が含まれているので、気道感染症の症状をすぐに緩和してくれます。
材料
- タイム 小さじ1(5g)
- オレガノ 小さじ1(5g)
- 水 3カップ(750ml)
- レモン汁 1個分
作り方&飲み方
- ハーブとレモン汁を鍋に入れて、弱火から中火で火にかけます。
- 水を加えて弱火にし、5分間煮ます。
- 飲んでから、体を服や布団で覆い汗を出しましょう。
引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。
- Gruenwald, J., Graubaum, H.-J., & Busch, R. (2005). Efficacy and tolerability of a fixed combination of thyme and primrose root in patients with acute bronchitis. A double-blind, randomized, placebo-controlled clinical trial. Arzneimittel-Forschung. https://doi.org/10.1055/s-0031-1296916
- Stahl-Biskup, E., & Venskutonis, R. P. (2012). Thyme. In Handbook of Herbs and Spices: Second Edition. https://doi.org/10.1533/9780857095671.499
- Šegvić Klarić, M., Kosalec, I., Mastelić, J., Piecková, E., & Pepeljnak, S. (2007). Antifungal activity of thyme (Thymus vulgaris L.) essential oil and thymol against moulds from damp dwellings. Letters in Applied Microbiology. https://doi.org/10.1111/j.1472-765X.2006.02032.x
- Gallego, M. G., Gordon, M. H., Segovia, F. J., Skowyra, M., & Almajano, M. P. (2013). Antioxidant properties of three aromatic herbs (rosemary, thyme and lavender) in oil-in-water emulsions. JAOCS, Journal of the American Oil Chemists’ Society. https://doi.org/10.1007/s11746-013-2303-3
- Imelouane, B., Amhamdi, H., Wathelet, J. P., Ankit, M., Khedid, K., & El Bachiri, A. (2009). Chemical composition and antimicrobial activity of essential oil of thyme (Thymus vulgaris) from eastern Morocco. International Journal of Agriculture and Biology. https://doi.org/hdl.handle.net/2268/16021