唇の乾燥に効く自然療法

唇が乾燥するには、特定の原因がいくつかあります。その中でも主な原因が、唇は舌が届く位置にあるため、すぐになめてしまうことです。この行為が唇を乾燥させます。人間の唾液には皮膚を乾燥させる成分が2つ含まれています。アミラーゼとマルターゼという消化酵素で、これらの酵素は敏感な唇の皮膚を壊してしまい、唇を乾燥した空気にむき出しにしてしまうのです。ここでは、唇の乾燥に対処する方法を色々と学んでいきましょう。

1.ココナッツオイル

何千年も前から、熱帯地域の人々はココナッツを食用にも薬用にも利用してきました。ココナッツ、とくにココナッツオイルの健康効果に対する近年の研究で、こういったココナッツの効用についての昔の人の知恵が正しかったことが、次々と証明されています。

ココナッツオイルは、珍しい油でできていることが分かっています。大部分の動物性、植物性脂肪は、長鎖脂肪酸からできています。しかしココナッツオイルは中鎖脂肪酸からできており、人体はこれを長鎖脂肪酸とは違った消化の仕方をします。特に長鎖脂肪酸からできている油とちがうのは、ココナッツオイルは血液中のコレステロール値を上げない、ということです。逆に、肝臓のような臓器の組織中にあるコレステロールを減らし、コレステロール値を下げます。

また、ココナッツオイルにはその他にも薬用効果があることが分かっており、その中の一つが健康的な皮膚を作る手助けをしてくれるもので、唇の乾燥にも効果があります。ココナッツオイルは簡単に肌から吸収されるため、軟化剤や保湿クリームとして働きます。さらに、ココナッツオイルはビタミンEを含んだビタミン類の吸収も助けてくれます。ビタミンEは、細胞を傷つけるフリーラジカルの生成を妨げてくれる抗酸化物です。

 

2.きゅうり

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ここ最近、きゅうりのスライスは美容のイメージと結びつけられてきました。きゅうりのスライスは、目の下の隈を減らす効果があり、肌への美容効果が証明されています。きゅうりの90パーセント以上が水分であるため、H2Oの補給剤として働いてくれるのです。きゅうりのスライスに含まれる水分は、唇の水分を補給してくれます。しかしそれだけでなく、きゅうりには他にも唇の健康を改善する成分が含まれており、その一つが一般的にビタミンCとして知られるL-アスコルビン酸です。これは、皮膚組織を構成して弾力を与えるコラーゲンの生成を促します。また、紫外線によるフリーラジカルの発生を抑える抗酸化物質であるカフェイン酸も含んでいます。

3.マンゴーオイル

ココナッツオイルと同様に、マンゴーの種から抽出されるマンゴーオイルは、何世紀も前から薬用として使われてきました。マンゴーオイルにはオレイン酸とステアリン酸が豊富に含まれているため、その効果にもうなずけます。これらの成分が、唇をなめらかにして水分を与えてくれるのです。

オレイン酸とステアリン酸には、疎水性と親水性を同時に併せ持つという利点があります。一方で水を引き寄せ、もう一方で水を遠ざけます。この二つのトリアシルグリセロールが、唇に不浸透性を与えて水分を唇に閉じ込めてくれます。

4.アロエ・ベラ

 

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葉肉がとてもジューシーなのが特徴のアロエベラは、火傷の痛みどめから便秘の改善まで、様々な症状に使われています。こういった療法が効果的なのは、アロエの葉肉が持つ高い吸湿性のおかげです(情報源:メイヨークリニック)。では、これは何を意味するのでしょうか。

マンゴーオイルの中に見られるオレイン酸とステアリン酸に親水性、すなわち水の分子に引き寄せられる性質があったように、アロエの葉肉にも似たような性質があります。ただし、アロエの葉肉の場合は吸湿性、つまり空気中にある水蒸気を引き付けるのです。

アロエの葉肉を乾燥した唇や割れてしまった唇に塗ると、保湿剤として働き、唇の水分を引き寄せてくれます。また、ローズヒップオイルのように、アロエにはエラスチンとコラーゲンの生成を助けるのに必須の油分を補給する働きもあります。