一人の時間を楽しく過ごす人達を科学が解明

· 9月 14, 2017
矛盾しているようですが、一人の時間を楽しめる人は、人との距離感を知っています。また、自分の周りの人への思いやりも深いのです。

一人の時間を積極的に作りその時間を楽しむことで、心と体の健康を向上させることができます。

中には、一人の時間を過ごすということは私達の社会の基礎、そして私達人間の特徴でもある他の人との繋がりを大切にすることに反していると考える人もいます。ですが、忘れてはいけないのは、一人の時間を過ごすのは、その人にとってとても良い事だということです。

自分だけの時間を持つ事は、自分の中の世界、考え、そして感情と繋がりを持つ手助けとなります。これができる人は、ストレスや不安を感じる様な場面で上手にその状況と向き合うことができます。結果として、一人の時間は内面からしっかりとした人間を作ってくれるのです。

自分の時間を大切にしている人の特徴を調査している科学者もいます。

健康的で、浄化すらもたらす有益な一人の時間は「外の世界からプラグを抜く時間」なのです。これは、周りの人を避けたり、周りの人から逃げようとしているというわけではありません。大切な人との繋がりを確立することを放棄しているわけでもありません。

時々自分の中に逃げ場所を作ることはとても健康的です。それが自分の幸せに繋がっていきます。

それでは、これが科学的に一体どういうことなのかご紹介します。

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自分が幸せになる為に一人の時間を使う

一人の時間

アネリ・ラファス氏の著書、「お一人様:一匹狼のマニフェスト」(原題:Party of One:The Loners’ Manifesto)によると、25%の人が一人の時間をきちんと持っていると言います。一人でいることを楽しみ、自分と時間を過ごすのを満喫する人たちです。

時に独りは最高の社会であり、少し隠居した後に人々の元に戻るとそれもまた良いものだ。

– ジョン・ミルトン –

ところが一般社会は、こういった人達に色々なレッテルを付けて呼びます。そのほとんどがネガティブなもので、「反社会的、負け犬、エリート主義者」など。中には自己中心主義者などという人もいます。

さらに、残念ながらこうした人達は他の人から信用されないことが一般的です。なぜなら、長い期間全てから離れて一人の時間を作ったりしてしまうことがあるからです。

また、「一人の方が幸せ」という人をお節介にも心配する世の中となっています。一人で過ごさない人達は、他人と意見の交換をしないことにどんな利点があるというのか、思っていることを口にすることなく沈黙を選んだ人に幸せはあるのか、自分の感情を押し込めて食事や散歩を一人で楽しめるのだろうか、などと考えがちです。

そうした人たちは人生を「外向性」という社会的刺激を常に求めるという観点からみています。こういった人たちは常に一緒にいてくれる人を探し、他の人達からの支えを求めています。

ところが科学には、そうした考えとは少し違う見解があるようです。

一人の時間を過ごす事は、世の中から逃げているというわけではない

心と体の健康

ドイツ、イェーナ大学のビルク・ハーゲマイヤー博士は、人々の社会的活動、他の人との繋がり、そして一人になりたい欲望の測り方を創り出しました。

最初にお話したように、「一人の時間」は色々な観点から見ることができます。

一つは情緒不安定または神経が過敏な人が社会との付き合い方が分からずに必要に迫られて一人で過ごしている場合。彼らは、環境や他の人たち、そして外の世界からの刺激とどう付き合えば良いのか分からないのです。

もう一つの場合は全く逆で、特定の時間を自分一人で楽しんでいる場合です。そして、こうする人達は社会や誰かから逃げているというわけではありません。ただ一人になりたい、そして自分自身の考えや感情を探求したいだけなのです。

ハーゲマイヤー博士の研究論文”ABC of Social Desire” (社会的欲望のABC)によると

  • 一人を楽しむ人々は、自分の感情のコントロールに長けている。機嫌が悪かったり、不快感、イライラによる爆発が少ない。
  • 一人の時間を楽しめる人は、普通の人よりも考え方がオープンである。彼らは独創的で、好奇心が強く、創造力が豊かな人が多い。
  • 社会的特性としては、周りからはよく好かれる。人との距離が近く、他の人に共感する事ができる。

さらに深く彼らの性質について見ていくと、彼らは自分の中の求めている事、恐怖、心配事に気付きやすいと言えます。このハーゲマイヤー博士が創り出した尺度は、彼らの性格的特徴を明確にすることができます。人々の内向性も明確にし、見て取ることができます。

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女性

このタイプの内向性は内気さとは違います。

逆に言うと、最も外向型の人は一人になる事に不安や恐怖を感じています。何かに脅かされているような気持ちになってしまうのです。それに加えて、友人や恋人といないと自分があたかも「壊れてしまっている」という感覚に陥ってしまいます。

一人でいる事でほっとできる人は、ストレスや不安感のコントロールを上手にできるということも分かっています。

“ABC of Social Desires”によると、彼らの多くは社会から誤解されていると感じています。

自分自身は自分に満足し、自信を持っています。ですが、周りからは「変わり者」として見られていると感じることが多いようです。

人は皆それぞれの性格、特徴があり、誰の性格が他の誰かよりも良い、などということはありません。外交的であっても、一人の時間が好きでも、自分なりのベストな人間にどうすればなれるかを学び、それを受け入れることが大切でしょう。