噂話に振り回されない

6月 21, 2017
噂話を耳にした時には、自分には関係なくても、フィルターにかけて嘘が広まらないようにするべき。

根拠のない、悪意のある嘘の噂話は、普段の生活の中でもよく耳にすること。こういった噂を流す人は、巧みに周りの人間を裏で操る技能を持っていることが良くあります。

不必要な噂を流す人は結局のところ偽善者で、その噂を広めるのは純粋になんでも信じてしまう人。こういったネガティブな言動があまりに普通のことになってしまい、まったくうその話を大規模な人数が信じてしまうこともよくあります。

さらには、最近はインターネットのおかげでこういった噂が広まるにはもってこいの状態で、実際の日々の生活にも大きな影響を与えます。

ただし、本当に賢い人は噂を広めて喜んだりしないもの。自分が受け取る情報を常に吟味し、どこにでもいる「噂好き」との付き合い方には気をつけることが大切です。

噂話の「仕組み」

嘘のようで本当なのが、人はみんな噂話が好きだということ。実はこの「社会現象」には、ちゃんとした心理学的理由があります。

20世紀に人格の研究でよく知られるようになったのが、ゴードン・オールポート。1947年に出版された著書「デマの心理学」では、誰もがする「噂話」という行動について、明確でしっかりとした理論を展開しています。

以下でその内容を簡単に解説していきます。

噂はストレス解消になる

まず、恋愛、芸能人、スキャンダルなどを扱ったテレビ番組が常に人気があることを考えてみて。

  • 自分が知っている第三者についての噂話は、面白くて密かな楽しみのように感じるもの。
  • 会話の種として、他人と笑ったり驚いたり批判するのを可能にする。これが脳からエンドルフィンが放出されるのを促し、ストレス解消にもなり得る。
  • 仕事の昼休み中に、誰かが噂話を始めるところを思い出してみて。数分の内にみんなが集まって噂話を聞いているはず。噂は気持ちをすっきりさせる効果が。

噂話は権力の元になり得る

噂話には、誰かを傷つける、評判を落とす、または注目を集めるなどはっきりとした目的があることも。

  • 問題は、噂を流し始める人もそれを広める人も、批判的に判断して嘘が広まるのを防ぐどころか、流れに任せて嘘でもなんでも噂を信じてしまうこと。
  • インターネットのソーシャルメディア上で嘘のニュースや詐欺が頻繁におこるのもその延長線上。
  • そのような情報の多くは人の感情に訴える内容のもので、批判的に見るより前に感情で行動を起こすことを促すように意図されている。
  • そのような情報を瞬時にソーシャルメディア上でシェアすると、その衝撃を他人と共有する一種の満足感が生まれる。

噂話の対処法

ここではっきりさせておきたいのは、噂話はあまり考えない人の娯楽である、ということ。逆に賢い人は、受け取った情報を広める前にフィルターにかけてその内容を分析します。

  • もしも自分が噂話の主人公である場合にも慌てずに。くだらない話には「賢者の耳」をもって対抗。
  • ここで大切なのは、気を取り乱さず聞いて、必要ならばはっきりと筋を通しながら問題を指摘すること。
  • 根拠のないうわさは自然と消えていくもの。しかしそれに対して怒ったり慌てて反応すると、火に油を注ぐだけ。
  • 自分の意見を守る場合も理性的に対処し、根拠のない害を与えるだけの噂を感知できるような、信頼できる身近な人のサポートを受けられるよう試みる。

噂に関して考えるとき、ソクラテスが言った言葉が役に立ちます。他人についての噂話を耳にした時、3つのフィルターをかけてみて。これは嘘の噂話を信じないために役立つ3つの質問です。

  • その噂話には根拠があるか。(事実性の確認)
  • その噂話は良いものか。(悪意の確認)
  • その噂話は役に立つものか。(有効性の確認)

 

 

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