代謝を速めて減量につなげる2つのダイエットプラン

代謝を速めるためには、脂質の少ない食生活を送ることに加え、運動を日常的に行うことも大切です。これらを組み合わせることで、その効果を最大限引き出すことが出来ます。
代謝を速めて減量につなげる2つのダイエットプラン
Karla Henríquez

によってレビューと承認されています。 医者 Karla Henríquez.

によって書かれた Daniela Echeverri Castro

最後の更新: 06 12月, 2022

健康的な食生活プランの目標の一つが、減量を助けるために代謝を刺激することです。代謝とは様々なプロセスをまとめた言葉で、身体の機能がうまく働くように、栄養分をエネルギー源に変換することです。

代謝の働きのリズムは各自の年齢、遺伝、生活スタイルによってそれぞれ違います。代謝に全く問題のない人もいれば、代謝を速める方法を探して体重や健康に悪影響がないようにしなければならない人もいます。

幸い、学術雑誌International Journal of Obesity」に発表された記事が示すように、普段の食事に特定の変化を加えることで、代謝を刺激して減量を助けることが出来る可能性があります。さらに、中・長期的な健康にも貢献します。

減量のために代謝を促進したいですか?ここで、一週間の食事に取り入れられる二つのモデルをご紹介します。

ただし、現在の体重、年齢、性別、健康状態によって、各人の必要性は違ってくるということを覚えておきましょう。そのため、疑問がある際には栄養士に相談するようにしましょう。

代謝を促進するための脂質を控えるダイエットプラン

各種サラダ、とうがらし

脂質の摂取を抑えることは、太り過ぎ対策の大きなポイントの一つです。食事から全ての脂質を取り除くのは良くないですが、摂取を減らすことは痩せるために大変役立ちます。

このような食事プランの利点は、摂取カロリー量を大きく減らすことができるということです。ですから運動と合わせることで、余分な体重を落とすのがより簡単になります。

朝食

  • アーモンド3粒、フレッシュオレンジジュース200ml、全粒粉トースト1枚
  • 生のトマトをのせた全粒粉トースト1枚、ハーブティー250ml、ゆで卵1個
  • カットフルーツ数種1皿、低脂肪牛乳または植物性ミルク200mlをかけたオートミール

午前のおやつ

  • 低脂肪ハムをのせた全粒粉パン1枚
  • 赤いベリー類と緑の野菜のスムージー
  • ダイエットゼリー
ヨーグルト入りカットフルーツ

昼食

  • 野菜スープまたはコンソメスープ1杯、鶏肉または魚100gと野菜の蒸し料理
  • レタスとトマトのサラダ、鶏肉150g、リンゴまたはナシ1個
  • グリーンサラダ、玄米50g、メルルーサのオーブン焼き

午後のおやつ

  • 緑の野菜とチアシードのスムージー
  • 手作りアボカドペーストを添えた全粒粉トースト、ハーブティー
  • 植物性ミルク200ml、低脂肪ハムをのせた全粒粉パン

夕食

  • 卵1個のフレンチオムレツ、レタスとトマトのサラダ
  • 野菜のオーブン焼き、ローストチキン150g
  • 野菜のポタージュスープ1杯

代謝を促進して痩せるためのヘルシーダイエットプラン

この抗酸化ダイエットプランは、なかなか痩せられない場合に1か月に1度代謝を促進するために行うと良いでしょう。このため、推奨される期間以上続けないようにしてください。またそのほかのあらゆる食事法と同様、必ず専門家の意見を聞いてから実践しましょう。

鶏肉入りサラダ

朝食

  • カットメロン1皿、ゆで卵、全粒粉トースト1枚
  • ハーブティー250ml、全粒粉パンとトマトのサンドイッチ
  • グリーンスムージー200ml、オリーブオイルを垂らした全粒粉トースト

午前のおやつ

昼食

  • グリーンサラダ、ローストチキン150g
  • ツナとアボカドのサラダ
  • サーモンステーキ100g、ミックスサラダ

午後のおやつ

  • 野菜スティック(ニンジン、セロリ)
  • ハチミツ大さじ1(30g)をかけたナッツ類30g
  • 青リンゴとパセリのスムージー200ml

夕食

  • パイナップル果汁200ml、鶏むね肉のオーブン焼き100g
  • 油を使っていない野菜スープ1杯
  • 鮭のレモン焼き150g、フレッシュサラダ

アドバイス

代謝が正しいリズムで機能する状態を維持するためには、食生活をあらゆる面から見直す必要があります。1、2週間続ければ十分だというものではありません。バランスのとれた食生活を恒久的に送ることが大切です。

また、食生活の見直しによる効果は、日常的に運動をしている場合によりはっきり表れるでしょう。痩せるのが目的であれば、有酸素運動と筋力トレーニングを組み合わせたエクササイズプランを取り入れましょう。

最後に、落ち着いた状況で1日5、6回の食事をとるのがおすすめです。学術雑誌「Frontiers in Psychology」に掲載された記事が指摘するように、気が散る状態で食事をすると、その数時間後に不安感が増す可能性があります。

まとめ

食事は、減量のために代謝を刺激する上で、大きな役割を果たします。しかし厳しいダイエットをしようとするよりも、栄養に富んだ健康的な食事のプランを心掛けましょう。

ここにご紹介した2つのプランは健康的な食生活のモデルです。ただし、それぞれ個人の必要性に合わせた計画を立てるためには、専門家に相談するのが一番です。


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このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。