スペイン製の最新ガン治療薬

7月 26, 2017
スペインの2つの病院において、腫瘍が進行した患者に最新のガン治療薬が投薬されました。この新薬はガンの初期にも使用できる薬として注目されています。

最新ニュースによると、スペイン製の最新がん治療薬が2つの病院で患者に投与されました。今後は腫瘍の予後が悪い患者最大24 人に投与し、その経過を見る研究が続けられます。

ガン研究の初期段階

2つの病院とはグレゴリオ・マラニョン病院とナバーラ大学で、こちらの病院で今後の研究が行われる予定です。本研究の初期段階である現在は、他の治療方法では期待する結果が得られなかった、腫瘍を発症している患者に対してBO-112による治療が始まります。

スペイン製の新薬

ガン研究ナショナルセンターで新薬の開発が始まり、現在では、マドリッドやパンプローナなどをはじめとする、前述した医療機関での研究が進められています。

スペインで開発されたこの新薬が世界中で使用される日も近いと言わており、多くの腫瘍学の研究者たちが参加する米国ガン協会の学会において、最新の研究結果発表され、3−4年以内には実用化される見込みです。

免疫療法

免疫療法とは、体内に侵入した異物を排除する免疫力を高める療法で、この免疫療法がガンの治療に革命を起こしています。

一般的なガン治療である化学療法が腫瘍細胞を直接撃退するのに対して、免疫療法は刺激を与えるだけではなく、悪性細胞を見分けることができます。

適切なトレーニングを行うことで、私たちの自己免疫システムが腫瘍を見つけます。

副作用のほとんどない免疫療法は腫瘍を小さくするため、健康的な組織へのダメージが少なくなります。この方法を活用するとメラノーマや肺ガンを含む、腫瘍を発生している人の見た目も徐々に変化させます。

薬のための主要類型論

免疫療法の薬はすでに市場に出ていますので、今回のスペインの新薬はこの分野に加わります。

まずは一般的な腫瘍(乳ガン、肺ガン、卵巣ガン、肝臓ガン、内分泌ガン、メラノーマ、肉腫など)の治療を目的としていますが、現段階では研究には(皮膚に転移したメラノーマを含む)触知可能な腫瘍だけの研究が行われている段階です。

またこの新薬は、超音波を使い腫瘍に直接注射する、局所投与方法になります。

新薬の詳細

現段階では、既存の治療が成功しなかった患者に、このスペインの新薬を投与する計画が進んでいます。

しかし先ずは新薬の効果を証明した後、手術を行う前のガンの初期ステージの患者への投与が必要となります。

市場で販売される前段階の名前は「BO-112」と呼ばれており、現在はまだ実験の段階ですが、非常に期待されている薬です。

免疫療法と、細胞が持っている細胞内のタンパク質を分解するための仕組みの一つであるオートファジーを組み合わせた、初の画期的なアプローチを行う新薬となります。

スペインの新薬は単独では効果を発揮しませんが、他との組み合わせて使用される可能性が高く、臨床実験も行われています。

パブリック・プライベート・コラボレーション

 

これらの研究はパブリック・プライベート・コラボレーションの良い例です。

2010年、腫瘍学リサーチナショナルセンターは、有望なスペインの会社に医薬品のライセンスを与えました。

コレボレーションから生まれた Bioncotechという小さなバイオテクノロジーの会社で、研究はBioncotech社のメラノーマ研究グループのマリソル・ソエンガス氏がリーダーとなって行いました。

「科学者たちは、研究室が患者に直接行う研究の結果を見るチャンスは少ないと言われていますが、今回の臨床研究では複数の異なった分野の研究者が Bioncotechの素晴らしいチームとともに行ったコラボレーションです。この大きな一歩を誇りに思っています。」とソエンガス氏は語りました。

これらの研究結果は、7月2−6日にシカゴで行われる米国臨床腫瘍学会で発表される予定です。

メインイメージ転送元 wikiHow.com

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