睡眠不足が引き起こす体への3つの悪影響

10月 24, 2016
睡眠不足のせいで翌日が無駄になるだけでなく、慢性的な睡眠不足は、健康上の問題や体重の増加、そして循環器系の疾患を引き起こします。

枕と布団、心地よいベット……心を掴む、特別なアイテムが揃うのが寝室です。「大好きな枕や布団と毎朝離れるのがつらい!」という方も多いことでしょう。

しかし夜遅くまで起きていて朝になって疲労感が残って起きられなくなったりすると、大好きな寝室が己と戦う戦場のようになってしまうことも。

夜ふかしをした翌朝、疲労感からいつまでも寝ていたいと言う気持ちになったことはありませんか? それでは、夜ふかしの何がいけないのか考えていきましょう。

まず、夜遅くまで起きていると体に必要なエネルギーを無駄に消耗してしまいます。

過去20年間で、睡眠不足に悩む人の数は2倍に増えています。人が常に忙しく動いている現代では、夜遅くまで仕事をしている人はもちろん、仕事ではなくても夜遅くと言わず明け方までソーシャルネットワーキングに精を出す人が増えています。

またアメリカでは、不眠症は「流行性」の病気だと言われています。

2013年のギャロップ社の調査から、アメリカ市民のうち、睡眠時間が7時間以下の人が占める割合は42%だとわかりました。

睡眠不足から目の周りにクマができたり、自分の感情がコントロールできなくなったりもします。また、睡眠不足のために朝起きられず、仕事に遅刻することもあるでしょう。数学の公式のように「夜遅くまで起きている=朝起きるのが遅くなる」という悪循環の公式ができてしまいます。

睡眠不足が原因で職場の上司と衝突する事もありますし、遅くまで仕事をしたり、お気に入りのテレビを見ながらの夜ふかしは、私たちの体に様々な悪影響を及ぼします。

今回は、夜ふかしによる睡眠不足が引き起こす3つの問題についてお話しします。

 

1.体重増加

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質の良い睡眠は、私たちの体と健康には欠かせません。

睡眠不足になると、体から「睡眠が足りていない」と言うサインが送られ、体調の変化などを引き起こします。そして、睡眠不足のような普段と違う体調の変化は、私たちの健康に悪影響を及ぼします。

その一つが、睡眠不足による肥満です。

睡眠不足になると体は疲労感を感じます。遅くまで起きていた翌日は、疲労感からベットから起きられないのはそのためです。

それを裏付けるように、睡眠不足による疲労感からベットの中で何時間もダラダラと過ごす生活を続けると、すぐに体重が数キロ増加するという研究も発表されています。

2015年の米国内分泌学会(ENDO)年次集会で、ワイルコーネル医科大学は、就寝時間にもっと注意を払うべきだと示唆する研究結果を報告しました。

この研究では、遅くまで起きていた被験者は、早く就寝した被験者よりも肥満になる率が72%高く、毎日の睡眠が30分不足するだけで、体重が増加し、インスリン抵抗性が悪化することが明らかになりました。

ワイルコーネル医科大学が発表したこの研究の主要著者であるシャハラード・タヘリ氏によると「減量は食欲の減退とホルモンの分泌に関係しており、睡眠不足による代謝の乱れの影響で、肥満リスクとインスリン抵抗性の発現リスクが高くなる」とのことです。

 

2.性欲の低下

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ベットを使う目的は「睡眠のため」だけではありません。ベットはパートナーとの充実した性生活のための場所でもあります。しかし睡眠不足だと、十分な睡眠がとれていないため、性行為の最中に起きていられなかったり、疲れがたまって思うようにセックスを楽しめなくなり、最終的には睡眠不足のせいで、ベットはただ寝るためだけの場所となってしまいます。

睡眠不足、つまり休むべき時間に体を休ませないことで、パートナーとの性行為の最中も疲労感を感じてしまい、それが性欲や性機能の低下を引き起こします。

性医療分野の専門誌「ジャーナル・オブ・セクシャル・メディシン誌」で発表された最新の研究から、女性の睡眠時間と翌日の性欲が密接な関係にあることがわかりました。

また、1時間長く睡眠をとるだけで、翌日の性欲が他の日と比べて14%も高まる事も明らかになりました。

さらに同じ研究で、ベットで過ごす時間が少ない女性とベットで過ごす時間が長い女性を比べたとき、ベットで過ごす時間が長い女性の方が、セックス時の興奮度が高く、オーガズムに達する能力が高いこともわかりました。

睡眠と関わりがある躁鬱症状との関係は明らかになっていないものの、睡眠不足によるホルモン分泌の変動が、性機能の衰えを導くことは、この研究からも明らかです。

性欲や性機能の衰えは更年期障害が原因だと考えられることが多いですが、それ以外の要因も存在します。今回ご紹介した睡眠不足も性機能の衰えの原因になります。ぜひご自分の睡眠パターンをご確認ください。

 

3.高血圧

夜ふかしをすると血液が沸騰します。

そうです!睡眠不足により、水が沸騰するかのように血圧が上昇します。睡眠時間が短い人は、夜間に血圧が上昇する可能性が高いことが、様々な研究から明らかになりました。

十分に睡眠をとる人に対して、睡眠不足の人が高血圧になる危険性は非常に高いといわれています。

夜間に血圧が上がるということは、休むべき時間に心臓が必要以上に激しく働いているという非常に危険な状態です。高血圧の中でも、日中に血圧が上がる人よりも、夜間に血圧が上がる人の方が、呼吸器系の疾患になる可能性が高いです。

できる限り夜ふかしはしないでください

夜ふかしをする理由が何であれ、睡眠不足が引き起こす危険と比べたら大したことではありません。

仕事の邪魔が入らないようにスケジュールを見直し、そのスケジュールに沿って仕事をこなしましょう。自宅にいる時のスケジュールも含めて、自分の1日のスケジュールをしっかりと管理するのが理想的です。

十分な睡眠は私たちの健康維持には欠かせません。睡眠時間を妨害されないようなスケジュール管理が重要な鍵となります。

本記事をご参考に、十分な休養と睡眠を目指してください。

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