過去の過ち:罪悪感を乗り越えることの大切さ

過去は時に傷となって私達の心に残ります。しかし、私達はその傷にとらわれる必要はありません。なぜなら、私達は過ちから学ぶことが出来る人間だからです。
過去の過ち:罪悪感を乗り越えることの大切さ
Bernardo Peña

によってレビューと承認されています。 心理学者 Bernardo Peña.

によって書かれた Raquel Lemos Rodríguez

最後の更新: 22 12月, 2022

多くの人が心の傷を錘のように抱えています。この錘が、私達に過去の出来事を思い出させて圧倒し、不安な気持ちにさせます。

そして、傷痕や過去の過ちが自分なのだと思い込んでしまうことすらあるのです。また、罪悪感に取りつかれてしまうこともあるでしょう。

あなたは素晴らしい存在なのに、それを自分で認めようとしません。しかしこれを否定してしまうと、あなたは罪悪感の重さを抱えて苦しみながら生きていくことになってしまうのです。

 

過ちとは?

過ちとは?

「お前は失敗だ」「あなたに価値はない」、または「誰もあなたの事を好きな人はいない」のような言葉を間違いを犯した時に言われると、あなたも傷つくでしょう。そして、私達が犯した間違いは後に私達の傷痕になります。

あなたがきちんと学んだならば、開けないほうが良い傷跡もあるでしょう。しかし過去をさかのぼってあなたが持っている古傷を開いてみてください。私達が思っている以上に、そこにはきちんと治癒していない傷があるかもしれません。

過ちから時間が経つと罪悪感になります。しかし、多くの人が忘れている過去より現在の方が大切なのです。過去は乗り越えるべきなのです。

では、どのように傷の残った状況を乗り越えれば良いのでしょうか? 今日ご紹介することを参考に、拒否や否定をしないようにしてください。傷口が開いたまま放っておいてはいけません。

私達は経験を自分自身の傷の一部にする必要があります。つまり、過ちという傷に学びを加えて古傷とし、これからはその古傷を開けないようにしようという意味です。

しかし、そうはいかないケースもあります。私達の罪悪感が絡むケースです。

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罪悪感は傷口を開いてしまう

罪悪感は傷口を開いてしまう

罪悪感は大きな傷です。他人を操ろうとする人たちは、あなたの罪悪感に対する気持ちを利用して、自分の欲しいものを得ようとします。

しかし、私達は罪悪感を感じる必要はありません。あなたがそう感じたから、したいと思ったから、ただそうなってしまったからなど、様々な理由であなたは行動を起こしたのです。

では、もしあなたの行いが悪い結果を生み出したら何をすれば良いのでしょうか? それは、過去を思い出して学習することです。 経験したことからいつも何かを学ぶことが出来ることを忘れてはいけないのです。

それがどれほど悪いことだったか、その障害がどれほど大きかったのかなどは関係ありません。

罪悪感はあなたが前へ進むのを阻みます。過去を経験として見られなくなります。そして、その過去を現在に持ち込み、苦しみと共に生きなければいけないのです。

これを続けてしまうと、自分らしさを失ってしまい、過去の自分を今の自分とだと間違って認識してしまうのです。こんな悲惨な状況を解決する方法はないのでしょうか?

1.その罪悪感はどこから来ているのか?

あなたが傷を認識することが出来たら、その罪悪感がどこから来たものなのかを分析する必要があります。

  • 最も可能性が高いのは、あなたが経験した状況にある考え方から罪悪感が生まれている、というものでしょう。そうした考えはあなたが否定的な見方をするようにさせます。
  • 罪悪感がどこから来るのか、この質問を紙に書いてみましょう。すべての感情を文字にしてみましょう。

あなたの感情を文字にして喋らせてあげてください。

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2.罪悪感と責任感を区別する

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  • 罪悪感は何か良くないことをしている時に生まれます。浮気などはその例です。

しかし、この罪悪感は自分への罰や痛み、同じ考えの繰り返し、そして過去へ戻ってやり直したいという衝動を引き起こすだけです。

これは、過ちや結果を受け入れるという意味です。責任感は過ちから学ぶことを促してくれますが、 罪悪感はあなたを取り残してしまいます。その結果、過ちを乗り越えることが出来ずに何年も苦しむことになるのです。

傷があなたをそのまま表すわけではありません。むしろ、傷は様々な状況に直面した時の行動を示している学びなのです。


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  • Garbarino, J. (2015). 4. Emotional Damage: The Consequences of Unresolved Trauma. In Listening to Killers (pp. 105-144). University of California Press.
  • Radebe, M. (2016). Emotional Wound Healing: How to Recover from Emotional Devastation. Xlibris Corporation.
  • Ackerman, A., & Puglisi, B. (2017). The Emotional Wound Thesaurus: A Writer’s Guide to Psychological Trauma. Smashwords Edition.

このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。