正直な視線で二人の心をつなぐ

6月 13, 2017
私たちの目と視線は、本来の自分自身をさらけ出してしまうもの。意識的にコントロールできないので、本来の意思をあなたが知らないうちに表してしまいます。

私たちの動きや行動は、大抵のものが意識的にコントロールできるもの。だから、他人をごまかしたり、本来の意図を隠して行動することも可能です。

それに対して、視線に関係する体の機能(例えば瞳孔が開くなど)を制御しているのは自律神経系。だから、例えば誰かに強く惹かれたときに瞳が大きく開いても、自分では気が付かないものです。つまり、瞳が輝いて見えるときの感情は素直なものだということです。私たちの脳が魅力を感じたとき、正直な相手への気持ちが目や視線に反映されます。

だからこそ、「人は、視線を通して深く確かでより近い関係を他人と作り上げることが出来る」という考え方がひろまっています。

視線が心を映し出す仕組み

目は心の鏡とよく言われるものの、これは未だ科学的に説明されていない謎です。それは、「心」というものに形がなく、各個人の信仰やスピリチュアリティを通してしか表現したり理解できないものだから。

ただし一つ確かなのは、視線は他人と感情で繋がることを可能にするとてもパワフルなツールであること。これは周りの人だけでなく、動物とも心でつながることができます。

身体言語の専門家は、体の中でも特に私たちの内面を表すのは、もちろん目だと言います。その中でも特にカギとなるのが瞳孔。瞳孔はただ光に反応するだけではなく、私たちが意識しないところで様々なものを表します。

そして目がよく表すものの一つが私たちの感情。ここでより詳しく見ていきます。

瞳が私たちの興味の度合いを表す

シカゴ大学で眼と感情の関係について研究したのが、エックハルト・ヘス氏。私たちの瞳孔の働きについて様々な研究結果を残しています。

  • 前述したように、瞳は光に反応して開いたり閉じたりするだけでなく、自分たちの興味を引く会話が続くことでも開く。
  • 何か嫌なことがあったり危険を感じるようなことがあると瞳が閉じる。
  • 魅力を感じていたり自分が好きな人の近くにいるときは瞳が開く。
  • ヘスの研究でもう一つ興味深いのが、何か複雑な課題に取り組んでいて、ついに解決策が見つかったときにも瞳が開くということ。私たちが気が付かなくても、瞳孔の反応にはこのように様々なものが。

コミュニケーションに欠かせない視線の働き

  • 私たちは誰かと会話するとき、相手とのアイコンタクトを図るもの。これはただ相手に敬意を表すだけでなく、相手に気を払っていることや関心を示す、相互関係を象徴するもの。
  • ただし、良く知らない人、自分が興味を持っていない人とアイコンタクトが続くと、逆に侵害となって居心地を悪くする結果に。
  • 身体言語の専門家によると、嘘をつくとき人は視線を逸らす傾向が。緊張して無意識のうちに視線を部屋の隅に向けたりしながら、相手の目を長く見つめることを避けようとする。

目が泳いで右左?

視線を向ける方向とその意味に関しては、より詳しい研究と科学的裏付けが必要であることは確か。しかし、人が嘘をついたりごまかしたりする時、以下のような傾向があることが言われています。

  • 会話中に視線を右に反らすのは、思い付きで物を言ったり作り話をしていることを示している:ただしこれは「騙している」のではなく、ある事柄をどうしたら上手く説明できるか考えながら話している、という場合もあります。
  • 会話中に視線を左に反らすのは、何かを思い出そうとしているときの行動である。

涙には気をつけて

人が流す涙がどれも正直なものだとは限りません。瞳孔の開閉と違って、涙は自分の意志でコントロールすることが可能です。

  • 周りの人の気を引いたり、許しを請うようなとき、人は泣いたり目を潤ませたりして相手と感情的に繋がろうとすることがある。
  • 涙を流す行為は、人間だけでなくゾウやゴリラと言った動物にも見られるものの、人間だけが意識的に涙を流すことが出来る。
  • そのため、相手の真意を探るときには、視線だけでなくその人の行動や瞳の開閉にも注目すべきである。

 

 

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