知っておきたい乳がんの主な原因

· 12月 30, 2015
乳がんは50歳以上の方、特に女性によくみられる病気ですが、閉経後は進行が遅くなることも心にとめておきましょう。

乳がんは、乳房の組織に発生する悪性腫瘍。主に女性がかかりやすい病気ですが、男性にも起こり得ます。毎年多くの女性が乳がんで亡くなっていますが、これはほとんどの場合、残念なことに発見が遅すぎたことが原因です。

今日の先端技術・医療のおかげで、乳がんを治癒することは可能であり、多数の患者さんの生存率もずいぶん高くなりました。しかし、しばしば発見が遅れるため、未だに油断できない病気です。乳がんを予防するには、この病気の危険因子を知ることが大切。そこで今回は、私たちがぜひ知っておくべき乳がんの主な原因についてお話します。

年齢と性別

先にも触れたように、このタイプのがんは主に女性にあらわれますが、男性もかかることがあります。多くの場合、乳がんの発症率は加齢とともに上昇します。特に50歳以上の人たちは要注意です。男性が乳がんにかかる確率は、女性の100分の1と言われます。

家族の病歴

2-乳がんの自己チェック

多数の研究により、乳がんにかかるリスクがもっとも高いのは、乳がん・子宮がん・子宮頸癌・卵巣がん・大腸がんにかかったことがある家族がいる人たちであることが判っています。

遺伝子

乳がんは、どちらかの親から受け継いだ欠陥遺伝子によっても起こり得ます。これらの欠陥は、多くの場合、身体をがんから守るタンパク質を生成するために必要不可欠ながん抑制遺伝子であるBRCA1 (乳がん感受性遺伝子I)とBRCA2(乳がん感受性遺伝子II)とに見られます。このどちらかの遺伝子に欠陥がある場合、生涯のある時点で乳がんにかかるリスクが最高80%まで高くなります。

月経周期

3-子宮の問題

12歳以前に初潮を経験した女性、および55歳以降に閉経した女性は、どちらもハイリスクとなります。

個人の病歴

片方の胸にがんができたことのある女性は、もう一方の胸にも発症するリスクが高くなります。また、同じ胸に再発する可能性もあります。

飲酒

いくつかの研究によると、1日にアルコール飲料を1~2杯飲む人は、乳がんの発症リスクが高くなる可能性があるそうです。

妊娠

4-抜け毛

子どものいない女性や、30歳すぎて初出産した女性は、乳がんのリスクが高くなります。逆に、若いうちに1回以上の妊娠を経験した人は、リスクが低くなります。

ホルモン療法

長期間にわたって、エストロゲン療法を受けたことのある女性は、乳がんにかかるリスクが高くなります。

肥満

この危険因子については完全には理解されていませんが、医療専門家たちは、肥満の女性はエストロゲンの生成量が多くなるため、乳がんにかかりやすくなると考えています。このリスクは、50歳以上の肥満の女性の間でさらに高くなります。

放射能

5-がん細胞

レントゲンやCTスキャン(X線体軸断層撮影)を受けると、乳がんにかかるリスクが高くなります。子どものころ、または大人になってから、胸部のがんの治療としてX線療法を受けたことがあれば、乳がんを発症する可能性はさらに高くなります。リスクの度合いは、受けた放射能の量と、その当時の年齢とによってちがってきます。

食生活

食生活と乳がんのリスクの関連性については相反する研究結果が出ていますが、まちがった食生活をつづけることは大きな危険因子であるという点で、多くの研究者たちの意見が一致しています。加工食品・肉類・飽和脂肪酸・砂糖などをたくさん食べていると、乳がん発症のリスクが高くなる可能性があります。

科学的に証明されていない原因

長い間、制汗剤やブラジャーの使用は乳がんの危険因子であると言われてきました。でも今のところ、これらの行動と乳がん発症との間の直接的な関係は証明されていません。豊胸手術や農薬などのその他の要因も、乳がんのリスクを高める傾向は認められていないようです。