精神的消耗 肩の荷が重すぎる時

2月 20, 2018
精神的消耗は、人が前進する上での壁になり得るものです。大切なことは、自分がその状態に陥っているということを自覚し、否定的な感情を相対化し中和させる助けになるような活動を探すことです。

精神的消耗とは、対処やコントロールができる以上の心理的負荷がかかった時に起こるものです。

日々のストレスや心配事から、他の人から伝染する緊張、恐れ、過去の重い出来事、未来への恐怖、さらには存在の苦悩にいたるまで、様々な感情がうずまく精神世界について考えてみましょう。

誰しも身体的消耗とは何かということをはっきり知っています。症状を自覚し、自分の身体がこれ以上は無理だ、休みたいという状態になった時には適切に対処することができます。

しかし不思議に思うかもしれませんが、精神的消耗はそれほど簡単に自覚できるものではありません。それどころか自覚したとしても、その場合に効果的な対応や役立つ心理的対処のテクニックを知らないことの方が多いでしょう。

非常によくあるのは次々と起こる感情を「飲み込んで」ゆくことです。健康や生活の質にどう影響するのか、その重さに気づかないまま、自分の肩に背負い続けてしまいます。

すると日々速度を落とし、意欲が薄れ、やる気もなく、希望もないまま歩いていくことになります。

今回の記事では、こういった精神的消耗について意識することを提案したいと思います。きちんと自覚し、適切に対処することができれば、人生が変わると言っても大げさではありません。

精神的消耗とは?

暗い空の下、前進する女性

精神的消耗とは、単なるストレスや不安以上のもので、特に仕事や私生活において高いレベルで感情的に負荷を負いながら生活している人に起こりやすいものです。

  • 例えば、医師・看護師・消防士・教師などは職業上の責任を感じやすく、日々対処する時間のないような非常に激しい感情をため込んでしまうことがよくあります。
  • また、病人や高齢者の介護や、要求の厳しい家庭環境での生活なども大きな精神的消耗を生じさせます。
  • 他方、大切な人の死、失望、過去のトラウマなどの誰にでも起こり得る状況においてページをめくることができなかった場合も、徐々に消耗していき精神に深い傷跡を残すような場合もあります。

 

精神的消耗が引き起こす症状

初めに述べたように、人は身体的消耗を自覚することはできますが、精神的消耗についてはいつも意識できるわけではありません。

以下に日々気を付けておくべき症状を挙げます。

  • 心理的過敏。些細なことに影響されやすくなり、何でもないことで泣いたり、小さなことに腹を立てたりなど、物事に過敏になってしまいます。
  • 集中力の低下や軽度の記憶障害。
  • 非現実的な感覚。世界は一方を行き、自分は反対側を行くような感覚、今現在自分が立っている時と場所に属していないような感覚を持つ場合があります。
  • 否定的な考え方ややる気の低下。この二つの症状はコントロールしなければうつ状態につながってしまいます。
  • 精神的消耗は、同時に身体的疲労ももたらします。もっと言えば、10時間続けて休息をとっても身体的消耗やエネルギー不足の感覚が離れません。

 

精神的消耗への対処を学ぶ

空を背景に目を閉じる女性

遅かれ早かれ、「何かが起きている」ということを自覚するでしょう。

身体的な症状に注意を向け、通常の医療では緩和されないと分かった時に、原因は何かもっと深いところにあると気づくこともあります。

複雑な感情を誘導したり、それに対処したり健全化したりを学ぶことは簡単なことではありません。また家庭や学校で教えてもらうことでもありません。しかし誰でも、実行できる自らの手段を持ち合わせています。

マインドフルネス

マインドフルネスという考え方が流行っています。しかしこれを瞑想のテクニックの一つと見るだけでなく、哲学の一種だと理解するべきです。

  • 自分の身体と精神に起きていることを自覚する助けとなります。
  • 現在を生きることを可能にしてくれます。大切なのは、今現在のこの場所なのです。
  • また、マイナス思考、ストレス、否定的な感情の流れを止めるのに非常に役立ちます
  • マインドフルネスによって、自分自身との落ち着いた調和ある対話を促すことの重要性を理解できるでしょう。

自分自身のための良質の時間

海に向かい瞑想する女性

最後に自分自身のために時間を使ったのはいつでしょうか。ここで、良質な時間について考えてみましょう。自分がリラックスでき、願望と行動を調和させることができ、完全な意味で自分の心と周波数を合わせるために他のことを忘れることができる時間です。

場合によっては、散歩をするとか、友人と話すなどのとても単純なことが精神衛生に良く癒しになることもあります。

感情を吐き出すことを学ぶ

感情を吐き出すことは、肩の荷を下ろし、あるいは軽くし、前進することを妨げる重しを捨てることです。

しかし、どのようにして自分の内面に溜まった感情を吐き出すことができるのでしょうか。

  • 専門家の力を借りるのも良いでしょう。
  • 仕事の同僚、良き友人、自分と同じ状況にある人と話すことが助けになるかもしれません。
  • 日記を書くことも精神を浄化してくれます。
  • エクササイズをする、絵を描く、あるいは何か自分が心から好きな活動を行うことが、緊張や否定的な感情を相対化する助けとなるでしょう

 

最後に付け加えたいことは、精神的消耗に対処するためには、上記の選択肢の一つを選ぶだけでは不十分だということです。理想的なのは、専門家のカウンセリングを受けるという可能性を排除せず、全て行ってみることです。

ぜひ今日から始めましょう。精神的な負担を取り除くことは、きっとできます。

あなたへおすすめ