成長〜心の傷との共存と克服

· 10月 13, 2016
成長に年齢は関係ありません。自分を幸せから遠ざけるような変化や恐怖心と向き合うのが成長です。

成長とは、これまで祝った誕生日の回数や笑いジワの数で決まるものでもありません。

成長とは、困難に打ち勝ち、より強く、より自由に、そしてより幸せになるための賢さを身につけることです。

傷ついた心を癒したり現在抱えている恐怖心を乗り越えるのは、時間だけが解決する問題ではありません。過去に傷つけられた経験から生まれる恐怖心や、自分を傷つけた人々への恨みをいつまでも心に抱く人もいます。

自分を傷つけた悪魔のような相手に再会した時に、自分が傷つくことなく相手に笑顔で対応できる力を身につけることが成長です。つまり、恐怖に打ち勝ち自分の感情をコントロールするという、誰でも手に入れられる賢さこそが成長なのです。

成長:感情に振り回されないことの素晴らしさ

30歳、 40歳、 50歳、60歳、 70歳−それぞれの年齢の節目に驚くような体験がやってきて成長するわけではありません。「心身のバランスを保ちながら精神的に成長するとはどういうことなのか?」という問いに対して、人生を重ねても答えが見つけられない人もたくさんいます。

また、精神的に成長するためには辛い経験をして苦しむ必要があると考える人も多いですが、これは間違った考えです。

 

精神的に成長するために苦しむ必要はどこにもありません。精神的な成長のために一番大切なのは「幸福」です。私たちの心を満たし、人生に真の価値を与え、人生で最も大切なものを示してくれるのが「幸福」です。

また、苦しい状況にどう対処していくかで、その後の生活や人生が決まります。生まれ変わって新しいチャンスの扉を開けるためには、過去の心の傷と向き合い、共存していく努力が大切です。

今回の主題をより深く考えていきましょう。

2-woman-and-butterfly-wings

脳は幸せになる方法を知らない

この言葉に驚く方も多いでしょう。生物学者であり脳神経の専門家であるエスタニスラオ・バックラック氏は「私たちの脳が大切だと考えるのは生物としての生き残り能力だけだ」と話しています。

  • 私たちは何世代にも渡り、常に幸福を追い求めています。
  • 現代では、人類の進化の過程で遺伝子変換や組み替えを行うことはできても、幸せになる能力を遺伝させることは不可能です。
  • 脳が遺伝として次の世代に受け継ぐのは「生物としての生き残り能力」であり、恐怖心などがその生き残り能力の獲得に役立ちます。

「車にひかれたくないから赤信号の時は交差点を渡りません!」
「あの人にはなんだか傷つけられそうな気がするから、怖くて近寄らないようにしているの」
「空を飛ぶなんて怖くてできない。死ぬかもしれないでしょう?」

脳にはこのように非常に興味深い働きがあり、これらの恐怖心は、生物としての生き残りを保証すると同時に、私たちが幸せになるチャンスを逃す要因となります。

 

成長するためには変化も必要である

精神面の成長に効果的な方法:変化にどう対応し、変化をどう楽しむか?

  • イヤなことがあればそこから立ち去り、より良い状況や物事を探しましょう。
  • あなたを幸せから遠ざけ不幸にする状況を今すぐ改善しましょう。
  • 自分の態度や考え方のせいで目標達成から遠ざかっていると感じる時こそ、自分の考え方や態度を改めましょう。

自分を改善する過程の中で、幸せから遠ざかる要因となる恐怖心を少しずつ取り除く努力をしてください。これが成長に効果を発揮します。

なぜ変化を受け入れるのが難しいのでしょうか?

  • 変化が痛みを伴う場合、その痛みを喜んで受け入れる人はいないからです。
  • 変化にはある種の特別な力と戦略を必要としますが、自分はまだその準備ができていないと感じて諦めてしまう人がほとんどだからです。
  • 変化は恐怖と隣り合わせでやってきます。今の場所から抜け出したいと考えながらも「幸せとは言えないが、少なくとも生きているんだから、無理に変えなくてもこのままでいいんじゃないか?」と頭の中の声が自分に語りかけ、変化を拒絶するからです。

こちらの記事もぜひご覧ください:泣くことの効果

恐怖心がない状態が幸福であり、これまでにあなたを傷つけた恐怖心や状況を笑顔で吹き飛ばすことが成長です。過去にあなたを傷つけた人や物事は、現在はあなたにとって何の意味も持ちません。いつまでも過去の恐怖心に怯える必要はありません。

人生に変化を求める時、心に大きな傷を負う必要は全くありません。人生には常に変化がつきものであり、人生が変わろうとしている流れに逆らわず、変化に乗ることが大切です。