ポジティブなだけでは、本当にいいことは起こらない

1月 13, 2018
本当にいいことを起こすには、ポジティブな気持ちだけでなく、忍耐や強さも必要です。全てのいいことは、待ったり探しに行くに値するものなのです。

多くの人が前向きな気持ちの心理学について聞いたことがあると思います。また幸せを手に入れるために、すでに毎日実践している人もいるでしょう。

心理学者のマーティン・セリグマンは1990年に書籍を出版して以降、このアプローチは紹介されるに値する存在となり、書籍の世界では大変な人気を博し、そして個人の成長という観点でも重要なものになりました。

ポジティブな心理学の当時の最も素晴らしい貢献は、個人の病的な部分から内なる強さに目を向けるようにしたことです。

そこから、弾力性やモチベーション、感謝、感情知性といったようなコンセプトが信じられないほど有名になり実用的なものになりました。

これらのものは、ある時期においては、疑いなくインパクトがあるものでした。しかし今は少し陰り始めているように思われます。

これには単純な理由があります:沈んでいるとき、変革の中にあるとき、社会的・経済的に浮き沈みしているとき、ポジティブ主義の理論は過去のような輝きが失われてしまうのです。

多くの心理学者や社会学者が個人の成長という分野におけるポジティブ主義の「至上性」を見直すときだと主張しています。

しかし、これはポジティブ主義をやめるのではなくて、むしろ考え直し、ただ物事を改善するためにはポジティブに考えるだけではないということを理解することでした。

ポジティブ主義のアプローチは必ずしも成功を保証しない

ポジティブなことをつめるビン

長い間、ポジティブ思考は許したり親切心といった側面を理解し、幸せをもたらす戦略でした。そして他愛は怒りや悲しみといった負の感情と戦うことが出来るものでした。

これらの考え方は、有名な「考えを変えれば感情が変わる」という原理に基づくものです。

感情の頻度を変えれば、現実を変えることが出来るのです。

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鏡の法則とは、もし幸せになりたければ、自分の幸せは人によるものではなく自分によるものだ、ということを述べています。

このアプローチが面白いものに聞こえたとしても、現実はもっと複雑です。人生には多くのかすかなニュアンスがあり、少なくとも一度は経験したことがあるはずです:

  • たとえば面接に行くとき、ポジティブに考えます。最高の自分でいられると信じます。しかしポジティブ思考は仕事を保証するものではありません。
  • いつも自分の全てをパートナーに尽くしてきました。自分の人生を信じ、勇敢に、思いやりを持って、いつもコミュニケーションをとるようにしていました。しかし、このどれもいい関係を保つのに十分ではありませんでした。
  • 自分はいい学校を出て、成績もよく、いつもクラスのトップでした…しかし、結局いい仕事を得るには至りませんでした。

このように、いつもポジティブでいることが必ずしも重要ではないのです。

しかし、日常の辛いことや複雑なことをよりうまくコントロールする方法を学ぶ必要があります。

幸せにはいつも認めなければならない小さい「罠」が潜んでいます

地面の穴を見つめる少女

いいことは必ずしも、それに値する人に起こるわけではないのです。それ以上に、とても優しく尊敬できるような友人や親戚が最も悲惨な状況に直面しなければならないこともあるのです。

なぜそのようなことが起こるのでしょうか?

引き寄せの法則は必ずしもいい結果をもたらしません。起こってほしいことを欲しがり、考え、ときには行動するだけでは十分ではないのです。

ポジティブ思考以上に、鍛える必要があるのは、強さ・柔軟性・勇敢さ、そして弾力性のある姿勢なのです。

ラス・ハリス「幸せの罠」のような本ではこのことがシンプルに、わかりやすく説明されています。:

  • 私たちが暮らしている社会は、いつもポジティブでいなければならないといった考えを「売り込んで」きます。自分の周りはポジティブな感情、考え、そして幸福感でいっぱいでなければならないということです。
  • この考え方に沿うと、どうやって葛藤や不快、その他負の感情をコントロールしていいかわからない幸福感というものにとらわれてしまうでしょう。

この最後の部分は決して目を背けてはいけません。現在の複雑な環境を考えるとなおさらです。競争が激しく、変化が大きく、そしてチャレンジが多い環境が待ち受けています。私たちはほぼ毎日逆境に立ち向かわなければならないでしょう。

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自分のポジティブな感情を強くするために自分のネガティブな感情を理解し、受け止めましょう

両手でハート形を作る

何もかもうまくいかないときは、毎日が灰色に見えるでしょう。拒絶されているような日々、何かかみ合ってなくて、何かを失っているような日々。全てを失っているような日々。誰かが自分に「さよなら」と言っているような感覚。

ただ「ポジティブ」だけではなく、強くいなければならないと思わされる日々

  • これを理解するのは個人の成長において非常に重要なことなのです。
  • 幸福感にとりつかれ、失うことや失望、悲しみに耐えられない人は、成長や進歩が出来ず、内面を落ち着かせよりよくしたいという気持ちを持てません。

これは悲観的な気持ちを育てるということではありません。むしろ、人生の中で直面する負の変化に耐えられるようになるということです。私たちは悲しみを感じたときこそその機会を最大限にいかし、乗り越えていくことが必要なのです。

私たちはもっと現実的で客観的な方法で幸福感に立ち向かわなければなりません。

結論として、美しいことが人生に訪れるには、ただポジティブな面ばかり見ているだけでは不十分なのです。

いいことばかりが訪れるわけではありません。しかし、前に進み、本当に望むことを起こすには、それを受け止めコントロールする必要があります。

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