脳の健康を保つ食生活

4月 12, 2016
脳は体の2%を占めるに過ぎませんが、 日常生活の中で摂取されるブドウ糖の20%を消費しています。しかし、夏の休暇が近づく頃になると、私たちは厳しいダイエットによって、脳が必要としている栄養を取らなくなってしまう傾向があります。

「脳のためのダイエット」と呼ばれる食生活をご存知でしょうか。「脳のフィットネス」は生活の質を向上させるためのテクニックです。それは、ストレスをコントロールし精神疾患を予防することによって、知性と記憶力を改善してくれるのです。

脳の栄養摂取

私たちはどのようにして脳に栄養を供給すべきなのかについて、通常あまり考えることはないかもしれません。脳は体の2%を占めるに過ぎませんが、日常生活の中で摂取されるブドウ糖の20%を消費しています。

あなたが行ったダイエットの全ては、一日が終わった時にあなたの脳の健康に良くも悪くも影響を及ぼします。 精神的な機能を強化する様々な食べ物がありますが、 常に心掛けねばならないのはバランスのとれたダイエットをするということです。 すなわち、もしランチにファストフードを食べるとか、食後のデザートとしてフルーツを食べなかったならば、たとえ朝食に一つかみのクルミを食べても効果はないのです。

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また、不飽和脂肪酸のオメガ3や6、ビタミン類、タンパク質が豊富に含まれる食品を食べることを忘れないようにしてください。さらに、一日に少なくとも2リットル(夏季や運動をしている時には3リットル)の水を飲むことを忘れてはいけません。ずっと座ったままの状態でいるとか、朝食を抜くという悪い生活習慣を改めるようにしてください(服を着替えたり髪を整えたりしながら一杯のコーヒーを飲むのは朝食とは呼べません)。

普通の状態では、脳はブドウ糖から養分を吸収しています。日常生活の中でカロリーや脂質の摂取が少ない場合は、脳の栄養摂取量も減ってしまいます。 脳という有機体はエネルギー不足のために正常な機能を果たせなくなるかもしれないのです。

以上のことから明らかなように、脳に栄養を与えることは脳の機能を十二分に発揮するのに極めて重要なことなのです。神経は指令を出して筋肉を動かし、感情を生み出し、誕生日が近づきつつあることを思い出させてくれます。また、夜にはゆっくりと眠れるようにしてくれます。

脳の健康のためには、大都会での生活のテンポは決して好ましいものではありません。 そこでは、運動したり休息したりするために時間を割くことはほとんど不可能だからです。また、大都会は脂っこい食べ物や糖分の多い食物で溢れています。食事は時間を掛けずに手短に済ませるようになり、夏場の厳格なダイエットが役に立たないことを示してくれます。いずれにしても、あなたの体は必要とされる栄養を食べ物から摂取できず、脳にとっても同様のことが起こるのです。

あらゆる種類の疾病を防ぐために、生命体としてのあなたの体を一つのまとまりとして管理することから始めましょう。十分に栄養を摂取した脳は疲労することが少なく、様々なことに注意を払いながらも集中力に欠けることがありません。 記憶力にも優れ、日常生活の中で効果的に能力を発揮して常に前向きに物事に対処できるのです。そのことによって、揉め事を避け周囲の人々と一緒に問題を解決することが可能になるのです。

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脳のためになるダイエット食品

これからご紹介するのは「脳のためのダイエット」とでも言うべきもので、毎週・毎日の食生活に以下の食品を効果的に取り入れることをお勧めします。 これらの食品を食生活に取り入れれば、あなたはすぐにでもその効果を感じることができるでしょう。

われわれが生きていくうえで、水がきわめて重要なものであることは言うまでもありません。私たち人間の体は大部分が水分によって作られているからです。もし水を飲むのが好きではないのなら、砂糖を入れないお茶、無添加のフルーツジュース、オレンジのような果物、もしくは手作りのスムージー(凍らせた果物や野菜などをミキサーで混ぜ合わせて作った飲み物)を選んでも構いません。脳の91%は水分で作られているわけですから、十分な水分の補給には常日頃から心掛けてください。人間は物を食べなくても2カ月は生き延びられますが、2週間以上水分を取らないと生きていけません。水分の一日当たりの必要摂取量はおよそ2リットルですが、それは一般的な目安です。肉体的な活動をどの程度しているか、どのような仕事をしているかによって必要な量は変わりますし、体重・身長・年齢・季節などによってもそれは左右されるのです。

ブロッコリー

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ブロッコリーは非常に素晴らしい野菜のうちのひとつで、日々の食生活には必ずこれを取り入れなければなりません。ブロッコリーはアブラナ科の野菜の王様ですが、それ以外にもキャベツ、カリフラワー、芽キャベツも食材として使うとよいでしょう。高タンパクで低カロリーのこれらの野菜は、水分を多く含み大量のビタミン(A、B、C、E、K)も含有しています。 さらに、これらの野菜によって葉酸、フラボノイド類、ルテインを摂取することができます。 ブロッコリーには優れた抗酸化作用があるので、物忘れの防止にも大いに役立ちます。 ブロッコリーを調理する際には、ビタミンCが失われるのを防ぐため、蒸したりグリルで焼いたりするのがよいでしょう。

オートミール

オートミールはシリアルの一種で、オレンジジュースやミルク、ヨーグルトなどと一緒に食べるとよいでしょう。オートミールはタンパク質やアミノ酸を多く含むとともに、不飽和脂肪、ビタミンB、ビタミンE、マグネシウム、カリウム、セレンも含有しています。すなわち非常に栄養価が高い食品で、物忘れの防止に効果があります。カップ一杯の牛乳に調理されたオートミール大さじ二杯を加えてハチミツで甘みをつけるという昔ながらの調理法があります。これは寒い季節に眠りに就く前には格好の飲み物となるでしょう。

バナナ

インドではかつて最も頭がよい人々がバナナの木陰で横たわりながらバナナを食べていたそうです。これに因んで、バナナは賢者の果物と言われています。バナナには良質の糖分、ビタミンBとC、カルシウム、リン、カリウム、マグネシウムが含まれています。 バナナは十分に熟した時点で食べるか、皮が濃い黄色かブラウンになった時点で食べることをお勧めします。そうすることによって、バナナに含まれる糖分が吸収されやすくなり脳に直接作用するからです。記憶力や心の状態を司る神経伝達物質を作り出すのにそれは重要な役割を果たすのです。

緑茶

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東洋のお茶の素晴らしさは、それが多くの有効な成分を含んでいるということにあります。発酵させずに作られた緑茶は、抗酸化物質、マンガン、シュウ酸などを豊富に含んでいます。腫瘍の成長を阻止する効果があり、解毒作用がある飲み物です。脳の老化を防ぐという働きもあります。さらに、緑茶 は体重の減少と脂肪の燃焼に大きな役割を果たします。

 

一般に「ダイエット」といえば肥満の防止・解消のために食事を制限することだと考えられていますが、それは一面的な捉え方であると言えるでしょう。「ダイエット」には食習慣とか食生活という意味があり、肉体のみならず精神的にも健康な状態であるためには、日々の食生活を見直して脳の活性化に繋がることを実践していく必要があります。そういう観点から、毎日自分が食べているものや食べ方について考えを巡らせてみてはいかがでしょうか。

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