妊娠中の甲状腺機能亢進症の悪化を抑えるには

妊娠中の甲状腺機能亢進症の悪化を抑えるには

によって書かれた Ivan Aranaga Amengual

最後の更新: 06 12月, 2022

甲状腺は首、喉仏の下あたりに位置しています

甲状腺は内分泌系の一部で、甲状腺ホルモンをろ過します。甲状腺ホルモンは代謝を正常化する役割を担っています。代謝は体にエネルギーを分配します。甲状腺は蝶のような形をし、2つの丸い突出部で形成されています。

甲状腺がホルモンを十分に分泌していない時、甲状腺機能亢進症という状態を引き起こします。甲状腺機能亢進症になると、体の機能の一部、例えば食べ物の消化などがスローダウンしてしまいます。

甲状腺は妊娠や胎児の発達にも影響を与えます。胎児の健康を守るには、妊婦は主治医のアドバイスに従った検査を行っておくべきでしょう。

甲状腺機能亢進症の診断

甲状腺機能亢進症は、血液検査で血中の甲状腺ホルモンの値を調べて診断します。

一番良いのは、妊娠する前に甲状腺をコントロール下に置くことです。そうすれば、妊娠中の複雑化や流産の危険を減らすことができるでしょう。

甲状腺機能亢進症の症状

甲状腺機能亢進症の診察を受ける女性

妊娠中は甲状腺機能亢進症の診断が難しい場合があります。

妊娠で起こりうる一般的な症状と非常によく似ているからです。ですが、以下のような症状があれば、甲状腺機能亢進症かもしれません。

  • コントロール不可能な体重の増加
  • 便秘
  • 寒さに非常に敏感になる
  • 枝毛や切れ毛、爪がもろくなる
  • 倦怠感、疲れ、弱さを感じる
  • 不順または重い月経出血
  • 筋肉や関節痛
  • 乾燥肌、肌が青白い
  • 悲しみ、鬱
  • 脈が遅い
  • 痙攣
  • 声がかすれる
  • 顔のむくみ、まぶたが下がる

自然の力を使った治療法

妊婦で甲状腺機能亢進症の患者に対する一般的な医療治療は、レボチロキシンを使います。これは血中の甲状腺ホルモンの値を正常化します。その他、ヨウ素を使うこともあります。妊婦は1日あたり150mg以上のヨウ素摂取を必要とします。

さらに4週間に一度血液検査を受け、ホルモンの値が安定しており、胎児が正常に発達しているかどうかを確認する必要があります。こういった医療治療と同時に自然療法を行うことも可能です。今日は、そんな自然療法をいくつかご紹介しましょう。

パイナップルとパパイヤのスムージー

パイナップルとパパイヤ

材料

  • 海藻 大さじ1(15g)
  • 青リンゴ 1個
  • パイナップル 1切れ
  • パパイヤ 1切れ
  • グレープフルーツ 1個

作り方

材料を全てブレンダーに入れ、よく撹拌します。出来上がったらすぐ、漉さずに飲みましょう。7日間、毎日朝食前に飲みましょう。健康的な体重が維持できるでしょう。また、甲状腺の機能も健康に保つ効果があります。

クリーミーグリーンジュース

材料

  • 小さめの一口大に切ったアボカド 1/2カップ
  • みじん切りにしたほうれん草 大さじ2(60g)
  • ココナッツミルクヨーグルト 大さじ3(37.5ml)
  • レモン汁 大さじ1と1/2(19ml)
  • クロレラパウダー 小さじ1/4(0.75g)

作り方

材料を全てブレンダーに入れ、クリーミーでなめらかな状態になるまで撹拌します。クロレラとはヨウ素が豊富な海藻です。リンゴやレモンは体のデトックスを促してくれるでしょう。

にんじんデトックス

にんじん

材料

作り方

材料を全てブレンダーにかけます。出来上がったら漉しましょう。少なくとも一週間、毎日飲むと良い結果が出やすいでしょう。ホルモン値を正常化する効果があります。

ほうれん草とスピルリナのスムージー

材料

  • 新鮮なほうれん草 一掴み
  • にんじん 小4〜5本(細かく切る)
  • 青リンゴ 2〜3個
  • セロリ 2株
  • スピルリナ 小さじ1(3g)

作り方

最初ににんじん、セロリ、ほうれん草、リンゴをブレンダーにかけます。その後、スピルリナを入れてさらに撹拌して出来上がりです。1日2回飲みましょう。甲状腺の機能を正常化するだけなく、様々なビタミン、ミネラル、食物繊維を摂取することができます。


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