手の老化を防ぐ7つのアドバイス

マッサージしながらハンドクリームを塗ったり、日焼け止めを使用するなどのハンドケアが、早期老化を防ぐ基本です。
手の老化を防ぐ7つのアドバイス
Abel Verdejo

によってレビューと承認されています。 理学療法士 Abel Verdejo.

によって書かれた 編集チーム

最後の更新: 06 12月, 2022

私たちの身体のケアとは、その大部分が、日々の体の変化を受け入れてそれに慣れていくための健康的な習慣を維持することです。そうすれば健康や若々しい見かけという結果につながるでしょう。そこで、ここでは手の老化を防ぐためのアドバイスをいくつか紹介します。

身体のケアという点では、手は特に気を遣うべき部分の一つです。私たちは毎日手を酷使します。そのため、加齢や継続的に行っている活動の影響が、手の肌や関節にも現れるのです。

現在、手の健康のケア方法にはさまざまなものがあります。例えばエステの施術は大変効果的で、施術の種類や料金も多様です。

今回は、美容業界が提供する様々なケア施術を紹介します。また、手の老化を少しでも遅らせるために、毎日自宅で行える美容法や習慣もご紹介します。

さまざまなハンドエステ

手にクリームを塗る女性

まずおすすめなのは、やはり皮膚科医または手のケアの専門家に診てもらうことです。一連の医学的な検査を通して、肌のタイプやその健康状態に応じてどんなケア方法が一番適切かを見極めることができるでしょう。

メソテラピー

メソテラピー

メソセラピーは、日本では部分ヤセのための脂肪融解注射と捉えられがちですが、ヨーロッパでは乾燥がひどいためにシワが深く、かなりの保湿が必要な手によく施術されます。イタリア、ローマのトル・ヴェルガータ大学の研究をはじめとして科学的にその効果が確認されており、変形性膝関節症の患者がよくこの治療法を利用しています。

  • 皮膚組織を活性化し、深い部分から保湿できる化学物質と総合ビタミンをベースとしたホメオパシー薬液を注入します。
  • これが、肌にツヤと弾力性を取り戻すためのコラーゲン生成を刺激します

ケミカルピーリング

手のピーリング

特殊な化学的薬剤を使用して手肌のピーリングを行うというのがこの施術です。バルセロナ大学の研究で、その高いセラピー効果が確認されています。

シミやシワがある手のケアにぴったりで、時間とともに肌はより柔らかく若々しくなり、その効果がはっきりと確認できます。

ヒアルロン酸注入

手のヒアルロン酸注入

この治療法は、手の甲の厚みがかなり減り、皮膚が薄くなって血管が目立ってしまう手に特におすすめです。これまでのところ、この治療法が満足できる結果を生み出していることが、学術雑誌「Cirugía Plástica Ibero-Latinoamericana」に掲載された研究によって示されています。

  • 麻酔クリームまたは局所麻酔の後、ヒアルロン酸またはポリ乳酸を注入します。
  • 肌の厚みが劇的に回復するため、はっきりとした結果が得られます。

手を若返らせるためのその他のアドバイス

ここからご紹介していくアドバイスは、手肌の健康を維持するために、健康的な生活習慣を身に付けることと大きく関わっています。本当に簡単で、ちょっとした努力で実行できるものばかりです。

寝る前のマッサージ

手のマッサージ

就寝中は身体がリラックスした状態になり、細胞の再生や栄養分の吸収などが行われます。ですからよく吸収するよう天然オイルや薬草成分などを含むクリームを使ってマッサージをするのがおすすめです。

  • やさしく円を描くような動きでマッサージをしましょう。

 

手を守る

手を保護する

気温や室温は、手の状態に最も影響があります。保湿クリームを使い、寒さや暑さから手を守る習慣をつけましょう。外出で紫外線に当たる前に日焼け止めクリームを塗ることも非常に重要です。

適切な石けんの使用と洗い過ぎに注意

石鹸で手洗い

手を洗うことは毎日のことですから、自分の肌の状態にぴったり合う石けんやハンドソープを使うことが非常に大事です。

フラワーオイルやアロエ、ハチミツ、シアバター、オーツ麦などの天然材料を成分に含む石けんを使うように心がけましょう。

最後に、衛生には気を遣わなくてはなりませんが、必要以上に手を洗うのも避けましょう。気候の変化と同様、水の使い過ぎも手の肌を弱くし痛めてしまいます。これは、学術雑誌「British Journal of Dermatology」に掲載された研究によって証明されている現象です。

この記事で上げたシンプルな方法を利用することで、手の老化を防ぐことも簡単になるでしょう。


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  • Organizacion Mundial de la Salud. Higiene de las manos: ¿por qué, cómo, cuándo? OMS. 2012.
  • World Health Organization. Guía de la OMS sobre Higiene de Manos en la Atención de la Salud. World Heal Organ. 2009.

このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。