見逃せない!虫垂炎の7つの症状

虫垂炎は早期に治療を行わないと、患者の命に関わるリスクを伴う腹膜炎を引き起こす可能性があります。
見逃せない!虫垂炎の7つの症状
Maricela Jiménez López

によってレビューと承認されています。 医者 Maricela Jiménez López.

によって書かれた Carolina Betancourth

最後の更新: 06 12月, 2022

一般的には盲腸と呼ばれることの多い虫垂炎の症状をご存知ですか?

虫垂炎とは、大腸の一部である盲腸の先にある虫垂に化膿性の炎症が起こる病気です。

炎症により盲腸のあたりが圧迫されて血液の流れが滞ります。その結果、体内の炎症反応が私たちの健康に悪影響を及ぼします。

盲腸の正確な機能はまだ解明されていませんが、虫垂炎を早期に治療しないと、虫垂で起きた炎症が、他の体内器官へと広がり、命の危険を引き起こす病気を発症するリスクが高まります。

これらの理由から、盲腸の初期症状や治療方法について詳しく知ることが大切です。

本記事では、見逃せない虫垂炎の7つの症状をご紹介します。

1.刺さるような鋭い腹痛

腹痛

鋭い痛みを伴う腹痛は、虫垂炎の初期症状の一つです。この症状は、盲腸での炎症や他の体内器官への圧迫により次第に強まります。

下腹部に痛みを感じることが多く、時間の経過とともに痛みの強さが悪化します。

多くの場合、へそ周りや腰に痛みを感じることがあり、くしゃみをした時、足や腹部を動かした時に悪化する傾向があります。

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2.吐き気や嘔吐

突然の吐き気や嘔吐は虫垂炎の兆候の一つです。吐き気や嘔吐が起こるのは、虫垂炎が進行している患者には一般的な症状で、患者は体が弱っているように感じます。

患者の90%が、下腹部に強い痛みを発症した後、嘔吐や吐き気を経験すると言われています。

嘔吐を繰り返す時は、直ちに医師の診断を受けてください。虫垂炎以外の疾患を発症している危険があります。

3.便秘と下痢

便秘と下痢

虫垂炎患者の中には便秘を発症する人もいますが、ほとんどの場合は下痢が起こります。

消化器系に起こるこれらの疾患は、体内の他の器官の炎症や他の疾患を引き起こす恐れがあります。また便秘や下痢に苦しむ時、ガスや炎症の症状を伴うことがほとんどです。

4.腹部膨満

腹部膨満は、消化不良などによって起こる腹部の圧迫感や不快な症状を伴うお腹の張りです。たとえ体がすっきりと細くても腹部だけが膨らむのがその症状です。

また腹部膨満は、虫垂炎の一般的な症状の一つであり、体内細胞での炎症反応や蓄積されたガスがその原因だと言われています。

5.発熱

発熱

腹部や腸内の炎症は、虫垂炎の症状と非常に似ています。そして痛みとともに、発熱をしたり震えを感じるのも一般的な症状です。

繰り返し発熱したり、熱が上昇する場合は医師の診断が欠かせません。

また熱はさほど上がらないものの腹部の強い痛みを伴う場合は、直ちに医師の診断を受けてください。

6.食欲不振

普段は食欲が旺盛な人が突然食欲を失うことがありますが、これは盲腸で起こる炎症が、消化機能を妨げることで食欲不振に陥ります。

食欲が減少している時は直ちに医師の診断を受け、栄養不足を予防することが大切です。

また食欲不振は他の疾患を発症している兆候である可能性もあります。

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7.反跳痛

反跳痛とは、その部分を圧迫して離したときの痛みで、虫垂炎の「わかりやすい」症状の一つです。医師は虫垂炎の診察時に右下腹部を圧迫して、離すということで痛みが起こるかどうかを観察します。

虫垂はおなかの右下に位置しますので、おなかの右下が痛くなります。しかし痛み始めは、”みぞおち”だったり、おへその周囲だったりする場合があります。[出典:茨城県厚生連やさしい医学解説:外科医師 設楽英樹氏]

右下腹部を圧迫すると、鋭く刺さるような痛みが腸内の様々な場所で起こりますが、圧迫をやめた後さらに強い痛みが襲う場合、虫垂炎という診断が下ります。

今回ご紹介した症状の一つ、またはいくつかを感じる時は、ただちに医師の診断を受けて虫垂炎を発症しているかどうかを見極めることが大切です。

早期発見が状況の深刻化を防ぎます。


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