目の見えない妻へ/ 愛の証に花を植える男性

7月 21, 2016
愛に基づいた行動は素晴らしいものです。ときに信じられない結果をもたらすこともあります。

その最たる例が、視覚障害の妻のためにとった壮大で美しい愛の行動が世界中で知られることとなった日本の農家の男性のものでしょう。

彼は長い時間をかけて愛する妻が楽しめる広大な花畑を作りました。この話が世界中に知られるきっかけとなったYouTubeの動画は、多くの人にシェアされ、閲覧数とコメントは瞬く間に数百万に達しました。

宮崎県新富町で黒木夫妻は広大な花畑に囲まれて暮らしています。最近では、その花畑はツアー客の観光地にもなっているそうです。黒木夫妻は、私有地にもかかわらず、美しい風景と愛に感銘を受けた観光客を年間約7,000人も受け入れています。

その庭と二人の老夫婦には特別なストーリーがあるのです。

愛の力

man-flower-garden

その話は1956年から始まります。結婚したばかりの夫婦が、終の棲家にとその家へ引っ越してきました。夫婦には二人の子供ができ幸せな日々を送りました。

しかしながら、時が過ぎるとともに黒木夫人の体調が悪くなり始めたのです。糖尿病により視力に深刻な問題が生じ、ついには完全に目が見えなくなってしまいました。

この病気は家族の生活を困難なものとし、特に黒木夫人は意気消沈し、どうしても必要な用事でないかぎり、外に出なくなり家に閉じこもるようになりました。

この状況を見て、妻を元気づけたいという強い情熱で、夫の黒木さんは妻を励まし、妻の笑顔を取り戻す方法を考え始めたのです。

そして彼はあるものをプレゼントすることをひらめきました。それは恋する男性が昔からあげてきたもの、花です。しかし花束くらいでは足りないと思ったので、壮大なサプライズにとりかかりました。

黒木さんは家の周りの丘を、芝桜でいっぱいにすることにしました。

花の香りで妻を外に誘い出せればと庭いっぱいに花を植えました。このアイデアが形になった時には、黒木さんは丘を花で完全に覆うという作業を2年間続けていました。

flower-garden

黒木夫人が視力を失って30年以上経ちましたが、夫の作った素晴らしい花畑に飽きることはありません。

現在は家の中に閉じこもるかわりに、愛する夫と毎日外に出て新鮮な空気と花の香りを楽しんでいます。

YouTubeでこの話が広がると、彼のこの、偉大な愛のための行動に注目した海外の記者たちからも取材が来るようになりました。

あなたへおすすめ