甲状腺疾患がひきおこす7つの症状

1月 14, 2018
甲状腺とは、多くの代謝機能に関連する内分泌器官で、その働きに異常が起こると、身体機能にも変化が起こります。ここでは甲状腺の病気がもたらす症状をご紹介します。

甲状腺疾患がひきおこす症状や異常は非常に多岐にわたり、多くの場合、患者の生活の質に深刻な影響をもたらします。

甲状腺疾患は女性に多く見られる一般的な病気で、治療法は確かにありますが、長期に渡ったり慢性化したり、外科手術が必要な場合もあります。

また、この蝶の形をした器官から分泌されるホルモンが、数多くの代謝機能をコントロールしていることから、この甲状腺ホルモンの分泌が多すぎても少なすぎても、他の病気とまちがえられやすいさまざまな異常が身体に現れるということを覚えておかなくてはなりません。

ですから、疲労感を持ちながら理由が分からなかったり、突然の体重増加をストレスと結びつけている甲状腺疾患の患者がいたりすることも一般的です。

これほど多くの関連症状がある病気はほとんどないので、これらの症状を知っておくことは有意義だと言えます。自分の身体の健康のために、頭に置いておくべき情報です。

 

1. 便秘、消化器障害、大腸の荒れ

ソファでお腹を抑える女性

甲状腺疾患は、多くの場合さまざまな消化器官の異常を伴います。

甲状腺疾患の診断を受ける前に、消化不良や大腸の荒れの兆候が見られる時期があることが一般的です。

一方、消化器系の症状によって甲状腺の異常の種類を見分けることもできます。

甲状腺機能低下症

  • 便秘
  • 栄養素の吸収不良
  • 消化不良

甲状腺機能亢進症

  • 下痢
  • 胃の上部の痛み
  • お腹の張り
  • 時折の嘔吐

 

2. 月経異常、不妊の可能性

月経不順は甲状腺疾患の患者に一般的な症状です。

  • 甲状腺機能低下症の場合は、月経痛がより重く、月経自体も長いことが多いです。
  • 甲状腺機能亢進症の場合は、月経周期が長い上に月経期間が短く、ひどい場合には早期閉経となる場合もあります。
  • これは、甲状腺疾患に関連した症状として最も重い症状の一つであることは確かです。甲状腺疾患の診断を受ける前や、有効な治療を受けていない場合に起こることが多いです。

ですから、常に信頼できる専門医にかかることを心掛けましょう。

 

3. 筋肉や関節の痛み

手首をさわり見つめる女性

筋肉や関節の痛みも、甲状腺疾患によくある症状ですが、同時に最も知られていない症状でもあります。以下の点を頭に入れておきましょう。

  • 甲状腺機能低下症の場合は、年齢・性別にかかわらず、筋肉や関節の継続的な痛みがあります。これは非常につらい症状で、例えば線維筋痛症などと誤った診断を受ける場合もあります。
  • しかし、治療とともにこの症状は目立って減少していきます。
  • また、甲状腺に問題がある人は、手根管症候群や足底筋膜炎にかかることが多いです。

一方、甲状腺機能亢進症の場合、腕と脚の痛みや弱まりをはっきり感じる人が多いです。

 

4. 高コレステロール

もう一つ、驚く人も少なくないであろうデータがあります。甲状腺に異常があると、悪玉コレステロール(LDL)が増加するのでしょうか。これは増えるというよりは、強くなると言えます。

  • 高コレステロール患者の中に、食生活の改善をしても、運動をしても、スタチンを飲んでもコレステロール値を下げることができない人がいます。

この場合、甲状腺機能低下症にかかっていると考えられます。反対にコレステロール値が非常に低い場合(低すぎるのも身体によくありません)、甲状腺機能亢進症が疑われます。

 

5. 睡眠の異常

ベッドで眠れない女性

甲状腺疾患患者の生活の質に最も影響を与える側面のうちの一つは、睡眠の異常です。これは単に眠れないという問題ではありません。

  • 10時間眠ったとしても、疲れたまま力なく目覚めるということがあります。
  • 往々にして、身体が休まった感じがしないということで昼寝をしたり、あるいは週末を寝て過ごしたりします。これはかなり深刻な問題です。

しかし場合によっては、横になっても動悸がしたり、落ち着かなかったり、不安を感じたりして眠りにつくことができないこともあります。

 

6. 皮膚の変化

甲状腺疾患によって抜け毛がある場合がありますが、それ以外にも皮膚にかなり目立つ変化が起きることもよくあります。

  • 甲状腺機能低下症の場合、特にかかとや膝、肘などの皮膚が、乾燥してカサカサしたり、ゴツゴツとしたりします。
  • 甲状腺機能亢進症の場合、皮膚が弱くなり、気温の変化にとても敏感になります。

 

7. うつや不安

背を向けて立つ毛糸帽の男性

甲状腺の活動が弱まる甲状腺機能低下症の場合、神経伝達物質にも異常が現れます。セロトニンやドーパミンの低下はうつにつながります。

また多くの医師が把握しているデータですが、うつ症状のある患者に向精神薬が効かない場合、甲状腺になんらかの問題があることがよくあるということです。

以上のように、精神的な問題、睡眠の問題関節の痛みなど、多くの人々が抱える一般的な症状が甲状腺疾患によるものである可能性があります。診断される前であったり、効果的な治療が行われていない場合に、このような症状が見られます。

この情報をぜひ頭に置いておいてください。

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