子ども達には心の教育を!

子ども達に正しい心の教育を行うことは、将来幸せになれる人間、良い人間を育てることとなります。
子ども達には心の教育を!

最後の更新: 07 5月, 2019

心の教育とは、子どもが生きていく中でとても大切で、正しい心の教育を受けた子どもは自分自身と周りにいる人の幸せをもたらします。

親として、子ども達には、信号は青になったら渡ること、ペットの世話をすること、本を読むことや数字、リサイクルの方法といったことを教えることができます。しかし、あなたは自分の子どもに感情を表現する方法を教えていますか? 子ども達は、ドアをバタンと閉めて部屋に閉じこもる前に自分の感情を表現する方法を知っていますか?

教育とは、空っぽの心に様々な知識や情報を単に詰め込むことではありません。この複雑な社会の中で生きていく上で幸せでいる方法、他人をも幸せにしてあげられるような生き方を身につける方法を教えることも含まれています。毎日、ちょっとした瞬間に心の教育をすること、そしてその価値をわからせることはとても大切なことなのです。

子どもの心の教育を行うには

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子どもの教育は、彼らがこの世に生まれた時から始まります。教育とは、愛情、思いやり、親切な言葉や行動などを示し与えることも含まれます。例えば、赤ちゃんを寝かしつける時、ご飯を食べさせる時、親が微笑みかけることなども子どもに対する教育と言えます。

教育とは、子ども達が一歩一歩小さなステップを踏むごとに安心感を与え、子ども達に励ましとサポートを示し、失敗した時は勇気を持つことを教えることです。これは全て心の教育なのです。

子どもの本当の冒険は、8歳頃から始まります。この位の年齢になると世界の本当の姿、自分自身がどのような人物なのかということがだんだんわかりかけてきます。また、善悪の区別や正義感などもわかっているでしょう。

そして子ども達は、自分の個性や興味を探求し続けます。興味を持って世界に飛び出すでしょう。親はそのサポートをする鍵となるのです。

自分の子どもに対する心の教育の一部として、親が励ますべきことを知っておきましょう。

1. 自己認識が心の教育の基本

心の教育:自己認識

私たちは成長するにつれ、さらに良い自分となるべきです。子ども達は、自身の持つ力と、その限界についても知っておくべきでしょう。

自分自身で物事を行うことの大切さを教えましょう。何ができるのか、何が得意なのか、どこで間違ったのかがわかるようになります。

子どもに対し、過保護にならないようにしましょう。過保護になると、子どもの責任感が失われ、自分に自信がもてなくなります。子どもの成長を見守り、成長の一歩一歩をサポートしましょう。そして間違った時には罰するのではなく、どうすれば良いのか教えてあげましょう。

2. 責任を与える

心の教育:責任

精神的に成熟した人は自分自身に責任を持っています。自分のためにやってもらいたいと他者に頼ることはせず、自分自身の力を信じています。

子どもが大きくなるにつれて、徐々に責任を与えましょう。人生とは権利や自由だけでなく、その結果としての責任も伴うということを学ばなくてはいけません。

こちらも参考にして下さい:現代の子供たちが窮屈に感じる理由

3. 不満な気持ちを受け入れつつも幸せでいる、ということを学ぶ

心の教育:不満さを克服

子どもたちには幼い頃から、人は誰も欲しいもの全てを手に入れることはできないということを悟らせなくてはいけません。自分の希望通りにいかなかったからといって、いつもいつもこの世の終わりであるようなリアクションをしていてはいけないのです。例えば次のような例を挙げてみましょう。

あなたには8歳の子どもがいます。ある日、携帯電話が欲しいと言いました。明らかに、携帯電話を持つには早すぎるとあなたは思い、そのことを伝えました。もし、その返事を聞いて子どもが家具を叩いたり叫んで反抗したとしたら、「不満な気持ちを受け入れる」ということができていないのです。長い目で見ればこの状況はかなり悲惨ですが、あなたが穏やかにきちんと理由を説明をすれば、トラブルになどならないのです。

4. 共生の重要性

心の教育:共生と共感

人生とは無人島ではありません。私たちは、私たちの日常生活を作り上げてくれる存在である他者に囲まれ、絆を作る社会に生きているのです。

つまり、子どもの心の教育に成功するためには親として以下のような事柄を行なわなくてはいけません。

  • 共感する気持ちを育てましょう。祖父母、兄弟姉妹、友達など他者の感情に気がつくことができるでしょう。
  • 子どもが何か誤ったことをしたら、そのことを正しく理解させましょう。他者を尊敬し、理解し、幸せにするよう努力すれば「皆が勝者」なのです。誰かに微笑みかければ、大抵同じように微笑みが帰ってくるでしょう。ポジティブな感情を持つことは大切なのです。
  • 子どもには、自分自身が幸せであるようにと教えることが大切です。子ども自身が熱中できる趣味を持ち、知識や満足感が得られるような新しいことに取り組むことが大切です。同時に、自分自身を愛することはとても大切なことだと子どもたちは気がつくでしょう。良い意味で自信を持ち、自分の心も体も大好きだと思うことで、他者を愛せるようになるのです。

以上のことを参考に、今日から心の教育をぜひ始めましょう。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。