筋肉の痙攣が起こった時の対処法

筋肉の痙攣は、不随意の筋肉収縮であり、とても一般的です。実際、ほとんどの方が突然の筋肉の痙攣を体験したことがあるでしょう。筋肉の痙攣が起きた時の対処法や、痙攣の防ぎ方を学びましょう。
筋肉の痙攣が起こった時の対処法

最後の更新: 28 9月, 2018

その痛みは、身体の様々な部分に起こり、予測することができません。今日お話するのは、皆さんの敵「筋肉の痙攣」についてです。筋肉の痙攣を経験したことのない方はいますか?

「経験したことがない」と答える方はいないのではないでしょうか。なぜ、全ての人に筋肉の痙攣が起こるのかというと、私たちの身体の大部分が筋肉で構成されているからです。

筋肉の痙攣とは?

ふくらはぎの筋肉

筋肉の痙攣は、不随意の筋肉収縮が原因で起こります。

筋肉組織全体が収縮するのではなく、その内の一部のみが収縮します。それにより、痙攣が一部に集中するので、激しくて堪え難い痛みが出るのです。

痙攣は、筋肉への直接的な外傷や損傷とは関係がありません。痙攣は、一般的に激しい運動の後や、寝る前に起こります。

不随意の筋肉収縮の原因

先ほどもお伝えしましたが、直接的な外傷は痙攣の原因ではありません。

実際、筋肉が損傷したからと言って、痙攣が引き起こされるという事はないのです。

最も一般的なものは次のとおりです。

  • 脊髄の負傷
  • 神経機能不全
  • 過度の筋力運動
  • ミネラルの欠如
  • 水分不足
  • 筋肉への不十分な血流
  • 背中や首の神経の圧迫

 

その他の原因としては、次もあげられます。

  • 妊娠
  • 月経
  • 賢不全
  • 甲状腺機能の低下
  • 飲酒
  • 特定の薬

こちらもご覧ください 甲状腺機能低下症の治療法

筋肉の痙攣が起きたらすべきこと

背中の筋肉

筋肉の痙攣は、いつ、どこにいても起こりえるので、起こった時にどう対処するべきかを知っておく必要があります。

運動する前に

あなたの筋肉をいきなり運動させることは、不随意の筋肉収縮の主な原因の一つになります。このため、運動する前にいくつかの点に注意してください。

  • 運動をする前に、身体の全ての筋肉を起こしてあげるようにストレッチなどのウォームアップをしましょう。これから、使用する筋肉を重点的にのばすようにしてください。
  • 運動の前、最中、後に水分補給をしっかりと行いましょう。
  • 運動前の重い食事は控えてください。
  • もし食べたいのであれば、運動する2時間前に食事を済ませるようにしましょう。
  • 運動前にコーヒーやアルコール飲料を飲むのは避けてください。

筋肉痙攣時の痛みのコントロール法

不随意の筋肉収縮を和らげる方法は多くあります。最も簡単で、実用的な方法をいくつかご紹介しますね。

痙攣している筋肉をマッサージする

マッサージは、痙攣を治す最も一般的な方法です。誰にでも簡単に行うことができて、すぐに痛みがひくからです。

  • まず痙攣を起こしている筋肉の位置を確認し、マッサージが行いやすい体勢をとりましょう。
  • 片方の手で、適度な力を入れながら、円を描くようにマッサージしていきます。これにより、筋肉への血液循環が促進され、筋肉が正常な状態へ戻ります。

こちらもご覧ください 筋肉の痙攣を防ぐには

患部を暖める

シャワー

これも、筋肉痙攣からの痛みを和らげるのに素晴らしい効果があります。特に、痛みが長時間続く場合に試してください。

色々な方法で患部を暖めることができます。

  • 温かいシャワー:身体に温かいお湯を浴びることで、不随意収縮を徐々に和らげていきます。お湯と蒸気の組み合わせが、非常に効果的です。
  • 温湿布:タオルにお湯を含ませ、温湿布をつくり患部に直接あてておきます。タオルがない場合には、他の布類で代用してください。

水をたくさん飲む

痙攣の主な原因の一つに脱水症状がありますので、水を多く飲むことで症状が改善するでしょう!

水分補給をすれば、痙攣を治すだけではなく、痙攣を予防することもできます。

痙攣を既におこしてしまっている時は、少なくとも半リットルのを飲むようにしましょう。

しかし、この方法は、筋肉の痙攣が運動中に起こった場合にのみ有効です。運動中に起こる痙攣の多くは、脱水症状に直接関係している為です。

筋肉の痙攣は、とても一般的だということを知っておいてください。そして、筋肉の痙攣による不快な痛みは、せいぜい10分間しか続きません。

もし痛みがそれ以上続く場合は、医師に相談し、痛みがある部分の筋肉を検査してもらってください。

 

画像提供:© wikiHow.com


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。