肝毒性因子による肝障害の兆候

1月 10, 2018
肝臓は人間の体内でも重要な働きをする器官ですが、炎症、薬物、遺伝的欠陥、産業有害物質、または自然因子からの影響を受けやすい繊細な器官でもあります。

肝臓は、栄養素、薬品、有害物質などの代謝や体外への排出を担っているため、肝毒性からの影響を受けやすい傾向があります。言い換えると毒素が血液や他の組織に到達する前に、分別して排出するフィルターの役割を果たしています。

しかしながら肝臓に悪影響を与える要因により、肝臓が正常に機能しなくなることがあります。

肝毒性とは

肝毒性とは薬物や薬物以外で肝臓に毒性のある要因に晒されることで発症する肝臓へのダメージを指し、肝臓のフィルター機能が毒性により攻撃されて機能障害を起こします。

肝毒性はアメリカとヨーロッパで深刻な健康上の問題となっており、市販されている製品がリコールされる原因の一つが肝毒性です。

肝毒性の一部ご紹介します:

  • 薬品(主に抗生物質や抗炎症物質だがその他の幅広い範囲での薬品を含む)
  • 産業有害物質
  • 自然要因(マッシュルームやきのこ類、また過剰な緑茶の摂取)

こちらの記事をご覧ください:肝臓のデトックスをサポートして健康を維持する6つの食材

肝毒性の症状

肝毒性の症状

肝毒性の症状は肝炎に似ています。基本的に肝毒性は、肝疾患などの肝臓が正常に機能しなくなる病気として発症します。

よくある症状をご紹介します:

  • 黄疸
  • 吐き気と嘔吐
  • 便の色の変化
  • 濃い色の尿
  • 倦怠感や疲労感
  • 腹部の痛みやむくみ
  • 発熱
  • 食欲不振
  • 皮膚のかゆみ
  • 打ち身や打撲

症状に気づかない人も多くいますが、ある特定の肝毒性にさらされるとすぐに症状が発生するので注意してください。

ただし、予期しない肝毒性にさらされた時は、症状が発生するまでに数週間、または数ヶ月が経過することがあります。

 

肝毒性と関連のある製品

医薬品

医薬品の中には肝毒性があるものがあり、事情は国によって異なりますが関係省庁がリストを作っていたり、薬剤の説明書には言及があります。

 

栄養補助サプリメントやハーブサプリメント

ハーブサプリメントや自然療法薬の中にも、肝毒性となるものが、その疑いがあるものがあります。

一部をご紹介します:

  • ノニジュース
  • ヤドリギ
  • ヴァレリアン
  • 樟脳油
  • ヴイックスヴェポラッブ
  • アロエベア
  • 大豆イソフラボン

きのこ類

一部のきのこや菌にはアナトキシンと呼ばれる肝毒性が含まれており、肝臓や腎臓の組織や細胞にダメージを与える有害物質となります。

症状

  • 胃の痛み
  • 嘔吐
  • 吐き気
  • 出血

また適切な医学的治療が行われないと、心臓発作を発症したり2日以内に死亡することもあります。

麻薬と化学物質

薬

コカインやエクスタシーなどの麻薬、農薬、除草剤、塩化ビニル、そして汚染された食品がここに分類されます。

こちらの記事もご参考に:肝不全の5つの症状と4つの原因

 

肝毒性の診断方法

現段階では、確実に肝毒性を診断する検査やテストは存在しません。関連のある疾患と症状が似通っているため、確実なテストの開発が必要となります。

治療

腹部の痛み

 

肝臓から毒素を取り除く時にはアセチルシステインを使用します。これ以外には特定の治療法がないのが現実です。

嘔吐によって体外に排出し、十分な休息をとることで症状を緩和します。

危険性

毒素が体外に排出されると症状が緩和される傾向があります。しかし症状が良くならない時や肝機能障害が起こる時など、肝硬変を併発する恐れがあります。

肝毒性は非常に深刻な問題であるため、その症状を理解することで悪化を防ぐことができます。

今回ご紹介した症状を発症したら、必ず医師の診察を受けてください。

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