介護者症候群:/介護する人をどのようにケアするのか

· 4月 26, 2016
誰かの介護をすることが重要ならば、あなた自身をケアする方法も知っておく必要があります。

おそらく人生のどこかの時点で、あなたの介護が必要になる人がいるでしょう。それは、年老いた両親や病気の兄弟姉妹、日常の世話が必要な障害のある子どもかもしれません。“介護者症候群”は、誰かに必要とされ、誰かの健康や幸せに責任を負っている人には誰にでも起こりうるものです。

しかし、誰かの世話をするという役割は、見過ごすことができない感情的な負荷だけでなく、徐々に身体的な負荷を引き起こす可能性があります。負荷はゆっくりと起こっているのですが、介護される人にエネルギーを集中しているため、結局、自分自身の事は顧みないで終わってしまいます。介護者という役割にがんじがらめにされてしまい、“自分自身になる”ことを忘れてしまうことのがあるのです。

妥協点はどこでしょう?  今日社会に蔓延するこの状況を、どのように解決すべきでしょうか?  今日の話題は、介護者症候群です。

介護者症候群、その重みは女性に降りかかります

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統計では、非常に厳しい現実が見られます。介護される人の世話の責任は、大抵女性にのしかかっているということです。介護は、愛情と献身的な気持ち、感情と心身的な結びつきによって行われる仕事で、家族や、一日中あなたの助けを必要とする人を簡単に放っておくことはできません。

しかし、以下のような点を忘れてはならないでしょう。

  • 介護をしなければならない人は、しばしの間、仕事を脇に置かなければならない必要があるということです。
  • 介護者であるということは、1日24時間、介護される人に添い続けなくてはいけないということです。
  • 介護の役目は愛情と献身的な気持ちから行われますが、それは感情的には、あなたを頼りにしている人が急な助けが必要になったり危険な状態になるかもしれない、という不安や心配な気持ちを介護者は抱え続けているということです。現実的には、あなたにも休息が必要で、家族の他の人に介護を助けてもらうべきです。
  • ほとんどの人は、準備ができていないまま介護者となります。つまり、あなたが介護される人の正しい運び方を知らなかったり、食事や衛生状態、投薬の失敗など、身体的な負担を経験することになります。
  • 介護者は、通常50〜60歳台で、介護者自身がすでに内科的疾患や身体的な制約がある場合が多いです。
  • 多くの場合、介護者には、孫や子どもなどその他の家族や扶養家族がいるということ。
  • 介護者は、娯楽や趣味に専念する自分自身の時間を失ってしまうことになります。その生活は、悪循環によって作られた肉体的・精神的プレッシャーによって埋め尽くされ、深刻なダメージを引き起こします。

 

“介護者症候群”の警告サイン

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通常、介護者は自分自身が苦しんでいる感情的、身体的なダメージに気づきません。実際、介護されている人は、介護のおかげで状態が良くとも、逆に介護者は、自分自身を失い慢性疲労や腰痛、ストレス、不安発作、またうつ病に悩まされます。

 

警告サインは次のようなものです:

  • 身体的、精神的疲労
  • 睡眠障害
  • 頻繁な感情の起伏
  • 体重の変化
  • 鎮痛剤への依存
  • 社会からの孤立
  • 記憶喪失や集中力の低下といった認知的困難

 

“介護者症候群”を防ぐためのヒント

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  • 毎日2、3時間は自分のための時間を作る。
  • 誰かにお願いすることを学ぶ – これが非常に重要です。介護は一人の人だけに負わせるべきではありません。あなたの家族やソーシャルサービスと話し合っておきましょう。あなたを助けてくれる人や方法があればあるほど、介護される人をより助けてあげられるのです。覚えておいてください。あなたが元気であれば、あなたの愛する介護を必要とする人にも最高の介護を提供できます。しかし、もしあなたが落ち込んでいたり、疲れ切っていたらできないでしょう。
  • 介護されている人が苦しんでいる状態や問題について、もっと学びましょう。専門家のアドバイスを聞き、適切な介護方法に役立てましょう。
  • 常に社会生活を維持し、できるだけ友人との時間を過ごしましょう。そして自分自身の感情や幸せを大切にしましょう。
  • 運動する時間を作りましょう。これは非常に重要なことです。毎日歩いたり、帰宅後、特に背中を集中的にストレッチしましょう。
  • 過度な負担を感じたら、躊躇せずに専門家の助けを求めましょう。医師の元に行くのは、介護される人のためだけではありません。あなたも重要なのです。あなたが健康を害してしまったら、すべてに影響します。負担がかかり過ぎた時は、助けを求めましょう。それが不可欠なのです。