女性が知っておくべき大腸がんのすべて

5月 12, 2017
早期発見によって、90%もリスクを下げることが出来る大腸がん。だからこそ、どのような症状が出るかを良く知って、早く病気に気が付くことが一番の基本です。

WHO(世界保健機関)によると、全人口の10~15%がかかるとされ、肺がんに続いて発生率の高いのが大腸がんそして気になるのが、肺がん、大腸がん共に女性の発症率が高くなってきている、ということです。ただし慌てず、性別だけが病気の発生要因ではない、ということを覚えておくことも大切。

ここでは大腸がんについて役に立つ情報を掲載していきます。

女性の大腸がん

大腸がんは主に50歳以上の人に多い病気。しかし、若い人のがん発症例も10%を占めます。実際、20歳過ぎの若さで大腸がんを患う人も。

これまで男性に多かったのが、女性の大腸がん発症数が上がっているという医師の懸念の声がここ数年強まっています。はっきりとした原因は明らかでないものの、喫煙や生活習慣といった要因が考えられます。

ただし、大腸がんのはっきりとした原因自体が未だ不明で、若くて健康的な生活を送っている人が大腸がんになることもある、という事実も覚えておきたいことの一つ。

大腸がんって何?

大腸がんは、大腸や直腸にできるがん。その発生の仕方は大体似ていて、腸内粘膜に小さなポリープができるというもの。

特に症状もなくポリープの状態が何年も続くこともあるものの、最終的にこれががん細胞へと変化するリスクがあり、そうなると血便といった症状が現れていきます。

このポリープには2つの種類が。

  • 腺腫(がん細胞へ変化する可能性あり)
  • 炎症性ポリープ、過形成性ポリープ:一般的にみられるポリープで、がん細胞になりにくい

女性の大腸がんの症状

大腸がんの症状は男性も女性も同じ。唯一の違いは、女性の方が大腸がんの症状を見逃したり、他の病気と混同する可能性が高いということ。

  • 便秘と下痢を繰り返す:このような症状は女性に一般的にみられるため、発見が遅れがちに。
  • 疲労感:これも女性に多く見られる症状。
  • お腹が張る、胃が重たい、消化が遅いなど。
  • 大腸がんができると繰り返し見られるようになるのが血便。さらに便が細くなるような場合は、からなず医者に行くべきサイン。
  • 気をつけたいのは、血便がはっきり目に見えないこともあること。ただし、貧血を起こすことで気が付くことも。パッと見は大したことでないように思える症状でも、実はもっと深刻な病気のサインかも…。

上に挙げた症状は、大腸がん以外の病気の症状である可能性もあります。大腸炎、食物アレルギー、潰瘍、胆嚢の異常など、いずれにせよ医師の診察を受けて疑問を解くのが一番。

カギは早期発見

大腸がんは今や男女共にリスクの高い病気。だから、早期発見のためのシステムを医療機関がしっかりと定めることが必要です。理想は、女性が産婦人科を定期的に受診するように、簡単な大腸がん検査が受けられることで、特に気をつけなければならないのが次のような場合。

  • 50歳以上の女性
  • 血便が出たり胃の痛みが続く場合
  • 大腸がんの家計である場合

検査方法は血便の中に見られる血液の簡単な検体検査、また大腸内視鏡検査の二つ。内視鏡検査は不快に思われがちなものの、がん発見には欠かせないものです。

スペインのサナトリオ・コバドンガ病院の消化器科医、アントニオ・リナレス医師は、早期発見で90%の大腸がんは完治すると言います。その理由はいたってシンプル;

悪性腫瘍に変化する前に現れるのがポリープ(良性腫瘍)。しかし、初期段階では両性のポリープも、ほっておけば悪性化することに。だからこそ、予防のための診察、正しい医療技術と対応ができれば、大腸がんの危険を大幅に下げることが可能なのです。

これを踏まえて、常に早めの診療を。

 

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