人生の出来事は必然か偶然か?

予期しない出来事や、運命の流れに逆らうような出来事を自分で引き寄せていませんか?
人生の出来事は必然か偶然か?
Abel Verdejo

によって書かれ、確認されています。 理学療法士 Abel Verdejo.

最後の更新: 06 10月, 2018

人生で必然的に起こる出来事は、あなたが努力をして獲得した成果です。

長い時間を費やし、目標を達成するために努力した結果、運命があなたに微笑み、思い描いていた夢に到達したのです。

その一方で、タイミングや状況が合わなかったり、幸運の女神が微笑まず、夢を掴めないこともあります。

人生において、すべての出来事が自分の計画通りに進むこともあれば、何も計画通りに進まないと感じる時もあります。

夢を掴むときと夢を逃すとき、そのバランスはどうなっているのでしょうか?

「目標に向かって前進できていない」

「チャンスがつかめない」

「運命に見捨てられた」

自分の人生に期待するあまり、こう考えてしまう瞬間がやってきます。目標達成に行き詰まった時こそ、自分の人生を別の視点からを見ることが大切です。

ただしすべてを「運命」のせいにせず、自分の人生に責任を持ちましょう。欲しい物は自分の力で探し求めて、手に入れてください。

人生の中で運命や幸運を感じる出来事や瞬間があります。それは、あなた自身やあなたの態度が導いた進むべき道なのです。

「起こる理由」がある出来事

「あなたはラッキーね」

「色々物事がうまく進んでいて、本当についているわね」

「あなたは運がいいのね」

同僚、近所の人々、または友達からこう言われたことはありませんか?

「幸運」なわけでも「ついている」わけでもなく、あなたの日々のがんばりとその努力が実り、すばらしい結果に繋がったのです。

自分の努力が実を結んだ出来事のように「なぜ」それが起きたのか自分でわかる場面は、人生の中で数多く登場します。

風と木の絵

幸運と不運

幸運と不運は存在すると思いますか?

わずかな確率ですが、自分の希望とかけ離れた、制御不可能な出来事が起こることがあります。

交通事故などの不慮の事故や病気への感染などもその一つです。また、自分の周りにいる人の反応や彼らの望みを「コントロール」することはできません。

  • 幸運と不運は本当にわずかな確率で起こります。わたしたちはそれを理解して受け入れなくてはいけません。ただし、繰り返しになりますが、その確率はわずかです。つまり、それ以外のことは自分の力でコントロールできます。
  • 自分の意思で選択しコントロールできる出来事がたくさんあると気づいていない人がたくさんいます。
  • 心理学者達は、行動や評価の原因を自己や他人のどこに求めるかという心理学の概念を「統制の所在(またはローカス・オブ・コントロール)」と呼びます。この統制の所在と言う概念には「外的統制と内的統制」があります。
  • 物事がうまくいかない時や失敗した時、誰の助けも得られないように感じます。自分に非があるのではなく外的な要因に統制されていると感じてしまいます。しかし考え方は正しいとは言えません。自分の人生に責任を持ち、内的統制をどのように発達させながらコントロールしていくかを学びましょう。

自分の過ちから学ぶことは大切です。

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「今後、自分には素晴らしい出来事が起こるし、自分はそれにふさわしい人間だ」と考えられるようになります。

女性と花の絵

「理由なく」起こる出来事

誰もが幸せを追い求めますが、幸せが手に入らないとしたらあなたはどうしますか?

私たちの目には見えない、マイナスの力が働いて私たちを幸せから遠ざけようとしていたら?

私たちが自分でコントロールできる、不幸を呼び寄せるような要因は明らかです。これらの要因をコントロールして、自分の力で幸せを摑みましょう。

何かが「起こらない」とき、そこには必ず理由があります。その理由と問題を理解し、直面することで、「起こらない」出来事を良い状況へと自分の力で変換させます。

恐怖心

恐怖心は間違いなく不幸を呼び寄せる原因の一つです。新しいチャンスが巡ってくる時に、恐怖心からそのタイミングを逃すことがあります。

  • 恐怖心は、あなたから責任感という羽をもぎとります。自分の人生には自分で責任を持つべきなのに、恐怖感から他人を頼るようになります。その結果、思わぬ不幸を呼び寄せ、最終的に幸せを逃すことにもなりかねません。

 

優柔不断

人生のある瞬間に、思いもよらず優柔不断になった経験はありませんか?

優柔不断とは、何かを怖がっている時に起きる態度であり、新しいことが始まるのを妨げる悪習慣です。

また優柔不断な性格の人は、自分の人生を窓の外で上映されている映画のように感じることもありますが、こうなってしまうと、自分の人生を他人事のように感じてしまい、人生の主役にはなれません。

「自分の人生には、これまでに何もいいことが起きなかったし、これからも起きないだろう。自分の人生は何も変わらない」と感じる瞬間こそ、自分から 「何かを起こす」時期が来たサインです。

女性と蝶々の絵

長い間待ちすぎることの危険性

待ち時間が長くなりすぎると、夢や希望を失います

あなたが乗るはずの電車が、気づかないうちのあなたの前を通り過ぎてしまうと、自分の最終目的地はどこなのか?自分はどこを目指しているのかわからなくなります。

幸せは、日の出のように待っていれば起きる自然現象ではありません。自分の手で作り出し、時間をかけて自分に合う形にしていくのが幸せなのです。

夢や幸せが自分の手の中にやってくるのをただ待つのではなく、夢や幸せを自分で掴むための大切な一歩を踏み出しましょう。

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恐怖心を打ち消し、不安な気持ちを口にするのはやめましょう。また、目標や夢、そしてそれに向けた努力を理解せずに邪魔する人達とは距離を置きましょう。

健康というのは、目標や夢に向かって常に前進し、居心地のいい場所から飛び出して、人生に挑戦することです。

さあ、夢を掴む準備はできましたか?


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  • Domínguez V. El miedo en Aristóteles. Psicothema. 2003.
  • Hui C-CH. Locus of control. Int J Intercult Relations. 1982.
  • Visdómine-Lozano JC, Luciano C. Locus de control y autorregulación conductual: Revisiones conceptual y experimental. International Journal of Clinical and Health Psychology. 2006.

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