自分に嘘をつく5つのパターン
自己批判の精神を身につけることは、重要なことでしょう。なぜならそうして初めて、私たちは、学び、また成長することが出来るからです。
あなたは、自分自身に嘘をついていると気づいたことがありますか?
私たちは、自分が思っている以上に、自分に嘘をついているものです。本記事では、あなたにも、ご自身の態度により気づけるようになるように、人間が自分に嘘をついているいくつかのパターンをご紹介していきましょう。
1.必要と愛を混同している
これは、あなたが自分自身に嘘をつくもっとも身近なパターンであり、必要と愛の混同、それ以上でもそれ以下でもありません。
時として、あなたは、実際には、愛以外のものを感じているのに、愛を感じていると思い込んでいる時があるかもしれません。
もし愛でないなら、それはいったい何なのでしょうか? 孤独への恐れ、感情的な依存、人生を分かち合うパートナーを生涯見つけられないのではないかという不安・・・。
このようにして、「愛」は、嫉妬、所有欲、怒り、コントロールといったものに、染まっていくのです。でも、実際にあなたが感じているのは、愛ではありません。あなたは、自分に嘘をついているのです。あなたは誰かに傍にいてもらいたい、でも、あなたはその人を愛しているわけではないのです。
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2.他者を非難し、批判する
あなたは、他者を非難し、批判していることに気づいたことがありますか?
他者の事で、あなたが耐えられないことはなんでしょうか?もしそれが、あなたを追いつめるなら、「鏡を見る」ことが重要です。
- もし、あなたが誰かの「自由な」行動を批判するなら、それは、あなたが自分自身を性的に抑圧していることの表れかもしれません。あなたは、自分が楽しむことを許さず、社会が正しいと指示することに従って生きているかもしれません。そこであなたの内なる自己は、自由に人生を生きたいと助けを求めているのです。
- もしあなたが、パートナーが家の中で喫煙することについて相手を責めているのに、数えきれないほどその行為を見過ごしているとするなら、あなたは、相手を非難することによって、自分自身に嘘をついています。最初から、喫煙についてあなたがどのように思っているかを表現しない事は、すべてあなたに責任があるのです。
3. 出来ないからやらない、それとも、やりたくないからやらない?
時として、あなたは、自分がこのような表現をしているのに気付きませんか? 「もし、出来たら助けてあげられるんだけど」「こんなにたくさんの出費が無ければ、寄付をしているんだけど」等々。
こうした考えは全て、あなたが出来ない事を正当化しようとする試みですが、実際には、あなたはやりたくないのです。
あなたは、道端でお金を乞いている誰かを見て、その人に恵んであげるのに充分なお金が無いと自分に言い聞かせる時、自分自身に嘘をついているのです。あなたは、雨風をしのげる家があり、クルマがあり、仕事があります。多くを稼いではいないかもしれませんが、実際には、あなたは必要なものを全て持っているのです。
少しの間、考えてみてください。あなたには、お金が全然ありませんか? あるいは、おそらくなにかをしたくないために、自分に嘘をついていませんか?
正直でいることは、時として、あなたをあたかも「悪人」にしてしまうかもしれませんが、それでもあなたは自分自身に嘘をつく必要は無いのです。
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4.自分にとって意味のある理論を支持する
理論をもてあそぶのは、何ら根拠のない考えを支持するために、あなたが自分自身に嘘をつくパターンのひとつです。
例えば、あなたは、ホモセクシャルなカップルは、子供を作ることが出来ないために不自然だと結論づけるかもしれませんが、子供を作らないと決めた異性同士のカップルにも、この不自然さが存在すると言って、あなたの理論に反論することも可能なわけです。
この矛盾に直面しても、自己欺瞞に確信を持っているなら、あなたは、異性カップルには選択肢があっても、同性カップルには選択肢がないと自分を正当化するかもしれません。生殖活動の法則に適合しないため、この種の関係は、不自然だと結論づけるわけです。
このケースでは、偽の理論によってあなたは、自分自身に嘘をついているのです。
5.自分にとって興味がないテーマについては話さない
あなたが自分に嘘をつく別のパターンは、会話のトピックが自分にとって関心がない時です。そんな時は、あなたは、こんなフレーズを言うかもしれません。「その話は終わりにしようよ。」「別の話題に移ろうよ」
こうすることによって、あなたは自分が闘うことが出来ないもの、発見出来たかもしれないものを避けることになるのです。
私たちは皆、何らかの形で多くの状況で自分を偽っているものですが、たいていはそれに気づきもしません。従って、自己批判をする術を身につけることが重要です。なぜなら、そうして初めて、私たちは、向上することが出来るからです。
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