放置してはいけない6つの虫垂炎のサイン

虫垂炎のサインを無視すると、症状はより複雑になり、あなたの命を危険にさらす可能性のある腹膜炎に繋がることがあります。
放置してはいけない6つの虫垂炎のサイン
José Gerardo Rosciano Paganelli

によってレビューと承認されています。 医者 José Gerardo Rosciano Paganelli.

によって書かれた Carolina Betancourth

最後の更新: 06 12月, 2022

虫垂炎について詳しく知っていますか?

神奈川県にある東戸塚記念病院のサイトによると、虫垂とは「大腸のはじまりの部分(盲腸と呼ばれます)より出た突起で紐状の臓器です。」と記載され、さらに「虫垂炎はここに細菌感染がおこることにより虫垂が腫れ炎症を起こすことにより腹痛や発熱などの症状をきたす病気です。さらに病状が進むと腹部全体に炎症がおよびいわゆる腹膜炎の状態になります。」と定義されています。

虫垂という器官は扁桃腺に似たような免疫システムに作用するリンパ球を持っており、虫垂炎はその器官が詰まったり、炎症を起こした際に起こります。これが血流に影響を及ぼし、その部分の圧力が高くなります。

この病気の初期状態はそれほど危険なものではありませんが、それを放置してしまうと症状が悪化し、時には命に関わるような、重度の虫垂炎は腹膜炎を引き起こす可能性があります。

また他の病気と間違って診断されることも多くあるため、本記事では虫垂炎を発症してもしっかりと対処するための、虫垂炎の6つの主な症状や兆候をご紹介します。

1.腹部の炎症

腹部の炎症

腹部の炎症や腹部の膨張は、 不快な圧迫感や苦しさなどの特徴を持っています。

そして、この症状のほとんどが消化器官と関係しています。

2.右下腹部の痛み

虫垂炎の初期サインの一つに右下腹部に鋭い痛みを感じることがありますが、この場所は虫垂炎がある場所でもあります。

  • この痛みは次第に強くなっていきます。これは器官が詰まることで引き起こされる炎症や圧力と共に強くなるのです。
  • 断続的に起こることもありますが、病気が進行すると痛みは長く続きます。
  • くしゃみなど、急に体を動かすことで強い痛みを生むことがあります。
  • この痛みはへそから腰にかけて広がることもあります。

3.めまいと嘔吐

嘔吐

もしめまいと嘔吐などの症状が徐々に現れたら、他の虫垂炎の症状も疑ってください。

この症状の原因がいつも虫垂炎というではありませんが、その可能性をがあるということを留意してください。

特に以下のような症状を併発するのなら、十分な注意が必要になります。

  • 90%の患者が、下腹部に強い痛みを感じた後にめまいと嘔吐に見舞われました。
  • 虫垂炎が初期段階で治療されないとその感染が広がり始めます。この症状によって、めまいや嘔吐が頻繁に起こります。

4.食欲不振

食欲不振は、器官が詰まることで生まれる炎症の結果です。また、この詰まり自体が食欲不振を起こす原因でもあります。

このような反応は消化器官の機能に影響し、空腹を促すホルモンの分泌を妨害するのです。

  • その結果、患者は栄養不足による合併症を抱える傾向があります。
  • 食欲不振は危険な症状に見えませんが、早急に治療の措置を必要とする場合もあるので気をつけてください。

5.発熱

発熱

虫垂炎の炎症と圧迫感は、他の胃腸感染症に類似した症状を表す傾向があります。

その為、感染を起こした患者が腹部の痛みを発熱や寒気と一緒に起こすことがあるのです。

  • この症状を見落としてはいけません。これは一時的に治療することは出来ますが、炎症が悪化するにつれて再び出現することもあるのです。
  • 体温がそれほど高くなくても、その他の消化器の症状と併せて発熱を起こしている場合は、すぐに医師に相談してください。

こちらの記事もご参考に:胃腸炎について知るべきすべてのこと

6.便秘、または下痢

虫垂の詰まりが炎症反応を引き起こすことで、便秘、または下痢などの症状を患いやすくなります。

  • いつも通りの排便が出来なくなり、頻繁にトイレに行く、または便意をもよおさないことがあります。
  • この症状は、両方とも腹部の炎症やガスの蓄積と併発することがあります。

どのタイミングで医師に相談すべきか?

今回紹介した症状が見られた場合、出来るだけ早く医師に相談し、治療を受けましょう。

他の消化器官の病気を併発している場合や他の病気を発症している 場合もありますが、自分で判断せず、専門家に診断してもらうのが最も良い方法です。

医師は、痛みの原因を特定する為に、血液検査をはじめとする様々な診断方法を行うため、異変を感じたら必ず医師の診察を受けることが大切です。

引用サイト:東戸塚記念病院


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