橋本甲状腺炎について知っておくべき6つのこと

8月 24, 2017

1912年、日本人医師の橋本策が新しい免疫系疾患を発見しました。

彼の研究では、この疾患は甲状腺を攻撃することで引き起こされると言われています。

ここでは橋本病、別名橋本甲状腺炎についてご紹介します。

1.橋本甲状腺炎とは?

橋本氏は研究を通じて、免疫系が体組織を守るのではなく攻撃することがあるということを発見しました。

この病気の場合、身体は甲状腺を攻撃します。

するとすぐに、様々な体の機能に必要なホルモン生成量が著しく減少してしまいます。

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2.橋本甲状腺炎の原因

この病気の原因は全て解明されているわけではありませんが、多くの研究者が、ある事象がこの病気の発症に関連していると考えています。

次の4つのリスク要因を持つ場合、この病気に当てはまるか、またこのリスクが何なのか医師に相談してみてください。

遺伝子

まず初めに、この病気は橋本甲状腺炎あるいは似た疾患の例を持つ家系によく起こります。

重大な問題にならないよう、愛する人と話し検査を受けることが重要です。

ヨウ素過剰

さらに橋本氏の研究によると、体内のヨウ素が過剰な場合にもこの病気を引き起こす可能性があります。

たとえヨウ素の過剰摂取を避けているとしても、親族が疾患を持つ場合は特に注意が必要です。

原因不明のホルモンの変化

橋本病は甲状腺に影響を与えるので、ホルモンバランスが変化する可能性があります。

妊娠前に症状が現れることもありますが、一般的にはこの疾患を持つほとんどの女性は出産してから1年から5年の間に病気が見つかっています。

放射線被ばく

橋本病は放射線被ばくによる病気として最も知られるものの一つです。

これは広島や長崎の原爆、そしてチェルノブイリの事故の後に実施された研究で明らかになっています。

白血病やその他のがんで放射線治療を受けた患者も橋本病を発症する可能性があります。

3.橋本甲状腺炎の症状

症状は非常にゆっくりと表れるため、気づくのが難しいこともあります。

下記のような体の変化には注意してください:

  • ひどい疲れ、日常的あるいは継続的なめまい
  • 風邪をひきやすい
  • 慢性、あるいは突然の便秘
  • 顔の腫れ
  • いびき
  • 顔が青白い、乾燥肌
  • 腰や肩の筋肉の硬直
  • 下半身の弱り
  • 体液貯留による体重増加
  • 手、足、ひざの関節の硬直
  • 月経時の多量出血

4.橋本甲状腺炎の発見方法

橋本病は次の検査で発見することが出来ます:

  • T3 テスト: 脳下垂体と甲状腺ホルモンの問題を検出できるテスト
  • 甲状腺刺激ホルモン (TSH) テスト : TSHは他のホルモンを生成し血流に放出することで甲状腺を刺激するホルモンです。このテストはこの機能が止まっていないかチェックします。
  • フリー T4 テスト: このホルモンのバランスは非常に重要です。バルビツール酸塩によって下げ、経口避妊薬などで上げるといった治療が一般的に行われています。

5.この病気の影響は?

一般的に、橋本甲状腺炎の問題は自己免疫系の疾患であることにあります。ご紹介したとおり、この病気になると体が自身の組織や内臓を攻撃しているような状態になります。これは影響を受けた組織の本来の機能が失われてしまうことを意味します。

結果として、他の自己免疫系の疾患を引き起こす可能性があります:

  • タイプ1糖尿病
  • 全身性エリテマトーデス
  • 卵巣疾患
  • 心臓系疾患
  • リウマチ
  • 粘液水腫
  • 甲状腺腫
  • アディソン病

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5.橋本甲状腺炎の予防法

残念ながら、橋本病を完全に予防する方法はありません。しかし、リスクとなる要因を知り、症状に注意することは出来ます。

もし家系に橋本病患者がいたら、あるいは医師がリスクがあると診断したら、毎年検査を受けて何も問題ないことを確認する必要があります。

予防あるいはリスクを下げたいのであれば、適切なダイエットや運動、そして休息も含めた健康的な生活を送ることが非常に役立つでしょう。

しかし、医師にとっては明らかな症状があることを認識していることが重要です。医師にとって、早期に発見することは容易なのです。

検査は非常に正確です。早期の発見によって、この疾患の症状をコントロールしたり、合併症を防ぐことが出来ます。

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