肺がん患者が受ける化学療法の副作用を緩和する薬が発見

8月 30, 2017
がんが恐ろしい現実となっている人も多いでしょう。しかし、科学の力はこれまでになくがん克服に近づいてきています。今日の記事では、化学療法の副作用を癒す力があるかもしれない薬について見ていきましょう。

状況は依然より良くなっているといくら言われても、がんは恐ろしいものです。

実際のところ、がんに苦しんでいる人は、がん自体が治癒できないということよりも、その副作用の方がずっとひどいと言います。

医学界では、これまで化学療法による副作用を軽減する策を探してきました。

化学療法による副作用を軽減するというのは簡単なことではありません。特に肺がんの場合は難しいでしょう。しかし、とても大切な進歩がなされたのです。その進歩については以下でお話ししましょう。

まずは、化学療法を受けるということの結果について見ていきましょう。化学療法によって髪が抜ける、というのは聞いたことがあるでしょうが、それ以外にも以下のような副作用があります。

  • なんとなくの違和感、不調
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 鋭い痛み
  • 他の内臓へのダメージ

化学療法はとても強いものですので、他の健康な臓器に害を与える危険性もあるのです。

また、体内では細胞の戦いが繰り広げられているということを覚えておきましょう。

悪い細胞は生き残るために良い細胞を殺そうとします。そして、そのために全ての力を集中させます。したがって、攻撃を仕掛ける細胞を殺すということは、健康な組織をもリスクにさらすこととなるのです。

科学者たちはこの副作用を軽減する方法を探し求めています。その目的ははっきりとしています。がん患者、そしてがん生存者の生活の質を改善するためです。

 

免疫療法:肺がん患者が受ける化学療法の副作用を緩和する鍵

良い細胞、悪い細胞と説明しましたが、科学者によると、化学療法の副作用を軽減する一番の方法は、悪い細胞を殺そうとする代わりに、良い状態の細胞を強くすることだと考えました。これを免疫療法と呼びます。

しかし、免疫療法で見られた達成にも関わらず、肺がん患者に関しては望ましい結果はでませんでした。

この問題が指摘されるとすぐ、がん治療の後に肺がんがどのように再成長するのかを研究者たちは調べました

調査の結果、肺がんはターゲットに向かってやってくる薬を防ぐバリアを形成するということが分かったのです。

こうなると次の質問は明確です。「肺がんの化学療法の副作用を最小限に抑える薬はどうやって手にれるのか」です。

マドリード(スペイン)にあるドセ・デ・オクトゥーブレ病院の腫瘍学者チームは、どのようにこれを行うかというアウトラインを出すことに成功しました。

がんの治療はもはや一般的に免疫系をターゲットにするのではなく、PD1と呼ばれる特定のタンパク質にターゲットを置きます。

腫瘍内科医のギル・バゾ医師は、このタンパク質が他のタンパク質PD−L1と出会い、お互いに結合した時、がんはそれを敵だとは見なさず放っておくと説明しています。

これがどのようにペムブロリズマブという薬が働くかなのです。

しかし、全てのケースにこの薬が利用できるとは限りません。その効果はPD–L1の存在にかかっています。タンパク質の融合が行われる為には、その他のタンパク質との組み合わさった時、51%以上存在していないといけないのです。

薬で肺がんがコントロールできるかもしれない

がん治療の研究は日々進歩しています。かつて死に至る病気だと考えられていた梅毒、結核、喘息といった病気は、今日では治療法があり、一昔前とは全く状況が違います。がんは現在では、大変難しい病ですが、化学療法の副作用を軽減することに加え、悪性がんの一つをコントロールする最初のステップを踏み出すことが大切です。

肺がんはとても強いものです。肺がんは通常、多くの人がなかなかやめられない生活習慣に関連しています。

そのことも肺がんが治療しにくく、致死率の高いタイプのがんの一つだとされている理由です。

欧州委員会によってペムブロリズマブが認められたことによって、新たな旅が始まったのです。いつか私たち人間は勝利することができるでしょう。

威厳を失わずに生きるということは勝利です。

腫瘍学の医師、研究者たちはひきつづき次の段階を追求しています。彼らは誰よりも医学と科学を信じているのです。

科学者たちが諦めないからこそ、今日この地点まで到達できたのです。

”不可能”を可能に変える為に邁進する精神は素晴らしいものですね。

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