がんにまつわる8つの迷信

7月 22, 2017
がんはもちろんとても辛い病気。しかし、間違った知識や、長い間信じられてきた迷信もたくさんあります。

がんがどのようにして始まるとか、どのように広まっていくのかなど、様々な意見をあなたも聞いたことがあるのでは?  理にかなっているように思えても、そんな噂の多くが実は間違いで、特に古い理論に基づいた意見には注意が必要です。

ここでの大きな問題は、こういった間違った知識が不安感を必要以上に煽ってしまうこと。また、予防や対策の妨げにもなります。それを防ぐためにも、ここでがんにまつわる迷信をしっかりチェック。

がんにかかると死ぬ

がんだからと言って必ずしも死に至るとは限りません。実際は、生存率は70%以上。

がんと診断された時の進行具合や、患者の健康状態によって治癒率は変わります。また、腫瘍の種類や位置によっても左右されます。

ここでの「治癒」とは、がんが新たに見つかることなく長期間が経ったことを意味します。二度とがんが再発しない人もいれば、中には何年もたってまたがんが見つかる、といった場合も。

砂糖を摂るとがんが悪化する

これも間違い。がん細胞は普通の細胞よりもブドウ糖の消費量が多いとはいえ、砂糖をやめたからと言ってがんが良くなったり治ったりするという根拠はありません。

ただし、砂糖を摂りすぎると肥満へとつながるのは確か。肥満は、様々ながん発症の危険性を高めることが言われています。

砂糖なしの食事でがんが治りはしないものの、食事には常に気をつけて。

人工甘味料はがんを引き起こす

サッカリンを始めとした人工甘味料ががんの原因とならないことは、科学的に証明されています。人工甘味料が健康に良くない可能性はあっても、がんの原因とはなりません。

ただし砂糖同様、摂りすぎると肥満の原因になるのは事実。体のためにもより健康的なオプションを選びましょう。

がんは他人に移る

がんは人に移る感染症ではありません。人にがんが移る唯一の状況と言えば、第三者の内臓や組織を使った移植手術。ただし、ここでのリスクは極めて低いものです。

ただし、がんがHPV(ヒトパピローマウイルス)のようなウイルスやバクテリアに起因している場合、こういった菌が他人に移る可能性はあり。しかし、だからと言って必ずしもがんにかかる訳ではありません。

菌ががんを発症する可能性はあっても、絶対ではありません。

気持ちの問題

現在、私たちの精神面が、がんにかかる可能性やがんで死ぬ可能性を直接左右する、という科学的証拠は見つかっていません。しかし、がんにかかると精神面に影響するのは普通のこと。

前向きな性格の人は良い人間関係を築き、闘病中のサポートを周りからより得られる、という可能性はあります。また、運動や精神面のサポートが闘病を助けるのも確か。

携帯電話ががんの原因になる

携帯を子供に持たせないのは、携帯の電波が体に深刻な影響を及ぼすから、という母親をあなたも知っているかも。

これもまた、遺伝子の突然変異によってがんが起こることから推測された迷信。携帯から出る電波は周波数が低く、遺伝子に害を加えることはありません。

つまり携帯の使用とがんには関係性がなく、継続的な利用についても心配する必要はなし。

家族にがんの経歴があり、自分もがんになる可能性がある

がんが遺伝することは稀。がんは遺伝子の突然変異で起こるもので、がんの家系である人がいるのも事実ながら、絶対ではありません。それでも、がん予防に気を払って、自分もがんになってしまわないよう努力するのが理想です。

誰かが乳がんにかかった場合、何らかの遺伝的要因がその子孫(娘、孫など)に見られるとしても、実際に本人に影響する可能性は5%から10%だと言われます。

残りの90%は、加齢、たばこや放射線のような外的要因が引き起こす遺伝子の突然変異が原因。このような場合、自然発生がんとも呼ばれます。

ヘアカラーががんの可能性を高める

ヘアカラーの使用ががんの危険性を高めるという科学的証拠はなし。ただし、ヘアカラーやその他の化学製品に大量に接触する美容師は、膀胱がんにかかりやすいという研究もあります。

しかし、ひと月に何度もヘアカラーを使い続けるようなことがなければ、特に危険性もありません。

 

がんに関わる迷信はほかにもたくさんあるものの、特に一般的なのがここで紹介したもの。あなたも、もう一度見直してみて。

あなたへおすすめ