不安感の原因となる9つの習慣

きちんと整理できないことが、ストレスや不安感の引き金になることをご存知ですか? 何か予定があるときなど、前日までにすべてを準備しておけば、当日は穏やかな1日を過ごすことができるでしょう。
不安感の原因となる9つの習慣

最後の更新: 19 10月, 2018

毎日の生活の中で、心配事をいくつか抱えるのは普通のことです。特に大人になり責任のある仕事に就けば、心配事が増えるのは当然です。しかし、心配ばかりする癖がつき、それが習慣となると不安感や不安障害を引き起こします。

 

心配事と不安感やストレスの間には大きな違いがあります。

不安障害を発症している人は、常に恐怖心や不安感を抱えて生きているため、日常生活を送るのに支障が出ます。

心配ばかりすることが習慣になりそうになった時は、不安障害を引き起こさないためにも、毎日の生活習慣を変えることが大切なのです。

1. すべてをコントロールしようとする

不安の原因

「私がやらなくちゃこの仕事はうまくいかない」などと考えがちな人は、その思考回路を改める必要があります。

仕事、家族、パートナーとの関係など、人生の全てにおいて自分がすべてをコントロールしようとすると、精神状態に悪影響を及ぼすのです。

相手を信じて任せることで、周りの人のサポートによりすべてがうまく実行できます。周りの人の成長につながるだけではなく、自分が背負う負荷も軽減されてストレスが解消されるでしょう。

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2.他人を優先する

学校、職場、家庭、そしてパートナーとの関係において、すべての人を喜ばせたいと考えると、その考えに圧倒され疲れ果ててしまいます。

周りの人は幸せになるかもしれませんが、自分自身が不幸せになります。

自分より他人を優先するのはやめてください。これは自分勝手になれという意味ではなく、他人を助ける前に自分が必要とすることを優先させることが大切という意味です。

3. 睡眠不足

毎日の生活の中で、推奨されている睡眠時間をとることが大切です。

就寝時間を決め、時間が来たら電子機器の電源を切りベットや布団に行く習慣をつけてください。

4. カフェイン中毒

コーヒーには私たちの健康に高い効果を発揮する成分が多く含まれていますが、過剰に摂取すると有害な副作用をもたらします。

1日に4~6杯のコーヒーを飲む人はカフェイン依存症であり、最終的には、不安感、神経質、過敏症、そして不眠症を引き起こします。

5. 過剰な飲酒

飲酒と不安感

何か辛いことや悲しいことがあったときに、お酒を飲んで忘れようと考える人が多くいますが、実は飲酒がさらなるストレスや不安感の原因となります。

精神状態が安定していない人は、毎日の晩酌など、継続して飲酒を行わないようにしてください。またお酒を飲んで嫌なことを忘れようとして二日酔いになることで、状況が悪化したり、その状態をストレスだと感じることもあります。

6. 整理できない

整理ができていない無秩序な状態が、不安感やストレスの原因となります。行動のスケジュールを前日に立て、しっかりと準備を行うことで、当日は穏やかな心で1日を過ごすことができます。

毎日やるべきことの計画を立て、小さな目標をこなすことで、自分の目指すゴールへと到達できます。無理なゴールを立てて、それに圧倒させられないように気をつけてください。

7. 朝食を食べない

朝食を食べましょう

朝食は1日の食事の中でも最も大切な食事です。エネルギーを補給して1日を始められるような朝食をとることで、元気に1日を過ごすことができます。

朝食を抜くと、エネルギーが補給されず、うつ症状、ストレス、そして不安感などの症状を引き起こす原因となります。

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8. 座る時間が長いライフスタイル

運動不足は不安感をはじめとする精神状態の乱れを引き起こします。

運動を行ったり活発に動く毎日を送ることで、幸せホルモンと呼ばれるエンドルフィンが分泌されます。

座る時間が長いライフスタイルを送りがちな人は、心身の健康を促進するためにも、短時間の運動からはじめてください。

9. 精製された砂糖の過剰摂取

精製された砂糖と不安感

コーヒーと同様に、精製された砂糖を過剰に摂取すると心身の健康に悪影響を及ぼします。

精製された砂糖を摂取すると、私たちの気分を向上させるホルモンであるセロトニンの分泌が促進されます。しかし、その効果はすぐに終わるため、体が精製された砂糖をさらに欲しいと考えるようになります。

最終的に砂糖に依存する状態になり、高血圧や肥満といった健康上の問題を引き起こす結果となります。


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