乳房切除術の前に知っておくべきこと3選

12月 18, 2016
乳房切除術は痛みを伴う手術であり、合併症を引き起こすこともあります。手術後の乳房再建手術を含め、しっかりと理解を深めることが大切です。

乳がんを発症した時に、乳房切除術を行うことがあります。乳房切除には一部切除と全摘出があります。

乳房切除術は乳がん治療の最初の治療方法ではありませんが、乳がんの状態により乳房切除術しか命を救う方法がないケースもあります。

乳房切除術について記述したり、それに関する記事や書物を読むのは簡単ですが、実際に手術を経験する人にとってはとても困難な時間が待ち受けています。

人生に大きな変化をもたらすかもしれない乳房切除術を受ける前に、しっかりと理解を深める必要があります。

近年では、初期の乳がんと診断された段階で、今後の予防のために乳房を全摘出する人が増えています。

もちろんこれは間違った選択ではありませんし、自分の考えに従って治療方法を選択するのが最善の方法です。

ただし、家族に乳がん患者がいなかったり、乳がんのリスクが高まる遺伝子変種ではない場合は、乳房切除術を勧められないこともあります。

本記事では、乳房切除術を行う前に知るべきことを3つお話しします。

1.身体的な変化

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乳房切除の痛みは人それぞれで、痛みを強く感じる人もいます。

通常は回復までに約3ヶ月かかるといわれていますが、体型などにより、回復にそれ以上の時間を必要とする場合もあれば、一般的な回復時間よりも早く日常生活に戻る人もいます。

しかしどちらの場合も、回復期間中は誰かの助けが必要となります。少なくとも手術後2週間は、介助の手を必要とする大切な時期です。飲み物のボトルの蓋をあけたり髪の毛をとかすなどの簡単な動作ができないこともあります。

また回復期に、乳房切除術による痛みに苦しむ人もいれば、それほどの痛みを感じない人もいます。また、圧迫感を感じる人もいれば何も感じない人もたくさんいます。

回復時間や、回復期の症状や痛みは人それぞれです。様々なケースを想定して準備することが大切です。

2.乳房切除術が引き起こす合併症

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乳房切除術は「外科手術」です。乳房切除術が引き起こす合併症や健康への影響に関して、精神面への影響も含めてしっかりと準備する必要があります。

乳房切除術を簡単な手術だと考える女性もいれば、深刻に捉える女性もいます。

手術後は、手術の影響で呼吸が浅くなる場合もありますし、肺へのフィルター効果がなくなることで、細気管支炎を発症する可能性もあります。

このように、手術後は感染病のリスクが高まります。感染症や合併症、呼吸の問題や細気管支炎にも注意を払って過ごしてください。

また、手術中の麻酔、手術後の痛み止めや睡眠薬などにより、便秘になる場合があります。例えば、術後に5日ほど便通がなく、救急外来で一晩過ごしたケースもあります。

事前に、医師と話し合い、便秘にはどのように対処したらいいのかを聞いておきましょう。食物繊維が多く含まれた食事は便秘解消に効果的です。お試しください。

 

3.選択肢の一つとしての乳房再建手術

乳房切除後の乳房再建手術に関しては、それぞれの女性により意見が異なります。

新しい身体で幸せになりたいと乳房再建を選択する人もいれば、個人的な理由で再建手術を行わない人もいます。

美容面からも「ぜひ再建手術を」と切望する人もいれば、乳房切除前の乳房が大きく腰痛などに悩まされていたため、腰痛から解放された今、乳房を再建する必要ないと考える人もいます。

とても繊細な問題ですので、じっくりと考えて自分に合った選択を行ってください

 

乳房切除術を怖がらないで

乳房切除術は、命を守る手術であり簡単に考えるべき手術ではありません。

質問や悩んでいることは必ず医師に相談し、手術前にすべての疑問を解消してから手術に臨みましょう。

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