ビーチサンダルが招く足のトラブル

ビーチサンダルを履くことにはデメリットがあります。歩いている時に衝撃を受け止めるクッションがないために、脚に痛みが生まれることです。更には、足の怪我や虫刺されに対して脆弱になります。
ビーチサンダルが招く足のトラブル
Carlos Fabián Avila

によってレビューと承認されています。 医者 Carlos Fabián Avila.

によって書かれた Francisco María García

最後の更新: 15 11月, 2022

ビーチサンダルは世界中で様々な名前で呼ばれていますが、この履物が足に引き起こす問題は世界共通のものです。

古代より、こうしたタイプの履物は快適さや柔らかさ、通気性があることから長く使われてきました。また、日本やエジプト、ギリシャ、ローマなど東洋・西洋の文化に関わらず、履物として使われてきました。

現在、ブラジルのハバイアナが世界で最も有名な靴の一つとして知られています。その多彩なモデルやカラーで国際的に成功を収めた固くて軽量のEVAラバーのスリッパです。

ですが、ビーチサンダルは、生産国や履く人に関係なく、あまり健康的な履物とは言えないかもしれません。

ビーチサンダルを履き過ぎることで生まれる問題

1.衝撃を和らげるクッションの欠如

海辺で裸足

歩くと、衝撃が生まれます。この衝撃は足だけでなく、体全体に巡ります。

しかし、ビーチサンダルは歩く時に生まれる衝撃を和らげることができません。アスファルトのような固い表面を踏みしめる時は特にそうです。ゴムの靴底は足を守ったり、体重を支えるには不十分です。

更に、ビーチサンダルは形が真っ平なため、歩き方が悪くなってしまいます。ビーチサンダルを履いている人は、足を引きずって歩いているところをよく見かけます。つまるところ、こうした履物は足にくっつかず、足に安定感が生まれないのです。

その結果、脚や背中、腰の筋肉に進行性の痛みを引き起こす可能性があります。

2.足への保護がない

足の痛み

もう一つの問題は、ビーチサンダルを履いている時に足が晒されていることと関係があります。こうした履物の構造はとても単純で軽量なため、足への保護が軽微、あるいは皆無です。

そのため、怪我や火傷、虫刺されなどの様々な自然の要因に対して脆弱になります。ビーチサンダルは通常、夏に履くので、こうしたことが特に問題となります。

更に、ビーチやプール、クラブといった場所は公共の場所です。つまり、細菌と接触するリスクが非常に高いことになります。ビーチサンダルは足を覆うものがないので、あらゆる感染源に足を晒すことになります。

さらに、衝撃と過剰な露出によって足の末端の神経に影響を与えることになるかもしれません。そうなると、神経系や体温調節、健康全般に支障をきたしかねません。

3.真菌症などの皮膚病

足の指

一年で最も温かい季節である夏は、日光への過度な露出や湿気、地域によっては微生物などの細菌などのせいで病気のリスクが高まります。

またもう一つの問題は、その湿気と熱で繁殖するカビ類の菌です。カビ類がもたらす問題は暑い日が続くと倍増します

しかし、足に繁殖する菌類に関する問題においては、ビーチサンダルのせいであるとは必ずしも言い切れないと専門家たちの間でも意見が割れているようです。

ビーチサンダルは足に新鮮な空気をもたらし通気性が良いので、夏に履いた方が良いとする専門家もいます。そうした専門家によると、ビーチサンダルは足を乾燥した状態に保ち、土の中に生息する細菌との直による接触を防ぐことからを履くことは好ましいとしています。

一方で、水中や地中に生息する様々な細菌に足を晒すことになるため、ビーチサンダルはおすすめできないとする研究者もいます。こうした研究者は、日光への過度の露出によって皮膚がんのリスクが高まることも主張しています。

靴の主な目的が足の保護やサポートだということを踏まえると、ビーチサンダルはそうした目的は全くと言っていいほど果たせていないことになります。

足を清潔に保ち、適度なSPFがある日焼け止めを使用することで、足を過度なダメージから守るようにしましょう。

 


引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。


  • Symptom checker: Foot swelling or leg swelling. (n.d.). mayoclinic.org/symptom-checker/foot-swelling-or-leg-swelling-adult/related-factors/itt-20009075

このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。