扱いにくい人たちのタイプと対処法

今回ご紹介する「扱いにくい人」たちは、日常生活の様々な場面で問題を起こしがちです。そのため、扱いにくい人を認識する方法を学び、彼らへの見方を変えることが大切です。
扱いにくい人たちのタイプと対処法

最後の更新: 22 1月, 2019

人生のある地点で、自分たちが挫折したり怒りを覚えたりする原因となった「扱いにくい人」と出会ったことがあるでしょう。

これらの人々に出会ったらどのように対処したら良いのでしょうか?

まず大切なのが、扱いにくい人のタイプを理解することです。本記事では一般的なタイプをいくつかご紹介します。

避けるべき人のタイプ

職場や近所の人、または親戚など、扱いが難しいタイプの人でも避けることができない状況に陥ることがあります。

そうした場合も、避けるべき人なのだとしっかり認識して、できる限りの接触を避けるという予防策を打つことが可能です。

それでは扱いにくい人とはどのようなタイプの人なのでしょうか?

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敵対心がむき出しの同僚

敵対心のある同僚

職場で全員と仲良くするのは不可能ですが、毎日の仕事がより困難になるような扱いにくい人が存在します。

攻撃的で敵対心を持ち、批判に対して過剰に反応する同僚はいませんか?

自分が聞きたくないことを耳にすると、非常に攻撃的になったり、批判されたり評価をされると感情的になるのがこのタイプです。

このような人たちから不当な扱いを受けても、決して傷ついてはいけません。

相手のひどい言葉に耳を傾けないことが、被害を最小限に抑える秘訣です。

またこのタイプの人が周りにいる時には、常に冷静さを保ち、彼らの感情を批判せず、最初からしっかりとした線引きをすることが不可欠です。

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無力な被害者

被害者ぶる人

これは、常に悲しみの感情を抱えながら落ち込み、ネガティブな感情に支配されるタイプの人を指します。

世界中が自分の敵であり、自分が進むべき道は何もないと考えがちなタイプの人です。

感情的に相手を支配したり脅迫することで、自分の欲しいものを手に入れる傾向があるので注意が必要です。

自分がどれだけ不幸かについて話し出したり、涙を流したり、時には他人を責めるという方法で、他人の同情を買うなどがよくあるパターンです。

また相手に対して「あなたは何も悪くない」などということもあります。

常に文句を言う人

常に文句を言う人

無力な被害者との区別が難しいこともありますが、大きな違いは、悲しみの代わりに怒りを湧き上がらせると言う点です。

常に何かに不平不満を言い、すべての否定的な側面ばかりに目を向けます

このタイプの人はいいことを口にしないため、一緒にいても疲れるばかりです。しかしこのタイプの人と一緒になって何かに文句を言い始めると、辛い結末になるため、距離を置くことが大切です。

無関心な人々

無関心な人

自分の感情や意見を言わない何事にも無関心な人に対処するのは一見簡単なように見えますが、実はこのタイプの人も扱いにくい人に分類されます。

無関心な人は拒絶を恐れるあまり自分自身を守り続けるため、彼らが何を考えているのか全く理解できず、対処するのが悪夢のような結果となるケースもあります。

過度にいい人

過度にいい人

過度に親切で「良い」人は、私たちが何を言っても笑顔で同意し、何か素晴らしい言葉を口にします。

その反面、過度にいい人は他人から認められることにばかり集中するため、嘘の笑顔を作ったり、無理にポジティブな人間に見せようとします。

親からそのように育てられた可能性もありますが、誰かに対して正直に接したいと考えている時に、このタイプの人に出会うと偽の笑顔や態度にイライラさせられます。

絶望的に頑固な人

頑固な人

自分の考えを曲げるくらいなら死んだほうが良いと考えるほどの頑固な人は、非常に扱いにくいタイプの一つです。

頑固な人は、他人が言うことに決して耳を傾けませんが、これは他人の意見を聞くことに全く興味がないからです。

私たちの意見と頑固な人の意見が衝突した場合、こちらの意見が正しかったとしても、頑固な人は自分の意見を再考することなく自分の意見をこちらに押し付けようとします。

なんでも知っている人

なんでも知ってる人

すべてを知っているように振る舞う人の中には、学者タイプの本当に多くの物事を知っている知識が豊富な人と、単に自分を過剰に信じているだけの2つのタイプがあります。

どちらのタイプの人も扱いにくいと定義されるのは、このタイプの人と接すると自分が劣っている愚かな人間であるように感じるからです。

誰かが手伝ったほうが物事がスムーズに進む場合も、周りからの助けを受け入れることはありません。

また知識が豊富ではない「偽の専門家」の場合は嘘つきが多いため、どちらのタイプの物知りなのかを識別する必要があります。

強迫観念にとりつかれている人

世の中には多くの完璧主義者が存在しますが、それがどのような場面で発揮されるかによって、肯定的または否定的のどちらにもなる可能性があります。

強迫観念にとりつかれている人は、すべての物事に目を配っているためそれが頑固さに繋がることもあります。

また他人から見ると無駄に感じる物事の細部にまで時間を費やして完璧さを求めることがあります。

扱いが難しい人に対処する方法

扱いが難しい人

扱いが難しい人を避けられず対処しなくてはいけない場合は、可能な限り調和を保ちながら共存し、避けられない状況への戦略を立てる必要があります。

便利な対処法をご紹介します:

相手の話を聞く

聞くのが耐えられないこともありますが、できる限り相手の話を聞くことが大切です。

これは泣いたり落ち込んでいる人がいたら時間をかけて相手に接すると言う意味ではなく、相手の話に耳を傾けて理解することが大切です。

落ち着く

他人の感情に流されないようにしましょう。

目を閉じて呼吸を整え、必要ならば100まで数字を数えてください。

落ち着くことで、不必要な問題を避けることができます。

相手を批判しない

非常に扱いにくい相手に出会うと、どのように対応して良いのかわからないだけではなく、なぜそのような行動や振る舞いをするのかが全く理解できないことがあります。

親からの育てられ方、幼児期のトラウマ、過去の経験などが原因かもしれません。

相手との境界を設定する

相手とは適度な距離を保つことが最善の解決策であり、自分の心を玄関のマットのように相手に踏みにじられないようにする最も良い方法です。相手に接するときは丁寧に、そして敬意を払って接してください。

「お願いします」そして「ありがとうございます」と言う言葉を忘れないようにしてください。

 


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