共に生きることを学ぶ

あなたの大切な人たちも、時にあなたから離れていくことがあります。それを理解すると同時に、嫌な相手と上手くやっていくことを学ぶことも大切です。
共に生きることを学ぶ
Bernardo Peña

によってレビューと承認されています。 心理学者 Bernardo Peña.

によって書かれた Raquel Lemos Rodríguez

最後の更新: 17 12月, 2022

人生は電車でする旅のようなものです。それぞれの駅で停車するたびに知らない人が乗り込んだり、時として私たちの大切な人が電車から降りていくこともあります。

だからこそ、他の人と共に生きること、そして時に大切な人を失っても前に進むことを学ぶことが大切です。電車に乗り込んでくる人が嫌でも上手くやっていかなければならなかったり、周りの人が降りてしまっても自分の旅を続けなければならなかったりするものです。

難しいように感じられても、人生の中では必ずこういった状況に出くわします。だからこそ、不運を嘆くのではなく、こういった経験から学ぶ姿勢を持ってください。

どうやって他人と共に生きるか

他人と上手くやっていくのは時にとても複雑なものです。 価値観や考え方が違う、または単純にそりが合わないなど、理由も色々でしょう。しかし、そんな相手でも「我慢」して付き合うしかないような状況もよくあります。

我慢

家族や親戚、仕事場など、気が合わない人はどこにでもいます。このような人間関係は私たちに悪影響を与えがちですが、単純に避けたり無視するわけにもいきません。

だから、気が合わない人と上手くやっていく方法を学び、こういった状況が精神的ストレスとならないようにする必要があります。

それは、他人の良いところも悪いところも、ありのままに受け入れることを学ぶことなのです。

「嫌な人を受け入れる」と考えると、精神的に大変そうだと思う人も多いかもしれませんが、実際はそういう訳でもありません。特別な気持ち入れがない相手なら、軽い気持ちで受け入れる。そうすることで、より賢く精神的にバランスのとれた人になれます。

嫌な相手を常に避けていてはいけません。そのような状況に賢く向き合うことが時には必要です。人はそこから学び成長していくものです。

大切な人が側にいなくても前に進むには

嫌な人を「我慢」するだけが私たちが向き合う困難ではありません。より難しいのが、時に大切な人が側にいなくても生きていかなければならないことがあります

親、パートナー、友人…。誰もがいつか自分の乗っている電車から降りてしまう可能性があります。残った空席を見ながら前に進むのは簡単ではありません。しかし、必ず克服できることを忘れないでください

困難

大切な人が電車を降りてしまった時の苦しみは、精神的に依存している、または自分を愛することができない、といった精神面での問題を表していることが実はあるのです。

冷たいように感じられても、人は電車に乗ったらいつかは降りるものだと理解することが大切です。唯一降りることがないのはあなた自身です。

でも、どうして大切な人が電車から降りるとここまで辛いのか。それは、思いもよらない時に起こる、または自分でコントロールできない状況だからでしょう。それでも全てを自分のコントロール下に置きたいと思うのは、私たちがわがままだからです。

だからこそ、大切なのは現実を受け入れることです。もちろんそれは痛みを伴ったり辛いものでしょう。しかし、前に進むためにはその痛みを受け止める必要があります。なぜなら人生は問答なしに続いていくものだからです。

その人との良い思いでや経験を心に残して、自分の道を歩み続けてください。最終的には私たちは一人で歩いていくものだからです。

一人で歩いていく

嫌な人を我慢するのと大切な人と離れて生きていくこと、どちらが辛いかは人それぞれでしょうが、本当に幸せになるのを邪魔する壁や恐れを克服するためにも、こういった状況にしっかりと向き合うことが大切です。

どんな問題も、解決の糸口は現実を受け入れることです。人生をありのままに受け入れ、他人の良いところも悪いところも受け入れ、そして、私たちがコントロールできるのは自分自身の歩みだけだと受け入れることなのです。


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。