胆石があるってどうしたらわかるの?

胆石は、まちがった食習慣やコレステロールの過剰摂取などの結果としてできることがあり、多くの場合自覚症状がありません。
胆石があるってどうしたらわかるの?

最後の更新: 17 10月, 2018

胆石症(胆石が胆のうや胆管などにできる病気)は、時として自覚症状を伴わずに起こりますから、異常に気づくことなく、日常生活を送ってしまうことがあります。原因はまちがった食生活かもしれません。今回は、その症状と予防法をごいっしょに学んでゆきましょう。

 胆石症の症状

肝臓の痛み

胆石って何だろうと考えてみたことがありますか。胆石は固い小さな結晶で、胆のうがその最もベーシックな機能(胆汁を貯蓄し、必要に応じて十二指腸へと分泌して 脂肪の吸収を助ける )を実行するのを妨害します。胆石が体内に生成されるのは、胆汁の変化・感染症・胆のうの胆汁分泌機能のささいな支障などのほか、コレステロールの過剰摂取・まちがった食生活などが原因ではないかと考えられています。

最終的には胆石を取りのぞくために外科出術を受けなければならない人たちが大勢います。よくある問題ですから、できるだけ胆石の生成を防ぐよう努力すべきです。そのためにも、胆石症の主な症状を知っておく必要があります。医師たちによると、胆石を持つ患者の40%近くは、まったく自覚症状がないそうです。でも、もしあなたが残り60%のひとりだったときのために、次に挙げる症状を覚えておきましょう。

1. 痛み

痛みが突然起こり、数秒から数時間つづきます。痛みを感じる位置は、右上腹部か肩甲骨の間。これが最初に現れる症状で、胆石が動いており、胆のう管または胆管をつまらせ始めたことを意味します。

2. お腹が張る

ご心配なく。お腹が張るからといって、必ずしも胆石症とはかぎりません。でもお腹が張るときは、次の質問を考えてみてください。毎日お腹が張りますか。それは食事のすぐ後に起こるでしょうか。いちばんよいのは、あなたの症状を記録することです。いつもお腹が張るうえ、ここに記されている他の症状も体験なさっているのなら、胆石症の可能性を考慮すべきでしょう。

3. 胃腸の不具合

胆石症を患っている人は、大なり小なり消化器系の問題を抱えがち。これには、消化不良・ガス・げっぷ・腸の炎症・腹部けいれん・食後のむかつきなどのほか、脂っこい食物に対する耐性が低くなることが含まれます。脂っこい物を食べるとお腹がもたれたり、お腹をこわしたりするのは、胆石症の典型的な症状です。

4. 黄疸

黄疸で皮膚や白目の部分が黄色っぽくなることがあります。だれにでも起こるわけではありませんが、現れたときは注意が必要です。

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5. 便・尿の変化

覚えておいていただきたいのは、胆のうは、肝臓で生成した胆汁を貯蔵して濃縮するところだということ。ここから十二指腸に胆汁が分泌され、脂肪の消化吸収を助けます。胆のうに問題がある、例えば結石がつまって胆汁の分泌が妨げられている場合は、消化系と排出系全般に影響します。胆石症患者の便には、白っぽく、粘着性のある便がよく見られます。一方、尿は正常よりも濃い色になる場合があります。これらすべての要素を考慮しなくてはなりません。

胆のうを守るためのアドバイス

レモン&オリーブオイル療法

すでに胆石がある人は、急にヘルシーな食生活を始めても、胆石を取りのぞくことはできません。手術が必要かどうかは、必ずかかりつけのお医者様の判断に従いましょう。でも、もしどんな症状も現れていないのなら、胆石を防ぐために、以下のアドバイスに従うことをおすすめします。60%ぐらいの割合で効き目があります。

  • 夜寝る前と朝起きてすぐ、オリーブオイル大さじ1杯とレモン汁3滴をまぜたものを飲みましょう。この自然療法は、胆のうを守り、浄化するのに役立ちます。
  • ビーツとリンゴの生ジュース:この非常にヘルシーなジュースを夕食時に飲みましょう。青リンゴと中くらいの大きさのビーツを刻んだものを、水カップ1杯といっしょにミキサーで撹拌します。これを1週間に3回飲むと、胆のうだけでなく、全身の健康を守ってくれます。
  • ビール酵母:これをスムージーや生ジュースなどに加えて飲みましょう。イノシトールを豊富に含むため、胆のうと肝臓を守るのにすぐれた働きがあります。

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ここに挙げた症状が現れるようになったら、必ずかかりつけのお医者様に相談してください。いくつかの検査をして、胆石症であるかどうかを診断してもらいましょう。


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