祖父母にとっての孫は光

祖父母にとっての孫は光

最後の更新: 04 11月, 2018

すでに親として子供たちを教育し、生きてきた祖父母にとって、孫は光であり幸福そのもの。

孫は家族にとって光と希望をもたらす新しい世代です。祖父母にとって、その孫とのつながりは特別なものであり、お互いに欠かすことのできないものでしょう。孫が人としてより良く成長できるように感情を導き、様々な価値を教えてくれるのも祖父母かもしれません。

現代では、「おじいちゃん、おばあちゃん」と呼ばれている人の中には、実はとても活動的で、若々しい心を持っている人が多いのではないでしょうか。

祖父母世代は毎日を楽しんで生き、両親とはまた違った方法で孫の世話をすることができるのです。

祖父母は子供たちを教育する点において責任があるかどうかという研究も数々行われています。

社会においては、私たち大人は皆子供を教育する立場です。家族内においての祖父母の役割はとても興味深いものです。

では、詳しく見ていきましょう。

祖父母と孫:心理的な役割

孫

父親や母親は子育てをする上で責任があり、子供達に対しルールを作り、何が良くて何が良くないかを決定する立場にあります。したがって、祖父母とは話し合わないといけない点が出てくるでしょう。

  • 祖父母には様々な経験があり、また、祖父母となる前からずっと親として生きてきました。祖父母には自分達の決めたルールがあり、やり方があるのです。孫ができた今、もう厳しくしたくないでしょうし、決定権を持ちたくないと思うかもしれません。
  • 祖父母と孫は、言葉よりも深いところでコミュニケーションを取ることが多いでしょう。ちょっとした仕草などによる相互理解、微笑み、譲り合いなどに満ちたコミュニケーションです。そうしたコミュニケーションは、心理的に満たされた状態を作り出します。
  • 祖父母と孫が定期的に関わり合うことで、絶望感や悲しみに負けない強さを教わることができます。また、新たな責任感が得られ、父親や母親からは与えられない洞察力を学ぶことができます。

すべての祖父母が同じだとは思いませんし、常に良い関係を築くことができるとは限りません。私たちは歳をとると変化を嫌い、これまでと同じようなやり方を望む傾向にありますし、何か乗り越えられないことがあれば、どんどんネガティブになっていきやすいものです。

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祖父母と孫:永遠の絆

祖母と孫

祖父母から日々何かしらのサポートがあると、両親としては助かりますし、ホッとするでしょう。

祖父母が持つこの責任は何も新しいものではありません。何世代にも渡り、祖父母達は幼い子供達を世話し責任を分かち合ってきました。

祖父母の役割は、孫達の人生を豊かにするだけではなく、その親(自分の子供達)をサポートすることでもあるのです。これは自分の子供達との関係をも強くします。

  • 祖父母が孫に引き継ぐものは、単なる絆や感情以上のものです。価値観を知ること、過去の出来事、先祖のことなど世界や自分自身のルーツについて知ることができるのです。
  • また、祖父母が愛情、幸福、楽しみ、影響を与え続けることによって、子供たちは”利口”になります。そうやって子供たちは時間が過ぎることを恐れなくても良いということを学ぶのです。
  • 大変興味深いことに、祖父母は緊迫状態を和らげ、口論や納得できない気持ちを穏やかにするのです。
  • 子供たちを教育することは決して簡単なことではありません。親たちが進んできたのと同じように、複雑な年代もあるでしょう。今日の状況は昔とは変わってしまっていますが、基本的なことは変わっていません。子供たちは親の関与を避けたいと願い、注目されたいと感じ、間違いや失敗を犯します。しかし、そういった状況の中、祖父母は第三者としてアドバイスをすることができるのです。

孫とは光と幸福を祖父母にもたらします。これまでもずっとそうでした。大人になり、人生を変えるような出来事に直面し、子供たちはいつも新たな”責任”を得、希望を掴むのです。

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海を眺める人

祖父母は、もう親には戻りたくありません。祖父母が望むことは、義務感やプレッシャーを感じずに孫を可愛がり、楽しみ、感情を豊かに過ごすことなのです。

つまり、私たちはこれから先もずっと彼らの子供であり、祖父母の主体性や自分たちの時間を過ごす権利を尊重しなくてはいけないということです。

どうかそのことを覚えておきましょう。


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