ローズマリーで健康に

ローズマリーの葉やいくつかのハーブをオイルと混ぜることで、パンにもサラダにも合う美味しい調味料が出来ます。
ローズマリーで健康に
Renata Sylwia Kosierb Fernández

によって書かれ、確認されています。 栄養士 Renata Sylwia Kosierb Fernández.

最後の更新: 22 12月, 2018

ローズマリーは、消化促進、血流改善、抗酸化作用、そしてエネルギー供給等、様々な効果をもたらす完璧なハーブです。この記事では、ローズマリーの様々な効果と、その使い方における効能の違いについて説明します。お茶やエッセンシャルオイル、ローズマリーハニーや料理のスパイスにといった使い方の他に、まだまだ多くの利用方法があります。

 

ローズマリーの特性

ローズマリーは、以下のような効能をもたらします。

  • 血行促進
  • 強力な抗酸化作用
  • 消化を促進し、お腹の張りやガスの充満、胃酸過多等を和らげます
  • 生理痛や、それに伴う頭痛や水毒(水分の循環が滞り、むくみや肌荒れ、生理痛を引き起こすこと)を和らげます
  • 肝臓や胆嚢の機能を改善し、黄疸の治療に大きな効果をもたらします
  • 鉄分含有量が多いので、貧血を改善します
  • コレステロール値の低下を促進します
  • アルツハイマー等の変性疾患の進行を遅らせます
  • 食中毒の緩和に繋がります
ローズマリーの効果

ローズマリーティー

ローズマリーをお茶にして飲むことは、ローズマリーの効能を引き出す最も簡単で安値な方法の一つです。消化を促進するために、ローズマリーティーは食後に飲むのが一番とされています。
ローズマリーティーの作り方

  • 200mlの水を用意し、ティースプーン一杯分の乾燥したローズマリーの葉を入れ、3分間沸騰させます
  • 火を止め蓋をした状態で、5分置きます
  • お茶を濾して出来上がり

こちらもお読みください:ローズマリーの効能と使い方

ローズマリーアルコール

ローズマリーアルコールは古代から用いられ、筋痙攣や体の硬直の原因となる炎症を和らげるマッサージで使用されてきました。全身の血行を促進することで、静脈瘤やセルライト(皮下脂肪が固まり皮膚表面がでこぼこになる状態)、けだるさ等を改善します。
ローズマリーアルコールの作り方

  • 密閉できる蓋がついたガラス容器を用意します
  • ローズマリーの茎(できれば切ったばかりの新鮮なもの)で満たします。花が咲いている時期に行うのがベストです
  • アルコール度数90%の消毒用アルコールで容器を満たします(薬局で購入可能です)
  • 蓋を閉め、15日間冷暗所で保存します
  • 1日1回軽く振ります
  • 15日経ったら、液体を濾し、遮光の色がついたガラス容器に入れ、密閉して出来上がり。冷暗所で保存します
ローズマリーアルコール

毛髪用のローズマリーエッセンシャルオイル

エッセンシャルオイルは、ローズマリーを常用する上で最も経済的な方法です。ローズマリーオイルは頭皮の血行を促進することで抜け毛を予防するので、髪にとても良い効果をもたらします。

使い方は簡単で、数滴をシャンプーに滴らし、いつも通り髪を洗うだけです。

また、ココナッツオイルに数滴のローズマリーオイルを混ぜて、頭皮マッサージに用いるのも良いでしょう。30分程頭皮に浸し、通常通り洗い流します。

ローズマリーハニー

ローズマリーハニーは、蜂がローズマリーの花から蜜をとることで作られます。精製されていない生の蜂蜜が最も摂取に適しており、こうした蜂蜜は濃厚な手触りと濁りのない透き通った色をしています。

ローズマリーハニーには薬効があり、以下のような効果を示します。

  • 粘液を浄化する
  • 消化を促進する
  • 体の様々な機能を活性化する
  • リウマチを和らげる
  • 神経の働きを調整する
  • 呼吸器系の疾患を和らげる
  • 免疫力を高める
  • 精神を落ち着かせる
ローズマリーハニー

お料理での使用法

ローズマリーは地中海料理でよく使われるハーブです。イタリア料理には完璧なアクセントとなり、パンやフォカッチャへの良い風味付けともなります。

 

常にローズマリーの風味を料理に加えたい場合は、ローズマリーの新鮮な枝をオリーブオイルに混ぜるという方法があります。ここにガーリックや他のハーブを加えても良いでしょう。

ローズマリーの枝を混ぜたオリーブオイルは密閉した容器に入れ、保存しておきましょう。時間が経つにつれ、ローズマリーの個性的な香りが楽しめます。

ローズマリーは元々強い香りです。そのため少量で使用するのが良いでしょう。


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