何かを学ぶとき、口ではなく目と心を開くことが大切です

「口は一つしかないが目は二つある。だから、言葉を発する前に2度見て状況を判断することができる」人間関係を築く上で心に留めておきたい言葉です。
何かを学ぶとき、口ではなく目と心を開くことが大切です

最後の更新: 12 11月, 2018

「目と心を開きなさい」というのは、目と心で物事を見る方が、口を開いて言葉を発するよりも理解が深まり、新しい発見があると言う意味です。

人間関係を築くとき、まずは相手の話を聞きながら相手を観察します。

相手にどのように対応するかを考えるとき、口はしっかりと閉じ、余計な言葉を口にしてはいけません。

現代社会で生きる私たちは、自分の考えや感情などについて深く考える機会が減っていますが、自分の心で深く考えることは、心の静寂さや感情を通じて、周りの状況や人々を理解できるだけでなく、人をむやみに判断することを避けられます。

ソーシャルネットワークなどのネットの世界では、次々と新しい噂が広まり、それに対応する時間さえ与えられないこともあります。

今回の記事では、物事を難しく考えず、深呼吸をし、目と心を開いて自分の周りを見る方法をご紹介します。

準備はいいですか?

目を開くと心が開く

スピードが重視される現代社会は、最新テクノロジーと「ハイパーコネクティヴィティー」と呼ばれる、常に何かと繋がってる社会をもたらしました。

その反面、コミュニケーションの質ではなく「瞬時に」つながることに重点を置く現代社会に疑問を持つ人達が、人生を考え直した時に心に響いたのが「目が開くと心が開く」という言葉だといわれています。

現代社会では、相手の目を見て会話をする人が少なくなっています

その代わりに、携帯電話やコンピューターの画面を見ている人ばかりが増えています。

ここからは、人間関係を築く時に私たちが考えるべき点についてお話しします。

こちらもお見逃しなく:幸せな人間関係を築く秘訣とは

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自分が話す前に相手の話を聞く

会話をしている時に、相手の話を聞いて返答はするものの、相手自身や会話の内容を理解しようとしない人がいます。このような人に出会ってイライラした経験がある方も多いでしょう。

  • 口を開く前−つまり自分の話を始める前に、自分の目と心を開き、相手の言葉に耳を傾ける共感的なコミュニケーションを行いましょう。
  • 心のこもったコミュニケーションにおいては、言語と言語以外のコミュニケーションの両方が重要視されます。

コミュニケーションでは、耳から言葉が伝わりますが、その間にも、私たちの目は、相手のジェスチャー、表情、そして顔に刻まれた様々な感情などに注意を払っています。

自分の目の前にいる相手と100%繋がり、リラックスした状態で会話やコミュニケーションを楽しむ時間は大切です。

常にスピードを求める毎日の中で、忙しさを理由にせず、質の高いコミュニケーションを目指しましょう。

目は心とのつながりを「深く考える」

目を使って見ることの大切さと心で深く考えることの必要性や重要性を認識することが大切です。

  • 集中して物事を見ると、その本質が見えてきます。噂の表面や上っ面だけの人を「目」で見ることで、それらには全く深みがないことがわかります。
  • 「見る」だけでは、外見と自己判断に惑わされがちです。心を開き、目の前にいる人と心のつながりを大切にしながらコミュニケーションをとりましょう。
  • 現実に目を向ける時、自分が有利になる点から物事を見る傾向があります。目と心をつなぎ、自分が大切にしていることや物事が起こる理由に目を向け、周りの状況や人々との卓越した絆を確立することが大切です。
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口は噂話を語り、目は真実を語る

「正直な目には字幕はいらない。なぜならその目に映るのは自己の精神的世界を反映したものだからだ」

もしあなたの目にこの「魔法」のような力があったら、ぜひその目をご活用ください。

相手を批判せずに相手の言葉に耳を傾けましょう。自己判断で物事を推測せず、心を開いて深く考えましょう

会話をしている相手を敬い、しっかりと理解するためにも、相手に寄り添う努力をしてください。

  • 目と心を使って情報を集め、自分の口から出る言葉を慎重に選んでください。言葉は誰かを傷つけるために使ってはいけません。正直であることは大切ですが、相手とのコミュニケーションを中断させてしまうような言葉はお勧めできません
  • あなたが話しかけても、目を見るのを避けるような人や、人と目を合わせられない人と出会ったら「なぜなのか」とその理由を考えてください。目を見ないのは、恥ずかしがっているのか、または相手との信頼関係が芽生えていないからかもしれません。会話をする時に相手の目を見ることは非常に大切ですので、しっかりとその理由を見極めましょう。。
  • 日常生活の中で、噂話をしてしまうことがあるかもしれません。しかし、噂話をしているときの私たちの口は「何も知らないことを話している」状態です。噂話は相手への敬意や、相手の感情を理解しようとする「感情的知性」に欠けた行為です。

自分への批判を耳にしたとき、腹を立ててはいけません。気にするだけ時間の無駄です。

あなたの噂話をしている人達は、目と心を閉じたまま、口だけを開いています。つまり彼らは、本当のあなたについて何も知らないのに批判をしています。あなたについて知らない人の口からの噂話や批判を真に受ける必要はありません。

あなたの人生はあなたのものです。

自分の考えに自信を持ち、目と心を開いて素敵な毎日を過ごしてくださいね。


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