生で食べた方が体に良い8つの食べ物

生で食べた方が体に良い8つの食べ物
Eliana Delgado Villanueva

によってレビューと承認されています。 栄養士 Eliana Delgado Villanueva.

によって書かれた Carolina Betancourth

最後の更新: 17 12月, 2022

昔から人類は、様々な調理方法を発見してきました。

加熱しないと食べられない食品を、できる限り栄養を保持しながら摂取するためには、オーブンで焼く、蒸す、グリルするといった方法が体に良い調理法だとされています。

しかし、調理せずに生で食べた方が多くの栄養を摂取できる食べ物があります。

調理すると美味しく、また食べやすくなるかもしれませんが、生の方がビタミンやミネラルの値が高いと証明されている食べ物があります。

それは、調理する際の熱や一緒に調理する他の食べ物などが、本来含まれている必須栄養素を壊してしまうことがあるからです。

今日は、生で食べた方が体に良い食べ物を8つご紹介しましょう。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

1. ビーツ

ビーツは必須栄養素と天然の糖分が豊富に含まれた野菜として知られています。

その他、ビーツには以下の栄養が豊富に含まれています。

  • ビタミン(A、B、C)
  • ミネラル(カリウム、マグネシウム、鉄)
  • 繊維

さらに、ビーツを定期的に食べることで免疫系や循環を始め身体的、精神的健康を維持する上で大切な部分がサポートされるのです。

ビーツを調理せず生で食べることをオススメする理由は、調理することでビーツの葉酸が25%少なくなってしまうからです。葉酸は脳に欠かすことのできない栄養素です。

2. ブロッコリー

ブロッコリーにはビタミンC、カルシウム、カリウムを始め他のどの野菜よりも豊富に栄養が含まれています。とても体に良い野菜なのです。

また、ブロッコリーには有意水準のスルフォラファンが含まれています。このスルフォラファンとは、がんや心臓の病気、自己免疫疾患にかかるリスクの低下と関連ある物質なのです。

Journal of Agricultural and Food Chemistryで発表された研究によると、ブロッコリーを生で食べる人は、この物質やビタミンミネラルをより簡単に体に吸収できるそうです。

3. タマネギ

タマネギはアリシンと呼ばれる活性物質が含まれています。

この物質は体に吸収されることによってがんを予防し、不安感に効果があり、心臓の健康を改善するとされています。

しかし、タマネギは調理してしまうとこの植物性栄養素の値が低くなり、体に吸収されにくくなってしまいます。

理想としては、タマネギはジュースやサラダにするなど生で食べることをオススメします。

4. パプリカ

パプリカには、1日に推奨されるビタミンCの摂取量の3倍ものビタミンCが含まれています

また、ビタミンB6、ビタミンE、マグネシウムも豊富に含みます。

短時間火を加えて調理してもその美味しさも栄養も変わりませんが、高温で調理するとパプリカのビタミンCやその他の栄養素は失われてしまいます。

5. ナッツ類

高カロリーな食べ物ではあるのですが、ナッツ類には健康的な脂肪、タンパク質、抗酸化物質が豊富に含まれています。

これらの栄養素は悪玉コレステロールの値を下げ、循環系のトラブルや心臓に関する疾患に働きかけます。

ナッツ類は生で食べるのが一番です。生で食べることによってビタミンやミネラルをより摂取することができるからです。さらに、遺伝子組み換えオイルは含みません。

ナッツ類の中でも特にオススメは以下です。

  • アーモンド
  • カシューナッツ
  • ヘーゼルナッツ
  • クルミ

6. ベリー類

ドライベリーをシリアルに加えたり、ナッツと一緒に食べるととてもヘルシーだとして近年人気が出てきました。特に朝食やちょっと小腹が空いた時のおやつに良いでしょう。

残念ながら、ドライベリーは新鮮なベリーほどの栄養価はありません。しかも、商品によっては糖分やカロリーがとても高いのです。生で食べるよりも3倍ほども高くなることもあるほどです。

ドライベリーは完全に乾燥しているため、生の状態なら含まれている水溶性のビタミンやミネラルを失ってしまっているのです。

7. ココナッツ

とても美味しいフルーツ、ココナッツは、焼き菓子やケーキなどに加えるよりも生で食べたほうがより栄養価が高いのです。

ココナッツオイルやココナッツウォーターでもおなじみのココナッツですが、ココナッツには心臓や脳の健康を促進する必須中鎖脂肪酸が含まれています。

調理、加工することで本来持つ栄養素の大部分を失い、体への効果も薄くなってしまいます。

8. ニンニク

様々な料理に使われるニンニクには、アリシンや抗酸化物質が豊富に含まれています。これは体にとってとても良い物質です。

ある研究によると、ニンニクを生で食べることで、肺がんのリスクを減らせることがわかっています。

しかし、調理してしまうと本来持つビタミンやミネラルの90%をも失ってしまうのです。

あなたは今日ご紹介した食べ物に火を加えて食べていましたか?

生で食べることがどれほど体に良いかわかりましたね。栄養を100%摂取できるよう、生で食べられる新しいレシピを探してみてください。


引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。


  • Fundación Española de la Nutrición. Broccoli Brassica oleracea var. cymosa.  fen.org.es/mercadoFen/pdfs/brecol.pdf
  • Garlic and cancer prevention. (2008, January 22). Retrieved from
    cancer.gov/about-cancer/causes-prevention/risk/diet/garlic-fact-sheet
  • Milner JA. Mechanisms by which garlic and allyl sulfur compounds suppress carcinogen bioactivation. Garlic and carcinogenesis. Advances in Experimental Medicine and Biology 2001; 492:69–81.
  • Piscitelli SC, Burstein AH, Welden N, Gallicano KD, Falloon J. The effect of garlic supplements on the pharmacokinetics of saquinavir. Clinical Infectious Diseases 2002; 34(2):234–238.

このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。