毎朝ガーリックティーを飲んで/健康に!

ガーリックティーをご存知でしょうか? その名の通り、ニンニクを使用した健康ドリンクです。 本ブログ内では空腹時にコップ一杯の水とニンニクを一緒に摂ることの利点を何度も紹介してきましたが、今回は古くから知られているニンニクを使用した特別な健康レシピを紹介します。
毎朝ガーリックティーを飲んで/健康に!

最後の更新: 06 11月, 2018

古代ギリシャにおいてガーリックティーはとても一般的な飲み物とであり、体力を補ったり、健康の増進を目的に使用され、同時に若さと活力を与えてくれることで知られていました。

ニンニクが疲労回復や滋養強壮に効果があるということは現代の私たちにもよく知られていますね。しかし、これだけニンニクが老化を防ぐ抗酸化作用や殺菌・解毒作用などの利点の宝庫であるにも関わらず、なぜ美味しく、健康にも良いガーリックティーがあまり試されていないのでしょうか?

こちらもお読みください『天然の抗生物質

ガーリックティーの驚異的な特性

にんにく

ニンニクを朝の空腹時に口にすることは、その後の匂いが気になってしまい、気が進まないとは思います。ニンニクの匂いの原因物質はアリシンというもので、既にお伝えした殺菌・解毒作用に一役買ってくれるでしょう。その殺菌力はコレラ菌にまで効果を発揮すると言われています。ニンニクを食べるとこのアリシンが更に分解され、その物質がいわゆる“ニンニク臭”となるようです。それでも、ガーリックティーを飲むことは利点があります。では、その利点とはいったい何なのでしょうか?

  • ガーリックティーを飲めば徐々に体重を減らすことに一役買うので、日常の食生活のプラスαとして取り入れると良いでしょう。ニンニクには体内の余分な脂肪を分解するのに役立つ優れた浄化作用があります。もうひとつ忘れてはならないのは、ニンニクを食べることで代謝率が上がることです。ガーリックティーを毎朝飲み、習慣化していけば、健康促進だけでなく、体形の維持にも効果があると考えられるでしょう。
  • ガーリックティーを続けて飲むことは、さらに心臓をケアすることにも繋がります。血液の循環を促進し、悪玉コレステロール値を下げる効果があるので、血液がサラサラになり、動脈硬化の予防効果が期待できるかもしれません。
  • ガーリックティーをカップ一杯飲むとどのくらいのビタミンを摂れると思いますか?答えは”沢山”です!ガーリックティーにはビタミンAビタミンB1B2、ビタミンCなどの優れた抗酸化物質が含まれており、視力改善や美肌効果、さらに老化防止に役立つかもしれません。
  • ご存知のようにニンニクには優れた天然の殺菌・解毒作用があります。ニンニクを食べれば免疫機能が向上し、風邪を引きにくくするだけでなく、他の病気も予防してくれるかもしれません。実際、古代ギリシャでは兵士たちが戦いの後にけがの治療・感染予防の為にガーリックティーを飲んでいたことが知られています。このようにガーリックティーがもたらした“奇跡”はその当時そこまで珍しいことではなかったようです。

ガーリックティーの作り方

ガーリック2

これからガーリックティーの作り方をご紹介します。この方法なら、ニンニクの匂いを気にせず、美味しく飲めるでしょう。

材料

  • ニンニク1かけ
  • 水(200ml)
  • おろしたショウガ少々 (3 g )
  • レモン果汁 (15 ml) ティースプーン1杯
  • ハチミツ (25 g )  ティースプーン1杯

作り方

  • 作り方は簡単です。最初にコップ一杯分のお湯を沸かします。お湯を沸かしている間にニンニク1かけをお好みで小さく切るか細かく刻んで下さい。細かくしておけば調理の際、ニンニクの特性を十分に活かせます。
  • お湯が沸き始めたら、おろしたショウガ(3g)と細かく切ったニンニクを加えます。材料を加えたら、15~20分置きます。15~20分経過したら、火を消し、もう10分ほど蒸らしておきましょう。
  • これで準備万端です。次は簡単です。ショウガ、ニンニクなどの入れた材料をこして、不純物が残らないようにします。そこにレモン果汁をティースプーン1杯加え、ハチミツで甘さをつけて味付けします。
  • これでニンニク臭を気にする必要はありません。ショウガとレモンを加えることで、ニンニク臭を消し、ガーリックティーの健康的な効果を実感できます。

いつ飲めば良いのでしょう?

ガーリックティー3

毎朝、起きてすぐに空腹の状態で飲んでください。ガーリックティーを飲めば、ニンニク1かけを口にしたのと変わりなく、更にショウガやレモンを合わせることで、より健康的な飲み物になります。とても簡単で抗酸化作用があり、ビタミンやミネラルも多く含んでいるので、毎日飲めば健康が促進されるかもしれません。

 

ただし、統合医療情報発信サイトによると、ニンニクは、アスピリンと同様に血液を薄める作用(血液を固まりにくくする)があります。この作用は、術中・術後において問題となる場合があります。手術や歯の治療の予定があったり、あるいは出血性疾患があったりする場合は、注意してニンニクを摂取してください、とのことです。


引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。


  • AA. VV. (2002). Diccionario integral de Plantas Medicinales. Madrid: RBA Libros.
  • Balch, P. A. (2000). Prescription for Nutritional Healing, 3ª ed. New York: Avery.
  • Salunkhe, D. K., and Kadam, S. S. (1998). Handbook of Vegetable Science and Technology. New York: Marcel Dekker.
  • Richard S. Rivlin, Historical Perspective on the Use of Garlic, The Journal of Nutrition, 131(3), 951S–954S, https://doi.org/10.1093/jn/131.3.951S
  • Ebrahimi, T., Behdad, B., Abbasi, M.A. et al. (2015). RETRACTED ARTICLE: High doses of garlic extract significantly attenuated the ratio of serum LDL to HDL level in rat-fed with hypercholesterolemia diet. Diagnostic Pathology, 10(74). https://doi.org/10.1186/s13000-015-0322-0
  • Majewski, M. (2014). Allium sativum: facts and myths regarding human health. Roczniki Państwowego Zakładu Higieny, 65(1),1-8. https://www.researchgate.net/publication/263431830_Allium_sativum_facts_and_myths_regarding_human_health
  • Garba, I., Umar, A. I., Abdulrahman, A. B., Tijjani, M. B., Aliyu, M., Zango, U. U. and Muhammad, A. (2014). Phytochemical and antibacterial properties of garlic extracts. Bayero Journal of Pure and Applied Sciences, 6(2), 45-48. http://dx.doi.org/10.4314/bajopas.v6i2.10
  • Guo, J. J., Kuo, C. M., Chuang, Y. C., Hong, J. W., Chou, R. L. and Chen, T. I. J. J. (2012). The effects of garlic-supplemented diets on antibacterial activity against Streptococcus iniae and on growth in orange-spotted grouper. Epinephelus coioides. Aquaculture, 364–365, 33-38. https://doi.org/10.1016/j.aquaculture.2012.07.023
  • Mozaffari Nejad, A. S., Shabani, S., Bayat, M., and Hosseini, S. E. (2014). Antibacterial Effect of Garlic Aqueous Extract on Staphylococcus aureus in Hamburger. Jundishapur journal of microbiology7(11), e13134. https://doi.org/10.5812/jjm.13134

このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。