肝斑やシミの自然療法

肝斑は、日光にさらされることによって顔にできるシミです。
肝斑やシミの自然療法

によって書かれた Yamila Papa Pintor

最後の更新: 26 5月, 2022

この記事では、肝斑やシミの特色、原因、自然療法についてご説明します。

肝斑の特色

皮膚の状態は、女性ホルモンのプロゲステロンエストロゲンのバランスが大きく関係しています。そのため、肝斑を発症する人の多くは妊婦、避妊薬を飲んでいる女性、更年期にホルモン補充療法を受けている女性なのです。肝斑は日光にさらされることで起こる疾患です。ですから熱帯気候の土地に住む女性に多くみられたり、夏によく発症するのです。その他の原因としては、大きなストレス、薬や化粧品の副作用、遺伝、甲状腺ホルモンの機能低下などがあります。

肝斑の症状は顔の皮膚の色が変わることだけですが、これは容姿に関わる問題なので、悩みの種になるものです。皮膚の色の変化は殆どの場合、どれも同じ様な茶色です。これらのシミは額、頬、鼻、上唇にできます。通常は左右対称に、どちらも同じ様にできます。

薬物療法には、軟膏(コウジ酸、アゼライン酸、ハイドロキノン、トレチノインを含有するもの)、ステロイドや化学薬品を局所的に塗って皮膚を剥離(ピーリング)するもの、重症な場合にはレーザー療法、肝斑の原因になるホルモン治療の中止などがあります。

妊婦1

適切な治療をすれば、通常肝斑は長くても数か月で治ります。ただ、再び妊娠したり、ホルモン治療を再開した場合、再発することがあります。医師によると、日焼け止めは肝斑を防ぐのに非常に有効であると同時に、皮膚がんやシワの予防にもなるそうです。

こちらの記事もお読みください:手作り日焼け止めの作り方

家庭でできるシミや肝斑の治療法

妊娠、避妊薬の使用、更年期の薬物治療などが原因で顔にできた茶色のシミを治すための自然療法は、家庭にある材料でもできます。肝斑は、肌に色をつける成分であるメラニンの生成が増大することによってできます。

錠剤

 

・バナナで作る自家製治療薬:バナナをすり潰してシミの上に乗せて15分間置きます。その後、ぬるま湯で洗い流しましょう。これを週4回行ってください。

・ナスで作る自家製治療薬:ナス1個を薄く切って果肉を取り出します。これで湿布を作って顔に貼ります。15分間置いたら水で洗い流しましょう。これを週3回行ってください。

・ブラックバルサム(ラトビアの薬用酒)で作る自家製治療薬:卵の白身1個分にブラックバルサムを4,5滴加えてよく泡立てます。これを1日に2回(朝と夜)シミに塗りましょう。

・過酸化水素水を使う家庭治療法:コットンボールを過酸化水素水に浸し、寝る前に顔にのせましょう。

・シミ取りパック:粉ミルク大さじ2杯、ハチミツ大さじ4杯、レモン汁大さじ2杯を合わせて、なめらかなペースト状になるまでよく混ぜます。それを顔に塗って20分間置きます。それを洗い流した後、天然ヨーグルトを塗って10分置きます。そして洗い流しましょう。

・玉ねぎと酢で作る自家製治療薬: 玉ねぎ1個を潰して少量の酢と混ぜます。これをシミに塗って15分間置きましょう。ただし、ヒリヒリしたり肌に違和感を感じたら直ちに洗い流して下さい。

妊婦2

肝斑のヒント

・遺伝的にシミや肝斑ができやすい体質の人は、さらなる予防策を講じる必要があります。海や山に行くときはもちろん、日常生活においても常に係数の高い日焼け止めを塗って日光から肌を守りましょう。また、避妊薬ホルモン補充療法は避けましょう。

テーブルの上の錠剤

・ホルモン治療を受けている時に肝斑治療を始めるには注意が必要です。具合が悪くなったり、薬が強く効きすぎては逆効果です。状況は悪化してしまいます。

・シミができるのは主に 20 歳代から 50 歳代の女性です。

・肝斑には決定的な治療法はありません。でもシミの色を薄くすることはできます。そうすれば次の妊娠も怖くありませんし、避妊薬もまた飲み始められます。毎日日光を浴びることもできるでしょう。

・シミの最大の問題は、容姿に関わるという点です。他に症状もなく、身体に害を及ぼす疾患ではないので、外見に関する問題が一番大きな悩みなのです。

治療をしなくても治るシミもあります。例えば産後に治るシミです。

・肝斑やシミの専門的治療があります。マイクロクリスタル・ピーリング(超微粒子の結晶を皮膚に吹き付けて表面の角質を取り除く方法)、ケミカルピーリング(薬を使って皮膚の角質を取り除く方法)、レーザー治療法などです。これらは重症な症例にのみ行われます。

・シミの治療に一番よい方法は、皮膚科専門医に行くことです。なぜなら、数週間のうちに改善できるのですから。

 


引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。


  • Rankin, K. P., Gorno-Tempini, M. L., Allison, S. C., Stanley, C. M., Glenn, S., Weiner, M. W., & Miller, B. L. (2006). Structural anatomy of empathy in neurodegenerative disease. Brain. https://doi.org/10.1093/brain/awl254
  • Rendon, M., Berneburg, M., Arellano, I., & Picardo, M. (2006). Treatment of melasma. Journal of the American Academy of Dermatology. https://doi.org/10.1016/j.jaad.2005.12.039
  • Gupta, A. K., Gover, M. D., Nouri, K., & Taylor, S. (2006). The treatment of melasma: A review of clinical trials. Journal of the American Academy of Dermatology. https://doi.org/10.1016/j.jaad.2006.02.009

このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。